500m美術館(Sapporo Odori 500-m Underground Walkway Gallery)は、札幌市営地下鉄大通駅とバスセンター前駅を結ぶコンコースを利用してアート作品を展示する施設。「創造力を育む、直線空間。」をスローガンに札幌で活躍するアーティストを内外に発信している。 札幌市は、2006年度から「さっぽろアートステージ 地下鉄東西線、大通駅とバスセンター前駅の各エントランスには特殊加工した錆仕上げの鉄を仕様。 42インチのモニターを大通駅側に4面、バスセンター前駅側に2面を配置している。展示は強化ガラスで囲まれた横幅12メートルの展示空間が7つと、10区間に分かれた白のコンポジットパネル(平均横幅13メートル)で構成されている。また、通路の横幅は狭いため、通る人は必ず展示が目に入るようになっている。 札幌市中央区大通西1丁目?大通東2丁目(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅を結ぶ地下コンコース(地下2階相当)内) 札幌で活動している優れた芸術家(約50名)の作品を一堂に集め、 二期に分けて展示した。 札幌だけではなく日本で世界のアートシーンの将来を担う若手作家が、「日常」をテーマに絵画、彫刻、インスタレーション、映像、写真等の分野を展開した。 「Excessive!: エクセッシブ」とは、過剰、過多、超過といった意味を持ち、明らかに一線を越えた作品形態や並々ならぬ作家の姿勢を現わす表現の一要素である。現代美術がもつ多様性や自由さを可視化するとともに、同時代を生きる芸術家たちの力強い一面と出会える展覧会である。 無料でアート作品を観覧することができ芸術を身近なものにしている反面、問題も生じている。500m美術館は、市が約1億円を投じて改築・運営しているが、予算の関係上、半分以上の壁面はむき出しで監視員は常駐せず防犯カメラのみ設置の状態。また展示作品についても保険がかけられておらず、破損・盗難においては作家の責任という規約明記があり、防犯設備の不備が問題視されている[1][2]。実際に、インスタレーションの中に、紙パックのゴミが投げ入れられていたり、作品にタバコを押し付けた跡がつけられていたり[3]と作品のぞんざいな扱いが目立っており、設備や保険・補償の不備をはじめとする美術品の粗雑な扱いが増えていくと、これからの提供内容の劣化につながると懸念する声[4]もでている。
概要
施設
アクセス
沿革
2006年
11月 さっぽろアートステージの美術部門として誕生
2011年
11月3日 500m美術館常設化。同時にオープニング記念展[前期展] 開始
2012年
2月4日 オープニング記念展[後期展] 開始
5月12日 日常の冒険ー日本の若手作家たちー 開始
8月4日 Excessive! -過剰化する表現- 開始
過去の展示会
オープニング記念展[前期展][後期展]
日常の冒険ー日本の若手作家たちー
Excessive! -過剰化する表現-
問題
脚注[脚注の使い方]^ Takeshi Kurita Works Diary
^ ⇒やまもとのグレーゾーン 2012.8.6 より
^ ⇒西田卓司のブログ 2012.8.1 より
^ ⇒TwitLonger 栗健(Takeshi Kurita) 500m美術館主催者へ投稿した意見文より
外部リンク
⇒500m美術館(公式サイト)
札幌市役所
⇒さっぽろアートステージ 2012
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