33分探偵
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33分探偵
ジャンル
テレビドラマ
コメディ
原作福田雄一
脚本福田雄一
演出福田雄一
成田岳
森谷雄
出演者堂本剛
水川あさみ
野波麻帆
戸次重幸
小島よしお
佐藤二朗
高橋克実
ナレーター志賀廣太郎
製作
制作フジテレビ

放送
放送国・地域 日本

33分探偵
プロデューサー鹿内植
森谷雄
放送期間2008年8月2日 - 9月27日
放送時間土曜 23:10 - 23:55
放送枠土曜ドラマ (フジテレビ)
放送分45分
回数9
フジテレビ番組基本情報

帰ってくるのか!? 33分探偵
プロデューサー鹿内植
森谷雄
放送期間2009年3月21日
放送時間土曜 23:30 - 24:15
放送分45分
回数1
フジテレビ番組基本情報

帰ってこさせられた33分探偵
プロデューサー鹿内植
森谷雄
放送期間2009年3月28日 - 4月18日
放送時間土曜 23:10 - 23:55
放送枠土曜ドラマ (フジテレビ)
放送分45分
回数4
フジテレビ番組基本情報
特記事項:
帰ってくるのか!? 33分探偵
・フジテレビ開局50周年記念ドラマ『黒部の太陽』放送のため20分遅延
帰ってこさせられた33分探偵
・続編初回は23:25 - 24:10に放送(K-1 WORLD GP 2009 IN 横浜放送のため15分遅延)
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『33分探偵』(さんじゅうさんぷんたんてい)は、2008年8月2日から9月27日まで毎週土曜日23:10 - 23:55に、フジテレビ系の「土曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本剛[1]

2009年3月28日から同枠で、続編である『帰ってこさせられた33分探偵(かえってこさせられたさんじゅうさんぷんたんてい)』が放送され[2][3]、その前週の2009年3月21日には特別編『帰ってくるのか!? 33分探偵(かえってくるのか!? さんじゅうさんぷんたんてい)』が放送された。なお、『帰ってこさせられた33分探偵』の放送時間はイレギュラー。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}
概要

主人公・鞍馬六郎が独自の迷推理を繰り広げ、犯人が明らかになっており事件解決間違いない状況下で、CMの時間を除いた33分間その事件を持たせる、という作品。ジャンルは「脱力系サスペンス」と定義している[4]

作品の流れの大半は、「事件が発生 → 状況から犯人がすぐに判明 → 六郎だけが疑問をもち33分間捜査を行う(この間、他の事件関係者が次々に容疑者に仕立てあげられる)→ しかし、結局のところ犯人は最初に判明した通りの人物であった」 という形を取る事が多い。まれにこの構成を逆手にとって真犯人が別に存在するケースがあるが、その場合でも犯行の動機や手段については的を外している(たいがい、実際は六郎が考えたものより至極単純なものである)。

従来の推理ドラマの体裁を取りつつも、犯人が明らかな中で六郎の思いつきと妄想が入り混じった傍迷惑な推理と、そこから意外な真実が炙り出されるのがこのドラマの特徴である。

作品と基礎となる「33分の放送時間を持たせる」という点を含めて、メタフィクション要素が多数盛り込まれている。また、フジテレビ系列の他の番組のセットやキャラクター(ガチャピン、ムック、めざましくん)をそのまま登場させている。

毎回六郎の移動シーンには非常にチープなCG合成がギャグとして使われているが、番組エンディングのテロップでは「高度な合成によるもので、絶対に真似をしないで下さい」と注釈が入る。ただし第9.5話(『帰ってくるのか!? 33分探偵』)では六郎の通う小学校が事件の舞台であったため、移動シーンはない。

六郎が犯人に見立てた容疑者の犯行時刻の回想シーンでは、毎回犯人役の人物(時には周りの人物)は豹変し、奇怪な動きをするように描かれており、六郎の理不尽な推理と併せてギャグを作っている。

エンドロール直前、静止画のように演者が静止し、次回予告→CM→監督のOKがあった直後の数秒を挿入している。これは「自分ストップモーション」と呼ばれ、スタッフロールが流れている間の背景を「直前のシーンの静止画」にする海外TVドラマの表現法を、「静止画のうちどこかが動き続けている」と言うギャグでパロディ化した『フライング・コップ』の、更にパロディである。しかし当番組の場合は、鼻をこよりでくすぐる・熱々のたこ焼きを口に入れたまま等、とても静止していられない状態をこらえて静止していると言う、メタ色を強めた演出になっている。しかし、ストップモーションをやっているのは大抵、六郎・リカコ・大田原ぐらいで、茂木やその他のエキストラ(9.5話など)はEDに入っても、動いている。

第1話が放送される同日、本篇が放送される前にクイズ番組『脳内エステ IQサプリ』に堂本剛が鞍馬六郎役としてゲスト出演し、メンバーや視聴者にクイズを出した。答えも六郎が担当しており、この時は本篇で言う33分探偵とは異なり、普通の探偵として解答を言っている。

堂本剛は『ホームドラマ!』以来4年4か月ぶりの連続ドラマ主演作及びフジテレビの連続ドラマ初主演作でもある[4]

