212A型潜水艦
基本情報
種別攻撃型通常動力潜水艦
建造所 HDW
ノルトゼーヴェルケ
フィンカンティエリ
運用者 ドイツ海軍
イタリア海軍
建造期間1999年 -
就役期間2005年 -
建造数10隻
前級206型潜水艦
ナザリオ・サウロ級潜水艦
次級最新
要目
基準排水量1,450t
水中排水量1,830t
全長57m
最大幅7m
吃水6m
機関方式ディーゼル・エレクトリック方式
主機電動機: シーメンス Permasyn×1基 (1,700kW)
推進器ハイスキュー・プロペラ 1軸
電力ディーゼルエンジン:
MTU 16V 396×1 (3.12MW)
AIP: HDW PEM燃料電池
U31: 30-40kW×9基
U32以降: 120kW×2基
最大速力水上: 12ノット
水中: 22ノット
航続距離水上: 8,000海里 (15,000 km)/8ノット時
水中: 420海里 (780 km)/8ノット時
乗員27名
兵装533mm魚雷発射管×6:(魚雷×12または機雷×24)
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212A型潜水艦(ドイツ語:U-Boote der Klasse 212)は、ドイツが開発したAIP搭載通常動力型潜水艦。 ドイツ海軍のほか、イタリア海軍で運用されている。ドイツ海軍ではU-31からU-36までの6隻が就役済みで、イタリア海軍でも「サルヴァトーレ・トーダロ」、「シレ」、「ピエトロ・ヴェヌーティ」、「ロメオ・ロメイ」の4隻が就役済みである。また、2021年2月にはOCCARの枠組みでイタリアが2隻追加発注しており、その搭載機器の一部はレオナルド S.p.Aなどのイタリア企業が製作する。 AIPにPEM燃料電池を採用することによって数週間の潜水が可能であることと、水中での高度な機動性確保のため舵がX舵であるが特徴的である。 2017年2月3日、ノルウェーとドイツおよびドイツ海軍は戦略的パートナーシップを締結することになり、ウーラ級潜水艦の後継として212型NGを4隻調達することを決定した。同協定の一環として、ドイツは同じ構成の艦を2隻購入する予定である[1]。 2017年10月20日のDefenseNewsによると、2017年10月15日にドイツ海軍で唯一稼働していたU-35がノルウェー沿岸で潜水中に座礁してX舵の1枚が破損して造船所に送られた。これによりドイツ海軍の保有している6隻の潜水艦全てが運用不能状態に陥った。少なくともU-31が工廠から戻る2017年12月までこの状態が続くとされ[2]、2018年11月までには少なくとも3隻が運用に復帰する見込みであった[3]。 2018年4月から5月にかけてU-31とU-36が運用に復帰したが、当面は乗員の訓練にのみ従事し、作戦海域への展開は行わないこととされた[4]。 同型艦一覧国名#艦名建造所起工進水就役
概要
ドイツ
U-31:2017年12月まで工廠入り。
U-32:故障中。造船所でメンテナンス待ち。
U-33:2018年2月までメンテナンス中。
U-34:故障中。造船所でメンテナンス待ち。
U-35:被害の程度を調査中。
U-36:2018年5月までメンテナンス中。
同型艦
ドイツ海軍S181U-31HDW1998年
7月1日2002年
3月20日2005年
10月19日
S182U-32ノルトゼーヴェルケ2000年
7月11日2003年
12月4日2005年
10月19日
S183U-33HDW2001年
4月30日2004年
9月2006年
6月13日
S184U-34ノルトゼーヴェルケ2001年
12月2006年
7月2007年
5月3日
S185U-35
U 35
8月21日2011年
11月15日2015年
3月23日
S186U-36
U 36
表
話
編
歴
212A型潜水艦
ドイツ海軍
U-31
U-32
U-33
U-34
U-35
U-36
イタリア海軍
サルヴァトーレ・トーダロ級
サルヴァトーレ・トーダロ
シレ
ピエトロ・ヴェヌーティ
ロメオ・ロメイ
前級
206型サウロ級