2023年度新人選手選択会議
プロ野球ドラフト会議
supported by リポビタンD
最多の3球団に指名された武内と度会
ドラフト概要
スポンサー大正製薬
開催日2023年10月26日
開催地東京都港区
会場グランドプリンスホテル新高輪
国際館パミール
司会関野浩之
制度1順目:重複くじ引き
2順目以下:変則ウェーバー
指名数122人(新人:72人 育成:50人)
複数球団指名
3球団
度会隆輝(外野手・ENEOS)DeNA交渉権獲得
武内夏暉(投手・國學院大學)西武交渉権獲得
2球団
常廣羽也斗(投手・青山学院大学)広島交渉権獲得
西舘勇陽(投手・中央大学)巨人交渉権獲得
2回目3球団
前田悠伍(投手・大阪桐蔭高)ソフトバンク交渉権獲得
2回目2球団
草加勝(投手・亜細亜大学)中日交渉権獲得
3回目2球団
細野晴希(投手・東洋大学)日本ハム交渉権獲得
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2023年度新人選手選択会議(2023ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は、2023年10月26日に開催された第59回のプロ野球ドラフト会議。2013年のドラフト会議から11年連続で大正製薬が特別協賛しており、公式名称は『プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』である[1]。 2023年5月30日に特別協賛社が発表された[2]。2019年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)から2巡目以降のウェーバー優先権がセントラル・リーグとパシフィック・リーグが1年おきに交互に変更させることになったため、2023年はセ・リーグがウェーバー優先権を得た。 今回は4年ぶりに有観客で開催され、また観覧者についても以前までの抽選による無料招待であったものをドラフト会議史上初となる有料観覧席(約700席)の設置を行い、チケットを販売する形を採った(全席指定3300円)[3]。これについて、日本野球機構の担当者は「競争率が非常に高かった。見たいという方が多く、そういう方には購入していただくことになった」と説明している[3]。また、これまで17時に設定していた開始時間を10分早めて、16時50分に改めた[3]。 今回のドラフト会議から、海外の学校に在学している選手に関しての交渉期間を、ドラフト会議が行われた翌年の7月末日まで延長させる規定を設けた[4]。この規定は、2023年10月23日に行われた12球団の持ち回りの実行委員会で決まったもの[4]。これについて、日本野球機構の担当者は「海外の学校に在学している日本人選手が増えてきており、球団からの問い合わせが多くなってきた。それに対応するために、あらかじめ選手契約締結の交渉期間を7月末にしておけば、選手にとっても、球団にとっても、いい改定になるのではないかという12球団の合意を得た」と説明している[4]。本ドラフトではヤクルトから育成1巡目指名を受けた橋翔聖(台湾・鶯歌工商高)が最初の適用者となった。 チーム中日日本ハムヤクルト西武巨人楽天DeNAソフトバンク広島ロッテ阪神オリックス
概要
備考
1位指名での7度の抽選は史上最多となった[5]。
支配下2巡目で指名された大谷輝龍(ロッテ)、椎葉剛(阪神)は独立リーグ出身であり、2013年の又吉克樹に並び最高順位タイとなった。2巡目に独立リーグ出身の選手が複数人指名されるのは初となる[6]。
独立リーグからは上述の2人を含め過去最多となる23人(支配下6人[注 1]、育成17人[注 2])が指名を受けた[7]。
徳島インディゴソックスから、同一チームからの指名人数としては過去最多の6人(支配下3人、育成3人)が指名を受けた[8]。
明治大学から3人が指名され、明大選手の指名は14年連続となり、高校・社会人を通じ同一チームからの連続指名最長記録を更新した[9]。
前年まで高校最長の8年連続で指名選手を輩出していた花咲徳栄高校は2選手がプロ志望届を提出したが指名漏れし、連続記録がストップした[10][11]。
指名選手一覧
色付きの背景は複数球団から指名を受けた選手。