本作の公開直後、たけしが北野武ではなくビートたけしとして司会を務めていたテレビ番組『どーする!?TVタックル』の1990年11月12日放送の回で「映画監督の逆襲」と題して本作を題材に討論が行われた。
出演者は、たけしのほか、大島渚、伊藤俊也、崔洋一、井筒和幸という映画監督の5人と、映画評論家の田山力哉が出演。辛口の映画批評で知られる田山は本作を「『その男、凶暴につき』より毒が薄まっていて面白くない」と評した。
田山以外の映画評論家はビデオ出演で『3-4X10月』についてコメントを語るというものだった。田山は1人で低い位置の被告席に座らされ、高いひな壇に座る5人の映画監督から集中攻撃を受けた。『週刊文春』のテレビコラムを執筆する清野徹に糾弾大会という印象を与えるものであった[6][7]。
脚注[脚注の使い方]^ 「1990年邦画3社<封切配収ベスト作品>」『キネマ旬報』1991年(平成3年)2月下旬号、キネマ旬報社、1991年、144頁。
^ キネマ旬報増刊5月10日号フィルムメーカーズ[2]北野武、1998年2月3日号、p.210
^ その際、上原はアメリカ兵を射殺している。
^ a b オールナイトニッポン・高田文夫編 『ビートたけしの幸せ丸10年』 扶桑社、1990年。
^ ムック本 [Quick Japan vol 72]
^ 「座談会 同時代監督への共感と、破滅志向と、酒と…」『さよなら映画、また近いうちに』キネマ旬報社、1997年、p.321。
^ 『辛口シネマ批評 これだけは言う』pp.20-21,23,26-27
外部リンク
3?4X10月 - 松竹
3-4x 10月
表
話
編
歴
北野武監督作品
1980年代
その男、凶暴につき(1989年)
1990年代
3-4X10月(1990年)
あの夏、いちばん静かな海。(1991年)
ソナチネ(1993年)
みんな?やってるか!(1995年)
キッズ・リターン(1996年)
HANA-BI(1998年)
菊次郎の夏(1999年)
2000年代
BROTHER(2001年)
Dolls(2002年)
座頭市(2003年)
TAKESHIS'(2005年)
監督・ばんざい!(2007年)
アキレスと亀(2008年)
2010年代
アウトレイジ(2010年)
アウトレイジ ビヨンド(2012年)
龍三と七人の子分たち(2015年)
アウトレイジ 最終章(2017年)
2020年代
首(2023年)
短編
それぞれのシネマ 素晴らしき休日(2007年)