2023年のワールドシリーズ
第4戦試合前のチェイス・フィールドの様子。開閉式の屋根が開かれ、アメリカ空軍A-10CサンダーボルトII 4機がフライオーバーのため上空を飛行中
チーム勝数
テキサス・レンジャーズ(AL)4
アリゾナ・ダイヤモンドバックス(NL)1
シリーズ情報
試合日程10月27日?11月1日
観客動員5試合合計:23万0388人
1試合平均:04万6078人
MVPコーリー・シーガー(TEX)
責任審判ビル・ミラー
< 20222024 >
2023年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第119回ワールドシリーズ(英語: 119th World Series)は、10月27日から11月1日にかけて計5試合が開催された。その結果、テキサス・レンジャーズ(アメリカンリーグ)がアリゾナ・ダイヤモンドバックス(ナショナルリーグ)を4勝1敗で下し、球団創設63年目で初の優勝を果たした。
地区優勝を逃した中で高勝率の球団にポストシーズン出場枠を与えるワイルドカード制度が1994年に導入されて以来、該当球団どうしがワールドシリーズで対戦するのは2014年以来9年ぶり3度目[3]。ブルース・ボウチーは、2014年シリーズではナショナルリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツで、今シリーズではアメリカンリーグのレンジャーズで、それぞれ監督を務めてチームを優勝へ導いた。ジャイアンツ監督時代のボウチーは2010年と2012年にも優勝しており、今シリーズ制覇によりボウチーは、シリーズ優勝回数が4回に達した史上6人目の監督および両リーグの球団をシリーズで優勝させた史上3人目の監督となった[注 1][4]。レンジャーズの初優勝により、シリーズ優勝経験がない球団は全30球団中残り5球団となった[5]。シリーズMVPには、第1戦の9回裏に同点の2点本塁打を放つなど、5試合で打率.286・3本塁打・6打点・OPS 1.137という成績を残したレンジャーズのコーリー・シーガーが選出された。
2022年、MLB機構が金融持株会社のキャピタル・ワンと契約を締結し、同社はこの年から5年間ワールドシリーズの冠スポンサーとなった[6]。よって大会名はワールドシリーズ presented by キャピタル・ワン(英語: World Series presented by Capital One)となる。
ワールドシリーズまでの道のり「2023年のメジャーリーグベースボール」、「2023年のテキサス・レンジャーズ」、および「2023年のアリゾナ・ダイヤモンドバックス」も参照
両チームの2023年.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}レンジャーズの外野手アドリス・ガルシア(左。写真は2022年9月20日撮影)と、ダイヤモンドバックスの先発投手メリル・ケリー(写真は2019年5月1日撮影)
10月23日にまずアメリカンリーグでレンジャーズ(西地区)が、そして24日にはナショナルリーグでダイヤモンドバックス(西地区)が、それぞれリーグ優勝を決めてワールドシリーズへ駒を進めた。
レンジャーズは2017年から6年連続で負け越し、2022年は地区首位ヒューストン・アストロズに38.0ゲーム差をつけられた。シーズン終了後、新監督にブルース・ボウチーが招聘され[7]、選手補強では防御率リーグ13位と低迷した先発ローテーションへ、新たにジェイコブ・デグロムやネイサン・イオバルディらが加わった[8]。