79年のヴェスヴィオ噴火
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「ベスビオ」はこの項目へ転送されています。群馬県周辺で食されるスパゲティ「ベスビオ」については「ペスカトーレ」をご覧ください。

ヴェスヴィオ
Vesuvio
Vesuvius
ポンペイの遺跡から望むヴェスヴィオ
標高1,281 m
所在地 イタリア カンパニア州ナポリ県
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度49分 東経14度26分 / 北緯40.817度 東経14.433度 / 40.817; 14.433
山系カンパーニア火山弧(英語版)
種類成層火山
最新噴火1944年
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}ヴェスヴィオ (イタリア)イタリアの地図を表示ヴェスヴィオ (カンパニア州)カンパニア州の地図を表示
OpenStreetMap
プロジェクト 山
テンプレートを表示
ヴェズヴィアナ鋼索線のステレオグラム

ヴェスヴィオ山(: Il monte Vesuvio)は、イタリアカンパニア州にある火山ナポリから東へ約9kmのナポリ湾岸にある。現在は噴火していないが監視体制が敷かれている[1]。日本ではベスビオ山、ベスビオス火山、ヴェスヴィオス火山とも呼ばれることがある。

狭義のヴェスヴィオ山は、ソンマ山(英語版)(1,132m)とよばれる外輪山が取り巻いた標高1281メートルの複合成層火山。英語からヴェスヴィアス、ラテン語からウェスウィウス、ヴェスヴィウスとも呼ばれる。イタリア語の発音をカタカナ表記すると「ヴェズーヴィオ」となる。ローマ人にとっては紀元前73年に剣闘士スパルタクスが仲間とともに立て籠もった山として記憶されていた[2]
歴史

ヴェスヴィオ火山は約3.9万年前に発生したカンピ・フレグレイのカンパニアン・イグニンブライト(英語版)後に活動を開始した。この火山体はソンマ山(英語版)と呼ばれる。現在山体北側に見られる外輪山はこの時代のもので、ソンマ・カルデラとも呼ばれる。約2.2万年前のバーザル軽石(英語版)を噴出したプリニー式噴火 (VEI-5)によってソンマ山体西側にカルデラが形成された。以後形成された火山体をヴェズヴィオ山という。その後、1.9万年前に準プリニー式・9700年前・4300年前にプリニー式のVEI-5の噴火が発生し、カルデラは更に拡大した。また、4300年前の噴火以降ブルカノ式噴火ストロンボリ式噴火の頻度が増加した。西暦79年のプリニー式噴火 (VEI-5)で、カルデラ内に現在の山頂にあたる中央火口丘が形成され、現在みられるヴェズヴィオ山の外観の凡そが完成した[3]

紀元前217年にも大規模な噴火を起こしている[2]。紀元62年2月5日に、「ポンペイ地震」と呼ばれる大地震があり、付近の町に大損害を与えた[4]。それ以後微地震が続いた[5]。皇帝ネロは復興に国を挙げて取り組み、純ローマ風の街(ポンペイ)として再建した[6]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:36 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef