6才のボクが、大人になるまで。
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

本作はアメリカ公開時に批評家・観客の双方から絶賛された[13][14][15]
あらすじ

両親が離婚している6才のメイソンJr.は、姉サマンサとともに、母親オリヴィアの故郷ヒューストンに引っ越すことになる。バンド活動にうつつを抜かす父親メイソン・シニアは、曲作りのためにアラスカ州に旅立ったものの、結局アメリカ本土に舞い戻り、定期的に子供達と会うようになる。

オリヴィアは職を得るために大学で心理学を学ぶが、そこで教授のウェルブロックと再婚し、教授の2人の連れ子と共に6人の生活が始まる。だがウェルブロックが酒を飲んで暴力をふるうのを見て、オリヴィアは子供2人と家を飛び出す。オリヴィアは大学の教職に就き、メイソン・シニアは恋人と再婚し、赤ん坊も生まれる。

メイソンJr.は思春期を通して、反抗期や失恋を経験し、やがて写真撮影に没頭するようになる。家を出て、大学の寮に入った日、メイソンJr.はルームメイトたちとビッグ・ベンドにハイキングに行く。
キャスト

※括弧内は日本語吹替
家族


メイソン・エヴァンス・ジュニア - エラー・コルトレーン
小林由美子/畠中祐): 本作の主人公

オリヴィア・エヴァンス - パトリシア・アークエット松本梨香): メイソンの母親

サマンサ・エヴァンス - ローレライ・リンクレイター(須藤祐実): メイソンの姉

メイソン・エヴァンス・シニア - イーサン・ホーク宮本充): メイソンの父親

キャサリン - リビー・ヴィラーリ: オリヴィアの母親

ビル・ウェルブロック - マルコ・ペレッラ(大塚芳忠): オリヴィアの二番目の夫

ミンディ・ウェルブロック - ジェイミー・ハワード: ビルの娘

ランディ・ウェルブロック - アンドリュー・ヴィジャレアル: ビルの息子

ジム - ブラッド・ホーキンス: オリヴィアの三番目の夫

アニー - ジェニー・トゥーリー: メイソン・シニアの後妻

アニーの父親 - リチャード・アンドリュー・ジョーンズ

アニーの母親 - カレン・ジョーンズ

スティーヴ・エヴァンス - ビル・ワイズ: メイソン・シニアの兄弟

家族を取り巻く人々


シェーナ - ゾーイ・グラハム: メイソンの彼女

ジミー - チャーリー・セクストン: メイソン・シニアの友人、ルームメイト

キャロル - バーバラ・チザム: オリヴィアの友人

アビー - キャシディ・ジョンソン: キャロルの娘

メイソンの上司 - リチャード・ロビショー

テッド - スティーヴン・チェスター・プリンス: オリヴィアの彼氏

ミスター・ターリントン - トム・マクテイグ: メイソンの写真の先生

サマンサの彼氏 - ウィル・ハリス

サマンサのルームメイト - アンドレア・チェン

ダルトン - マクシミリアン・マクナマラ: メイソンのルームメイト

バーブ - テイラー・ウィーヴァー: ダルトンの彼女

ニコル - ジェシー・メクラー: バーブのルームメイト

製作

2002年5月、監督・脚本を務めるリンクレイターが生まれ故郷のテキサス州オースティンでタイトル未定の映画を撮影すると発表した[8]。その時、リンクレイターは「子供が6歳から18歳になり、大学に進学して親元を離れるまでの12年間の親子関係を描き出したい。しかし、子供に起きる変化は多すぎて十分に語りつくせない。そこで、子供が経験するものすべてを盛り込むつもりで脚本を執筆した」と述べ[8]、毎年数週間ずつ撮影するつもりでキャストとスタッフを集めた。リンクレイターは当時7歳だったコルトレーンを本作の軸となる役であるメイソン・ジュニアに抜擢した[9][16]。コルトレーンは12年間にわたってメイソン・ジュニアを演じきった。

本作のキャストはカリフォルニア州のデ・ハヴィランド法(7年以上にわたる仕事の契約を結ぶのは違法とする法律)のために契約書にサインすることができなかった。そのため、リンクレイターは出演者の一人であるイーサン・ホークに本作の撮影期間中に自分が死んだなら、自分の代わりに作品を仕上げるよう言った[17]

12年間の撮影に加えて、本作の脚本は主演4人が役を演じる中で書き上げられた[18]。このため、リンクレイターはあるシーンの脚本を撮影前夜に書き終えたこともあったと述べている[18]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:103 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef