8ミリ映画
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富士フイルムはカメラの出荷停止後も販売を継続していたが、2007年3月にフィルムの販売を、2008年9月に現像サービスをそれぞれ終了することを2006年4月25日に発表[5]した。映画関係者や文化人らが危機感を持ち「フィルム文化を存続させる会」が結成[6]し、大林宣彦監督らを発起人に約300人の賛同者が事業存続を求めて同社と協議し、設備の更新と修理、販売を数年延長した[7]

現在はサイレントフィルムのみが販売されているが、現像後に磁性体を塗布する「アフレコ仕上げ」が行われて、映写機などで後から録音が可能である。2008年ごろから機械の故障を理由に「アフレコ仕上げ」を中止したが2009年6月1日から再開した。

フィルム現像は2009年現在、日本国内では調布市のフジカラーサービス東京現像所と墨田区の有限会社レトロエンタープライズ「レトロ通販」で可能である。

富士フイルムは2009年6月に、フィルム販売と現像サービスの段階的終了予定を

2010年5月 FUJICHROME RT200N販売終了

2012年3月 FUJICHROME R25N販売

2013年9月 富士フイルムにおける現像サービス終了

と発表した[8]
機材

撮影および映写に必要な一般用機材は生産終了している。中古カメラを扱う店舗やオークションなどで中古品が入手可能、例外的にステレオスプライサー、スプライシングテープは販売が継続されている。

代表的な機材を記す。「※」は既に生産が終了している。

8ミリカメラ※ - 付属機器として、レリーズ電磁レリーズ、各種フィルタ、アングルファインダなどがある。

三脚

照明機材

エディタ(編集機)※

スプライサー※ - 8ミリフィルムを任意の箇所で切断、あるいは接着する機材。付属品としてスプライシング・テープがある。

映写機

スクリーン - 家庭用の8ミリでは白い壁、あるいはシーツなどで代用されることも多かった。

脚注^ Baumgarten, Martin W.. “8mm Film Gauges (archived page)”. Lavender.fortunecity.com. 2012年1月23日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2014年3月15日閲覧。
^KODAK スーパー8フィルム 製品情報
^ FUJIFILM シングル8
^FUJIFILM 8mmフィルム
^シングル-8用フィルム 販売および現像終了のお知らせ
^フィルム文化を存続させる会
^シングル-8用フィルム「FUJICHROME R25N」「FUJICHROME RT200N」販売および現像サービス終了延期のお知らせ 平成19年1月10日
^シングル-8用フィルム 「FUJICHROME R25N」「FUJICHROME RT200N」販売および現像終了のご案内 2009年6月2日[リンク切れ] ⇒「シングル-8用フィルム…販売および現像終了のご案内」 ( ⇒ニュースリリースポータル

関連項目

8ミリビデオ

外部リンク

ムエン通信
(総合情報、古い機材のマニュアルなど)

8ミリ映画制作マニュアルWIKI(8ミリ映画制作のガイドブック)


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