この作品のみ、地上アナログ放送では画面サイズが4:3レターボックスでの放送となった。
登場人物
主要人物
鞍馬六郎
演 -
堂本剛(少年期:前田旺志郎まえだまえだ[5][注釈 1])「鞍馬六郎探偵事務所」探偵。推理小説に造詣が深く、丈の短いズボンを履いており、趣味は名探偵フィギュア集め。放送時間33分までもたせる事を独自の使命だと思っているところから別名「33分探偵」。事件が終わろうとすると必ず「果たしてそうでしょうか?」または「この事件、終わらせて良いんですか?」と割って入り、「この簡単な事件、俺が33分もたせてやる!」と宣言して、そこから豊かな想像力で事件に関わっている人達を振り回す。結局は最初に全員(視聴者も含む)が思っていた通りの犯人であるが、時々誰もが予想していない犯人を見抜くため、腕はあながち間違いではない。有名推理小説を多数読んでいるらしいが、近代の推理ドラマもよく見るらしく、他局のネタでも容赦なくパロディし、最終回では「じっちゃんの名にかけて!!」と言ったことがある。「なるほど」を「なるほろ」と言うのが口癖。殺人事件を扱う割には血が苦手で、まともに死体を見られない。推理を展開している際、自身の推論をリカコや他の人にツッコまれたり否定されたりすると、激しく顔を歪ませ睨みつける。また、妄想だけで推理を行うため、肝心な部分を「なんやかんや」とあやふやに誤魔化す。そこを突かれると「なんやかんやは、なんやかんやです!」と開き直るのがお約束。的外れな推理によって犯人扱いしてしまった人には「間違えてすみませんでした」と書かれた菓子折りを送る、律儀な一面も持つ。時として最初に犯人とされた人物とは別の真犯人を暴くことがある。しかし犯人は突き止めるものの、その推理した犯行の手段や動機自体は的を射ていない事が多い。毎回道路を移動するシーンがあるが、セグウェイなどあり得ない乗り物で移動している。車で移動するシーンは一度もない。幽霊やUFOの存在を信じており、幽霊を怖がっている。関西出身でリラックスしている時には関西弁が出てくる。アイのプレゼントを喜んで受け取るも、持ち帰った事は一度も無い。小学3年生の時に東京の小学校に転校。学校に、父親からの誕生日プレゼントで貰ったシャーロック・ホームズのフィギュアを持ってきていた。頭は良かったようで知識は豊富。この時は「この簡単な事件、俺が給食までもたせてやる!」と宣言。大人の時と全く変わらない豊かな想像力で教師やクラスメートを振り回し、肝心な所では開き直るパターンを持つ。しかし、それでもどこか憎めないところを持っていたせいか、友達の数は多かった。また、当時から「なるほろ」と言っていた。
武藤リカコ
演 - 水川あさみ「鞍馬六郎探偵事務所」勤務の助手。主要人物の中ではまともな常識人で、迷推理を展開する六郎のツッコミ役。大田原警部のことを「あいつ」や「ハゲ」と呼ばわりするなど、やや口が悪い。年齢を3歳サバ読みしているらしく、時々そのことを突っ込まれる(オフィシャル設定での年齢は25歳)。犯人をすぐに見抜いて六郎が余計な推理をしだすと呆れている。六郎の迷推理には厳しくツッコミを入れるも、想いを寄せる面もあり推理の調査を手伝う。非常にテンションが高く、またミーハーで、事件現場でははしゃいでおり、レジャーや聞き込みがそのままお喋りになって楽しんでいる事が多い。六郎と同じく関西出身で時々関西弁が出てくる。また、泣き方が奇妙。口癖は「マジョるか」。六郎曰く、「基本、男よりおいしいもの」を選ぶらしい。
大田原警部
演 - 高橋克実茂木刑事の上司。独身。ハードボイルドを愛し、悪を憎む鬼刑事で、事件に関しては六郎に何故か全幅の信頼を置いている。六郎のボケ的な推理に乗っかり更なるボケを披露する事も多い。また六郎のフェイントに乗り、無関係な人間に対して思いつめた表情で「逮捕だ…!」と手錠を出すのもお約束。六郎を「探偵」と呼び、探偵事務所に来る時は必ず「おい探偵! 事件だ!」と言って玄関扉を勢いよく開ける。この時、事務所に来ていたおかしな訪問者を突き飛ばすのも毎回のパターンになっている。寝つきが良いらしいが、それぐらいしか女性に誇れる点が無い。
茂木(もてぎ)刑事
演 - 戸次重幸TEAM NACS)大田原警部の部下。無駄に熱い、典型的過ぎる熱血刑事。大田原を尊敬しており、大田原が信頼している六郎も信頼している。第1話の冒頭で自身の結婚式のシーンが描かれているが、相手は万引きで補導した女性で、取り調べている内に恋が芽生えたという。口より先に手が出るタイプ。聞き込みをする展開になった時や、反省する時はなぜかいつも全力で走っている。毎回物語の中盤で事件に関して重要な証言を持っている人物に接触するが、何故か奇怪な人物ばかりで相手の態度によってはキレて掴みかかる事もある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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