2024年のFIA_世界耐久選手権
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2024年のFIA 世界耐久選手権
前年:2023翌年:2025

2024年のFIA 世界耐久選手権は、国際自動車連盟 (FIA) とフランス西部自動車クラブ (ACO) が共同で開催するFIA 世界耐久選手権 (WEC) の第12回大会である。シリーズはプロトタイプレーシングカーおよびGTカーの参加車両を2つのクラスに分けて争われる。本シーズンは、2024年3月のカタール1812kmレースで開幕し、同年11月のバーレーン8時間レースで閉幕する予定である。世界選手権タイトルはプロトタイプ/GTカーの各カテゴリーで総合首位となったドライバー/マニュファクチャラーに与えられる。
シーズン日程

昨シーズンより1戦増加し、全8戦で行われる。

カタール1812kmレース(10時間制限)、イモラ6時間レースが新たに追加される。アメリカ開催は、春にセブリング1000マイルレースが組み込まれていたが後述の理由により変更され、2019-20シーズン以来となる「ローン・スター・ル・マン」が代わりに組み込まれた。ブラジルでは2014年シーズン以来となるサンパウロ6時間レースが組み込まれた。

なお、昨シーズンの開催地であったセブリングは開幕戦がカタールへ変更された事による日程の都合により、モンツァはサーキットの工事により、ポルティマオはカレンダー復帰が遅れていたサンパウロの事実上の代替であったため、それぞれ今シーズンは開催されない[1]

ラウンドレースサーキット開催地開催日
1カタール1812kmレース ルサイル・インターナショナル・サーキットルサイルカタール)3月2日
2イモラ6時間レース イモラ・サーキットイーモライタリア)4月21日
3スパ・フランコルシャン6時間レース スパ・フランコルシャンスパベルギー)5月11日
4ル・マン24時間レース サルト・サーキットル・マンフランス)6月15-16日
5サンパウロ6時間レース インテルラゴス・サーキットサンパウロブラジル)7月14日
6ローン・スター・ル・マン サーキット・オブ・ジ・アメリカズテキサス州トラヴィス郡アメリカ)9月1日
7富士6時間レース 富士スピードウェイ静岡県小山町日本)9月15日
8バーレーン8時間レース バーレーン・インターナショナル・サーキットサヒールバーレーン)11月2日

エントリー

ハイパーカークラスはマニュファクチャラーが増加し、
LMHからイソッタ・フラスキーニ(英語版)が、LMDhからBMWアルピーヌランボルギーニがワークス体制でそれぞれ参戦する[2][3]。この他、ポルシェのカスタマーチームとフェラーリが増車し計19台がエントリーする。

前年度をもってLMP2クラスは廃止された。ただしル・マン24時間レースに限っては引き続き参戦が可能となり、LMP2には最大15台のエントリー枠が設けられる[4]

前年度をもってLMGTE Amクラスを廃止し、新たにグループGT3を使用したLMGT3クラスが新設される。LMGT3については原則として「1メーカーにつき2台まで」の参戦となり、メーカー側がエントリーするチームを指名する[5]。参戦への優先権が与えられる[6]ハイパーカークラスのメーカーに加え、アストンマーティンフォードマクラーレンが参戦し、計9メーカー18台がエントリーする[2]

ハイパーカークラスでは前年にLMHにてエントリーしていたグリッケンハウスが撤退し[7]ヴァンウォールはFIA/ACOからエントリーを拒否されたため[8]、それぞれ今シーズンはエントリーしていない。新設されるLMGT3クラスではグループGT3にて大きなシェアを持つ[9]メルセデスアウディのエントリーが認められなかった[2]


ル・マン以外でのエントリー数は当初「最大40台」に拡大される予定だったが、いくつかのサーキット(イモラ、COTA)でピットボックスの数が不足することが問題となり、最終的に「最大37台」となった[10]

ハイパーカー

チームタイプ車両エンジンハイブリッドタイヤNo.ドライバーラウンド
キャデラック・レーシングLMDhキャデラック・Vシリーズ.Rキャデラック LMC55R 5.5 L V8ハイブリッドM2 アール・バンバー1-4
アレックス・リン1-4
セバスチャン・ボーデ1
アレックス・パロウ4
レンガー・ヴァン・デル・ザンデTBA
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツLMDhポルシェ・963ポルシェ 9RD 4.6 L V8ターボハイブリッドM5 マット・キャンベル1-4
ミカエル・クリステンセン1-4
フレデリック・マコヴィッキィ1-4
6 ケビン・エストレ1-4
アンドレ・ロッテラー1-4
ローレンス・ヴァントール1-4
トヨタ・ガズー・レーシングLMHトヨタ・GR010 HYBRIDトヨタ H8909 3.5 L V6ターボハイブリッドM7 マイク・コンウェイ1-4
小林可夢偉1-4
ニック・デ・フリース1-4
8 セバスチャン・ブエミ1-4
ブレンドン・ハートレイ1-4
平川亮1-4
イソッタ・フラスキーニLMHイソッタ・フラスキーニ・ティーポ6-Cイソッタ・フラスキーニ 3.0 L V6ターボハイブリッドM11 アントニオ・セッラバッレ(英語版)1-4
カール・ベネット(英語版)1-4
ジャン=カール・ベルネイ(英語版)1-4
ハーツ・チーム・ジョタLMDhポルシェ・963ポルシェ 9RD 4.6 L V8ターボハイブリッドM12 ウィル・スティーブンス1-4
カラム・アイロット1-4
ノーマン・ナト1-2, 4
38 ジェンソン・バトン1-4
フィリップ・ハンソン1-4
オリバー・ラスムッセン(英語版)1-4
BMW M・チームWRTLMDhBMW・M Hybrid V8BMW P66/3 4.0 L V8ターボハイブリッドM15 ドリス・ヴァントール1-4
ラファエル・マルチェッロ1-4
マルコ・ヴィットマン1-4
20 シェルドン・ヴァン・デル・リンデ1-4
ロビン・フラインス1-4
レネ・ラスト1-4
アルピーヌ・エンデュランス・チームLMDhアルピーヌ・A424メカクローム V634 3.4 L V6ターボハイブリッドM35 ポール=ルー・シャタン(英語版)1-4
フェルディナント・ハプスブルク1, 4
ジュール・グーノン2-3
シャルル・ミレッシ1-4
36 ニコラ・ラピエール1-4
ミック・シューマッハ1-4
マシュー・バキシビエール(英語版)1-4
フェラーリAFコルセLMHフェラーリ・499Pフェラーリ F163 3.0 L V6ターボハイブリッドM50 アントニオ・フォコ1-4


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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