28週後...
28 Weeks Later
監督ファン・カルロス・フレスナディージョ
『28週後...』(にじゅうはっしゅうご、28 Weeks Later)は、2007年公開のイギリスのホラー映画。2002年に公開された映画『28日後...』の続編である。R-15指定。
キャスト
ドン / ドナルド・ハリス
演 - ロバート・カーライル、日本語吹替 - 家中宏RAGEウイルスによって壊滅したイギリスを生き延びたハリス家の亭主。感染者から逃げる際、死の恐怖から妻であるアリスを見捨てて逃げてしまったことを強く悔やみ、罪悪感に苛まれている。子供達と再会後、避難区域の統括官を勤める。妻の生存を知り、隔離部屋に忍び込み、妻に謝罪しキスをするが、その事が原因となり感染者と化してしまう。
ドン(感染者)[2]
感染者と化したドン。感染直後、妻アリスを見捨てた罪悪感が激しい怒りに成り代わり、彼女の目を直視したくないという思いから妻を目潰しで殺害する。その後は警備をしていた軍人達や民間人を次々と殺害し、同時に感染を拡大させていき、第2のバイオハザードを引き起こす。更に避難部屋に侵入し、そこで息子アンディを発見して以降は、妻と同じヘテロクロミアの息子を、怒りに成り代わった罪悪感から執拗に追跡する。米軍によるナパーム弾、毒ガス弾の攻撃をも乗り越え、物語の終盤、地下鉄でタミーとアンディを保護していたスカーレットに襲いかかり、ライフルを奪い銃床で撲殺する。その後、遂にアンディを追い詰め、襲いかかり噛み付くが、タミーの叫び声から妻の助けを求める声を思い出したことで隙が生まれ、涙ながらにタミーに射殺されたことで、ようやく罪悪感から解放された。アンディを執拗に追跡する、物陰に隠れてナパーム弾による攻撃を回避する、暗闇を利用して奇襲を仕掛ける、武器を奪って攻撃する等、他の感染者よりも知性を感じさせる描写が多い他、妻を見捨てた際の記憶が幾度もフラッシュバックしている。
タミー・ハリス
演 - イモージェン・プーツ、日本語吹替 - 弓場沙織ハリス家の長女。弟のアンディと共にスペインへ修学旅行に行っていたため、ウィルスの被害に遭わなかった。弟や、軍人であるドイル、スカーレットと共に感染者や米軍から逃避行を行う。地下鉄にて、彼女にとっての最大の脅威である感染者と化した父親と遭遇し、スカーレットの遺品であるライフルで射殺した。その後は感染しながらも発症しない弟と共にフリンに保護され、ヘリコプターでイギリスから脱出する。
アンディ・ハリス
演 - マッキントッシュ・マグルトン、日本語吹替 - 亀井芳子ハリス家の長男。母の遺伝で左目がグリーン、右目がブラウンのヘテロクロミアの持ち主。劇中、アンディとタミーの身勝手な行動が大惨事を引き起こす原因となってしまう。実は母と同じくウィルス免疫を持っていた。パンデミック後は感染者と化した父親ドンに執拗に追跡され、地下鉄にて噛まれてしまうが免疫のため発症せず、タミー、フリンと共にイギリスから脱出する。
アリス・ハリス
演 - キャサリン・マコーマック、日本語吹替 - 日野由利加ハリス家の母。感染者から逃げる際、ドンに見殺しにされてしまうが、ウィルス免疫を持っていたため28週間にも渡って生存しており、恐慌状態のところをタミーと再会し、軍に救出される。その後、隔離部屋に拘束されていたが、忍び込んできたドンと再会し、キスを交わすがそれがパンデミックのきっかけとなってしまう。最後は感染者と化したドンによって、激しい怒りに成り代わった罪悪感から、目潰しをされて死亡。遺体は焼夷弾攻撃の巻き添えとなり焼き払われた。
ドイル軍曹
演 - ジェレミー・レナー、日本語吹替 - 横堀悦夫米陸軍特殊部隊「デルタフォース」の狙撃手。射撃の天才で、劇中では、ほぼ1発で敵を仕留めている。アンディら子供達を救いたいという思いから、身を呈して守ろうとする。最後はタミー、アンディ、スカーレットが乗る車を押してエンジンを復活させ、背後から米軍の火炎放射器で焼殺された。
スカーレット・ロス少佐
