2030年代
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2030年代(にせんさんじゅうねんだい)は、西暦グレゴリオ暦2030年から2039年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた2030年代について記載する。
予定・予測されるできごと

日本の総人口は減少していくが、65歳以上の高齢者の数は2031年1966年丙午〈ひのえうま〉生まれが高齢者になる年)を除き増加すると予測されている。

2030年詳細は「2030年」を参照

第26回冬季オリンピック開催。

第24回FIFAワールドカップ開催。

6月1日の夕刻に北海道金環食(日本国内で観測できるのは2012年5月21日以来18年ぶり)。

9月21日小惑星状物体 2000 SG344までの距離の13倍程度まで地球に接近する。

アメリカ航空宇宙局 (NASA) はこの年の末に国際宇宙ステーションの運用を終了(2024年から延長)し、その後に南太平洋ポイント・ネモに落下させる計画を発表している[1]

NASAでは、この年に人間を火星に送り込む構想がある。

2015年国際連合総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核となる持続可能な開発目標 (SDGs) の達成目標年。

この頃までに携帯電話IoTなど無線通信システムの新たな方式として、第6世代移動通信システム (6G) の実用化を目指している。

国連世界人口推計2019年版(中位推計)によると、地球の総人口がこの年には85億人に達する[2]

2030年問題 - 少子高齢化超高齢化社会がさらに進み、国内人口の3人に1人が65歳以上になると想定され、また、高齢者が増える一方、少子化による生産年齢人口の減少により発生する諸問題。

この頃までに日本の人口が1億2000万人を割り込む(国立社会保障・人口問題研究所「出生・死亡中位推計」)。

この頃までに日本の高齢者の割合が30%を超えると予測されている(日本の高齢化)。 

この頃までにドライバー不足が深刻になり全国の約3割以上の荷物が運べなくなると予想される物流危機


2031年詳細は「2031年」を参照

この年の3月まで(2030年度中)に、北海道新幹線新函館北斗駅 - 札幌駅間で開業となる予定。

なにわ筋線北梅田駅(仮称)?新今宮駅及びJR難波駅間が春に開業予定。

団塊ジュニア世代が還暦を迎える(ただし、この頃は定年制を廃止する企業が増加したり、シニア労働市場も整備されているため産業界への影響は少ないと考えられる)。

日本では、1966年丙午生まれが高齢者に入るため、この年だけ高齢者数が16.8万人減少する(出生・死亡中位の場合)[3]

2020年12月に地球を離れた小惑星探査機はやぶさ2」が、新たな探査目標としてこの年の7月に小惑星1998 KY26」に到着し、近接観測を行う予定[4]

さいたま市役所が、現所在地であるさいたま市浦和区浦和駅西口から大宮区さいたま新都心駅東口(さいたま新都心に隣接する北袋町1丁目地区)にあるさいたま新都心バスターミナル敷地へ移転予定(2031年度を目途)[5][6]

2032年詳細は「2032年」を参照

ブリスベンにて第35回夏季オリンピック(ブリスベンオリンピック)が開催予定。

2033年詳細は「2033年」を参照

旧暦2033年問題が発生する。

厚生年金の積立金が枯渇するという試算がある[7]

2034年詳細は「2034年」を参照

第27回冬季オリンピック開催。

第25回FIFAワールドカップ開催。

アメリカ合衆国の社会保障信託基金の資産がゼロになると試算されている。

2035年詳細は「2035年」を参照

9月2日に日本で26年ぶりの皆既日食(皆既となるのは富山県茨城県を結んだ一帯、日本の陸上で観測できるのは1963年7月21日以来72年ぶり)[8]。詳細は「2035年9月2日の日食」を参照

首都高速都心環状線日本橋トンネル、竣工予定。

2036年詳細は「2036年」を参照

2月6日6時28分 (UTC) 、2036年問題によりNTPの誤動作が懸念されている。

4月13日小惑星アポフィスが地球に接近(2029年以来の再接近)。

第36回夏季オリンピック開催。

明治神宮外苑地区の再開発が完了。

2037年詳細は「2037年」を参照

多くの電子時計のカレンダーは、この年までとなっている(2038年問題の関係)。

国民年金の積立金が枯渇するという試算がある[7]

国連の世界人口推計2022年版(中位推計)では、この頃に地球の総人口が90億人に達すると予測している[9]

2038年詳細は「2038年」を参照

1月19日12時14分08秒 (JST) 、2038年問題によりコンピュータの誤動作が懸念されている。

第28回冬季オリンピック開催。

第26回FIFAワールドカップ開催。

2039年詳細は「2039年」を参照

土星の環の消失現象観測(地球から見て完全に水平になる)。

フィクションのできごと

初頭 -
宇宙背景放射スペクトル紫外線や紫の可視光まで広がる「全天紫外可視光輻射現象(AUVR)」が発生し、30年代半ばには夜空が紫色になる。ブレーン論的多世界解釈などに基づくAUVRの原因についての複数の解釈で、AUVRは時空異常現象によるものであり、数十年以内に太陽系が滅亡すると予測される。(小説『シンギュラリティ・コンクェスト』)[10]


2038年8月15日 - アンドロイドが自分の意思を持ち始める。(ゲーム 『デトロイト ビカム ヒューマン』)

脚注

注釈

出典[脚注の使い方]^ 国際宇宙ステーション、2030年で引退 南太平洋に落下へ NASA - CNN (2022年2月3日)
^ “世界人口推計2019年版:要旨 10の主要な調査結果(日本語訳)”. 国際連合広報センター (2019年7月2日). 2022年8月7日閲覧。
^ 日本の将来推計人口(平成18年12月推計) - 国立社会保障・人口問題研究所
^ 地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ(アストロアーツ 2020年9月15日)
^ “さいたま市役所の本庁舎、浦和から新都心に移転へ…大宮出身の議員「市長への信頼感増した」”. 読売新聞オンライン (2021年2月3日). 2022年9月11日閲覧。
^ さいたま市役所の移転決定 浦和からさいたま新都心へ…2031年度をめど、新庁舎の移転整備を目指す - 埼玉新聞 (2022年4月30日) 、2022年9月11日閲覧。
^ a b “年金:2037年に積立金は枯渇、40代で1000万円の払い損に ?「定年後の5大爆弾」の正体【2】”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2013年8月22日). 2022年1月14日閲覧。
^ 2035年9月2日?北陸から関東で皆既日食(日食ナビ)
^ 578. 国連「世界人口予測2022」?2022年11月15日 80億人到達と予測?(国立研究開発法人国際農林水産業研究センター 2022年7月13日、2022年8月7日閲覧)
^ 山口優『シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約』徳間書店、2010年、21-24,115,116頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-19-893262-6。 

関連項目

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