21世紀の資本
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21世紀の資本
Le Capital au XXIe siecle
原著の表紙
著者トマ・ピケティ[1]
訳者山形浩生[1]
守岡桜[1]
森本正史[1]
発行日 2013年8月30日
2014年4月15日
2014年12月8日
発行元 Seuil
Belknap Press
みすず書房
ジャンル経済学
フランス
言語フランス語[2]
形態上製本
ページ数728(日本語版)
公式サイト ⇒www.msz.co.jp
コードISBN 978-4-622-07876-0
ISBN 978-2-021-08228-9(原書)

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『21世紀の資本』(21せいきのしほん、: Le Capital au XXIe siecle)とは、フランス経済学者であるトマ・ピケティの著書。

2013年フランス語で公刊され、2014年4月には英語訳版(: Capital in the Twenty-First Century)が発売されるや、Amazon.comの売上総合1位に輝くなど大ヒットした[3]アメリカ合衆国では2014年春の発売以降、半年で50万部のベストセラーとなっており、多くの言語で翻訳されている[4]。2015年1月現在、世界10数カ国で累計100万部を突破し[5]、世界的なベストセラーとなった[6]

長期的にみると、資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きい。資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど、それだけ富は資本家へ蓄積される。そして、富が公平に再分配されないことによって、貧困社会経済の不安定を引き起こすということを主題としている。この格差を是正するために、累進課税富裕税を、それも世界的に導入することを提案している。

日本での版権を持つみすず書房は、日本語版 (ISBN 978-4-622-07876-0) を2014年(平成26年)12月8日に出版した[1][7]。それ以前の紹介では『21世紀の資本論』(21せいきのしほんろん)と表記したものが多い[8]。2015年1月現在、日本語版は定価5,500円(消費税別)にも関わらず、売上部数が13万部に迫っている[5]

2019年にマシュー・メトカルフ製作、ジャスティン・ペンバートン(英語版)監督で映画化された[9]目次

1 本書の内容

2 特徴

3 出版と当初の反応

4 評価

5 データエラー問題

6 脚注

6.1 注釈

6.2 参照元


7 参考文献

8 関連項目

9 外部リンク

本書の内容

資本主義の特徴は、資本の効率的な配分であり、公平な配分を目的としていない。そして、富の不均衡は、干渉主義(富の再分配)を取り入れることで、解決することができる。これが、本書の主題である[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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