演 - ローズ・バーン、日本語吹替 - 宮島依里米陸軍の主席医務官。再発は無いと楽観視している将校たちのなかで、唯一再発を恐れている。パンデミック後、タミー、アンディ、ドイルと共に行動し、地下鉄まで辿り着くが、背後から感染者と化したドンに奇襲され、ライフルを奪われ、更に銃床で撲殺された。感染者に襲われながらも感染せずに死亡した、数少ない人物。
ストーン准将
演 - イドリス・エルバ、日本語吹替 - 乃村健次米陸軍の現地司令官。感染者・生存者問わずに殲滅する「コード・レッド」を発令した。
フリン
演 - ハロルド・ペリノー・ジュニア、日本語吹替 - 小森創介米陸軍のヘリ操縦士。ドイルと仲がいい。ヘリの腕前は凄まじく、プロペラで地上の感染者達を切り裂いた。最後はドイルが必死で守ったタミー、アンディの保護を受け入れ、イギリスを脱出する。しかしアンディが保菌者であることに気づかなかったため、海外にウィルスを持ち込むことになってしまった。
スタッフ
監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
脚本:ファン・カルロス・フレスナディージョ、ローワン・ジョフィ、ヘスス・オルモ、E・L・ラビニュ
製作総指揮:ダニー・ボイル、アレックス・ガーランド
製作:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ、エンリケ・ロペス・ラビニュ
音楽:ジョン・マーフィ
撮影:エンリケ・シャディアック
編集:クリス・ギル
美術:マーク・ティルデスリー
衣装:ジェーン・ペトリ
SFXスタッフ
特殊メイク・デザイン:クリフ・ウォーレス
特殊メイク:スティーヴ・ペインター、他
特殊造形:アンディ・ガーナー
特殊効果監修:リチャード・コンウェイ
特殊効果コーディネーター:サム・コンウェイ
特殊効果:マーク・ホワイト、他
VFXスタッフ
視覚効果監修:ジョン・ディーツ、ティム・ウォルトン、パディ・イーソン、モルガン・フリオ、他
視覚効果プロデューサー:ティム・フィールド、他
視覚効果:ライジング・サン・ピクチャーズ、レインメーカー、アニマル・ロジック、リップシンク・ポスト、他
CG監修:ジョン・ハーヴェイ、他
CG:ベン・キャンベル、サム・オズボーン、ジェームズ・ニコール、他
デジタル効果:ウェス・サージェント、ジェフ・ノース、他
レイティング詳細は「映画のレイティングシステム」を参照
暴力や流血描写が多用されているため各国でレイティングがなされている。 "We were quite taken aback by the phenomenal success of the first film, particularly in America, We saw an opportunity to make a second film that already had a built in audience. We thought it would be a great idea to try and satisfy that audience again".
アメリカ:R(for strong violence and gore, language and some sexuality/nudity.)
イギリス:18
日本:R-15(前作『28日後...』はPG-12指定)
韓国:18
台湾:R-12
香港:IIB(18歳未満保護者同伴推奨)
フィリピン:R-13
マレーシア:18SG
シンガポール:M18(カット版)、R21(ノーカット版)
アルゼンチン:16
カナダ:18A、16+(ケベック州のみ)
フランス:-12
ドイツ:18
オーストラリア:MA(15禁)
ニュージーランド:R18
スイス:16
ブラジル:18
スウェーデン:15
メキシコ:C(18禁)
フィンランド:K-18
ノルウェー:18
チリ:14
南アフリカ共和国:18
制作
構想
? Danny Boyle on 28 Weeks Later.[3]