軌間軌間の一覧
最小軌間
15インチ381 mm(15 in)
狭軌
2フィート、600 mm597 mm
600 mm
603 mm
610 mm(1 ft .mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}11+1⁄2 in)
(1 ft 11+5⁄8 in)
(1 ft 11+3⁄4 in)
(2 ft)
750 mm,
ボスニア,
2フィート6インチ,
800 mm750 mm
760 mm
762 mm
800 mm(2 ft 5+1⁄2 in)
(2 ft 5+15⁄16 in)
(2 ft 6 in)
(2 ft 7+1⁄2 in)
スウェーデン3フィート
900 mm
3フィート891 mm
900 mm
914 mm(2 ft11+3⁄32 in)
(2 ft 11+7⁄16)
(3 ft)
1m軌間1,000 mm(3 ft 3+3⁄8 in)
3フィート6インチ
3フィート6インチ軌間(以下、1067 mm[注記 1]軌間)は、狭軌の一種である。馬の動力によるワゴンウェイとして建設され、19世紀半ばから、イギリス帝国で1067 mm軌間の鉄道が広く建設された。ケープ軌間として知られ、日本と台湾では、標準の軌間として採用された。「3フィート6インチ」から三六軌間(さぶろくきかん)とも通称される。
歴史
1795年
1067 mm軌間を採用した最初の鉄道の1つは、イングランドのリトル・イートン・ギャングウェイ(英語版)であり、1795年、馬の動力によるワゴンウェイとして建設された。イングランドとウェールズの他の1067 mm軌間の輸送車両も、19世紀初頭に建設された。
1809年
シルクストーンワゴンウェイが開業し、バーンズリー運河とHuskar Pitを含む炭鉱とつながった。
1862年
1862年、ノルウェーの技師であるカール・アブラハム・ピルは、ノルウェーのレーロース線(英語版)において初めて1067 mm軌間の鉄道を建築した。
1865年
1865年、クイーンズランド鉄道が建設された。アイルランドの技師であるアブラハム・フィッツギボン(英語版)と顧問技師のチャールズ・フォックス(英語版)が1067 mm軌間で建設することを推めた。
1867年
1867年、スペインのカスティージョデブイトロン鉱山からウエルバのサンファンデルプエルト桟橋までの鉄道建設が始まった。その鉄道の軌間は1067 mmであった。
1868年
1868年、チャールズ・ダグラス・フォックス(英語版)は土木技師であるエドモンド・ラッジ(英語版)に、コスタリカにある1067 mm軌間の鉄道の調査を依頼した。
1871年
1871年、カナダのトロント・グレイ・ブルース鉄道(英語版)とトロント・ニピッシング鉄道(英語版)が開通した。ピルとフィッツギボンが推進し、フォックスの技師としてラッジが調査した。
1872年
1872年1月、ロバート・フランシス・フェアリー(英語版)は、自書「Railways Or No Railways: Narrow Gauge, Economy with Efficiency v. Broad Gauge, Costliness with Extravagance」で、1067 mm軌間での鉄道の建設を提唱した[1]。1872年には、イギリスで土木技師のエドモンド・モレルが日本初の鉄道建設において、ニュージーランドでの鉄道建設の経験に基づいて1067 mm軌間で建設するように提唱し、その軌間で開業した[2]。
1873年
1873年1月1日、初めて、1067 mm軌間の鉄道がニュージーランドで開業した。この鉄道は、イギリスの会社であるジョン・ブログデン・アンド・サンズ(John Brogden and Sons)が建設した。それ以前に建設された標準軌と広軌の鉄道は1067 mmに改軌された。