3DO
[Wikipedia|▼Menu]
CPU : 32ビットRISCプロセッサ ARM60(12.5MHz)

メモリ : メイン2MB,VRAM 1MB,SRAM 32KB[バッテリーバックアップ(3DO REAL IIではCR2032を使用)]

バス速度 : 50MB/秒

DMA : 24ch

描画速度 : 6400万ピクセル/秒

解像度 : 640ドット×480ライン

カラー機能 : 最大1,670万色、32,000色同時発色

ポリゴン機能 : テクスチャマッピンググーローシェーディング

サウンド : DSP

CD-ROMドライブ : 倍速

対応CD-ROM規格 : 3DO用CD・CD-DAビデオCDCD-GフォトCD

毎秒30フレームのフルスクリーン・フルカラー動画再生機能(シネパック)

ビデオCDの再生にはビデオCDアダプターが必要(高精細静止画不可)



3DO REAL(FZ-1)に実装されているLSI

ARM60 CPU(VY86C06020FC-2)
※下記FZ-10と同様にP60ARMが実装されているものもある。

MADAM(6SC700HF101)

CLIO(6SC800HF103)

3DO REALのグラフィックチップ"Clio"。3DOのロゴが刻印されている


3DO REAL II(FZ-10)に実装されているLSI

ARM60 CPU(P60ARM)

MADAM(6SC700HF101)

CLIO(6SC800HF103)

バリエーション松下電器産業「3DO REAL II」三洋電機「3DO TRY」Goldstar「3DO ALIVE」

東芝AT&Tなどかなり多くの企業が3DO端末の発売に意欲を示したが3DO端末を発売したのは、最終的には松下電器(Panasonic)、三洋電機(Sanyo)、金星社(Goldstar)の3社だけで、ほかにはクリエイティブ・テクノロジーがPC向け拡張カードの形で販売を行ったに留まっている。北米市場・日本市場ともに、松下電器の機種「3DO REAL」が最もよく知られている。遅れてサムスン電子(Samsung)も3DO端末の発売を表明したが、ハードを発売する前に3DOが終息してしまったため、モックアップが公開されたのみである。
Panasonic FZ-1 R.E.A.L. 3DO Interactive Multiplayer
通称は「3DO REAL」1994年3月20日に日本で発売。予価79,800円、発売価格54,800円。アジア、北米、ヨーロッパでも発売。当時最新のIBM-PCより動画処理能力に優れており、サウンドを同時に鳴らすことも可能だった。サウンドは、CD音声とPCM音源の利用が可能で、これまでIBM-PCやゲームセンターでしか楽しめなかったゲームが、家庭で遊べるようになった[4]。世界で[4]最初に登場した3DO端末であり、北米市場で$699.99で販売された。1994年に$399.99に値下げされた[5]トレイ式CD-ROMドライブには、その当時松下寿電子工業が生産し、コンパックApple ComputerなどPCベンダー各社に供給されていたCR-503系のドライブが搭載されていた。
ROBO
「3DO ROBO」ではなく「ROBO」が正式名称日本で発売。FZ-1のカスタム仕様で双葉電子工業の子会社であるナイステック社がラブホテルに納入するために500台製作したもの[6]。ビデオCDアダプタが標準で付属し、予め5枚のCDを磁力で持ち上げて取り付け、CDを切り替えて使用出来る。一般には出回っていないが、一時秋葉原等で少量売られていた。
Panasonic FZ-10 R.E.A.L. 3DO Interactive Multiplayer
通称は「3DO REAL II」1994年11月11日に日本で発売。44,800円、1995年夏頃からオープン価格。北米、ヨーロッパでも発売。FZ-1の後継機として、より低価格化、スリム化、軽量化がなされた。CDドライブをトップローディング式へ変更し、倍速CD?ROMの駆動回路や電子回路の集積化などでコストダウンをした。内部メモリマネージャーが付いており、LEDとコントローラ接続端子の位置が変更されている。コントローラもFZ-1より軽量化・小型化されており、ヘッドホン出力端子は削除された。
Sanyo IMP-21J TRY 3DO Interactive Multiplayer
通称は「3DO TRY」1994年10月1日に日本で発売[7]。発売価格54,800円。1995年夏頃からオープン価格フロントローディング式だが、読み取りレンズがトレイについている[8]
Goldstar GDO-101M 3DO Interactive Multiplayer
通称は「3DO ALIVE」1994年に韓国、北米、ヨーロッパで発売。形状的にはFZ-1に似ているが、ハード的には仕様が違う。また、ファイルの処理数の制限のために、いくつかのソフトが動かないとの報告がある。
Goldstar GDO-203P 3DO Interactive Multiplayer
通称は「3DO ALIVE II」韓国で発売。本機発売中にGoldstarの社名がLGに変更されたため、後期の製品はLGの名義で販売された。
SAMSUNG 3DO
発売中止。VHSビデオデッキの様なデザイン。本体内部にビデオCDアダプター接続専用のスペースがある。従来機ではオプション扱いだったMPEGデコーダを内蔵している。
Creative 3DO Blaster
PC用のISA拡張カードの形式で販売された。PCで3DO用ゲームを楽しむため、2倍速CD-ROMとコントローラーが付属している。
周辺機器
3DOコントロールパッド(Panasonic FZ-JP1X/FZ-JP2X)
標準の
コントロールパッド。パッド上部に別のパッドを接続するためのコネクタを備えており、デイジーチェーンで8台まで接続できる。FZ-JP1Xの手前側にはステレオヘッドフォン端子と音量ボリュームがあり、ヘッドホンを挿すことで音がモニターできる。
3DOマウス(Panasonic FZ-JM1)
3DO専用のマウス。『レミングス』など、マウス対応のソフトでのみ使用可能[8]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:49 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef