202X
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「202X」
布袋寅泰シングル
初出アルバム『GUITARHYTHM VI
B面BOMBASTIC
リリース2018年9月19日
規格マキシシングル
録音

Dada Studios London (Brick Lane, London)

Metropolis Studios (Chiswick, London)

ジャンルロック
時間4分57秒
レーベルVirgin Music
作詞・作曲

森雪之丞(作詞)

布袋寅泰(作曲)

プロデュース布袋寅泰
チャート最高順位


週間4位(オリコンROCKシングルランキング)

週間15位(オリコンシングルランキング)[1]

週間16位(Billboard Japan Top Singles Sales[2]

週間55位(Billboard Japan Hot 100[3]

布袋寅泰 シングル 年表

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8 BEATのシルエット

(2016年)


202X

(2018年)


Pegasus

(2021年)


ミュージックビデオ
「202X」 - YouTube


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映像外部リンク
「Bombastic」 - Trailer - - YouTube (HOTEI Official)

「202X」(トゥーオートゥーエックス)は、布袋寅泰の楽曲である。2018年9月19日にVirgin Musicより37枚目のシングルとして発売された。
背景

布袋は「202X」の8年前、漫画『北斗の拳』201X年のテーマソング「STILL ALIVE」(2010年)を制作し、2作目となる「202X」は『北斗の拳』連載開始35周年を記念して制作された。『北斗の拳』の舞台となる199X年は過ぎ去り、間もなく2020年代に入ろうという2018年にリリースされ、来たる202X年のテーマソングとして布袋が書き下ろした曲が「202X」である。この時の布袋は、しばしの間、布袋らしさを封印しているところであった[4]2017年のアルバム『Paradox』では、フルスロットルは控え、奥行きや深みを追求した[4]。「202X」においては、しばらく封印していた熱いギター、疾走感のビート、布袋をよく特徴づけるそれらのスタイルが戻った[4]

前作「STILL ALIVE」のようにハードな部分はあるが、布袋は「202X」を「戦いの向こう側にあるすがすがしさ」というものが印象に残る作品にしようと思った[4]
曲構成

「STILL ALIVE」が、Aメロの次にAメロと同じメロディのサビが来る変則的構成であったことと比べると、「202X」の構成は王道である。

イントロから続くリズミカルなギター・リフのAメロの後、伸びやかなギターが加わるBメロでボーカルとギターのリズムが重なってサビに突入し、サビの最後にボーカルとギターがユニゾンして1コーラスとなる。

2番サビ後の間奏においてはメロディアスなギター・ソロ演奏を聴くことができる。

間奏後のBメロ後、サビに移行すると、ギター、ベース、ドラムが静まり返り、1番サビ・2番サビにはなかったキーボード中心のサビ[* 1]が演奏された後、再びハードなサビを取り戻して曲は終わる。
ラオウのセリフ

漫画『北斗の拳』のアンチヒーローラオウは、主人公・ケンシロウらとともに史上最強の暗殺拳法「北斗神拳」の継承の座を争った候補者たちの1人である。先代の北斗神拳継承者が養子として育てた義兄弟たちの中から、ただ1人が選ばれる北斗神拳継承者の座は末弟ケンシロウのものとなった。間もなくケンシロウは「南斗聖拳」の使い手・シンに婚約者を奪われ、とある村で行き倒れ牢屋に入れられる。村が悪党の襲撃に遭うとケンシロウは檻を破壊して脱出し、悪党を倒して旅を続け「世紀末救世主」となる。義兄弟の長兄であるラオウは「世紀末覇者 拳王」となり、核戦争後の無秩序や自由の入り混じった世界を恐怖で支配し、乱世から人々を救おうとした。やがてラオウはケンシロウと最終対決をする。

前作「STILL ALIVE」で布袋はケンシロウの名台詞「お前はもう死んでいる」を歌った。「202X」ではそれと対になるようなラオウの名台詞「わが生涯に一片の悔いなし」をモチーフにして歌う[4]

『北斗の拳』のヒロイン・ユリアは、ケンシロウの婚約者であり、また『北斗の拳』に登場する他の拳士たちをも魅了した。ユリアはラオウのお気に入りの女性でもあった。ラオウはユリアのいる南斗の城に乗り込み、ユリアに関して次のように言った。——「だれを愛そうが どんなに汚れようが かまわぬ 最後にこの ラオウの横におればよい!!」

ラオウを一途に想う女性・トウからユリアに関して問われ、トウの想いを振りほどき、ラオウはそのように答える。リハクの娘・トウはこの時、「南斗最後の将」ユリアの臣下でありユリアの影武者としてラオウの前に現れた。トウは幼い頃にラオウに命を救われ、ラオウを愛するようになる[* 2]。ユリアに関するラオウの答えを聞き失意のトウは、ラオウから短剣を奪い取り、自死。ラオウはユリアを南斗の城から連れ去る。

ケンシロウとの最終決戦を前にして、ラオウは哀しみこそが人間を強者にすると悟る。しかしラオウは言う。——「このラオウ いまだ 愛を知らぬ ゆえに 哀しみが みえぬ」

ラオウは、ユリアを失うことで自らを愛に目覚めさせ、勝利者となるに違いないと考え、ユリアの命を奪いにかかる。ユリアはラオウの足の傷の手当てをした後、ラオウに背を向けて言う。——「わたしに みつめられていては突きにくいでしょう」

ラオウは涙を流し、ユリアを望み続けていた自身の行動が、愛によるものであったのだとわかった。ユリアは病により吐血し、余命数か月と告白する。ラオウの一撃が、ユリアの首をとらえる。


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