2023年のワールドシリーズ
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2023年ワールドシリーズ

第4戦試合前のチェイス・フィールドの様子。開閉式の屋根が開かれ、アメリカ空軍A-10CサンダーボルトII 4機がフライオーバーのため上空を飛行中

チーム勝数
テキサス・レンジャーズAL)4
アリゾナ・ダイヤモンドバックスNL)1

シリーズ情報
試合日程10月27日?11月1日
観客動員5試合合計:23万0388人
1試合平均:04万6078人
MVPコーリー・シーガー(TEX)
責任審判ビル・ミラー(第6戦を除く)、
アルフォンソ・マルケス(第6戦のみ)[1]
ALCSTEX 4?3 HOU
NLCSARI 4?3 PHI
チーム情報
テキサス・レンジャーズ(TEX)
シリーズ出場12年ぶり3回目
GMクリス・ヤング
監督ブルース・ボウチー
シーズン成績90勝72敗・勝率.556
AL西地区2位=第2ワイルドカード
分配金選手1人あたり50万6263ドル[2]

アリゾナ・ダイヤモンドバックス(ARI)
シリーズ出場22年ぶり2回目
GMマイク・ヘイゼン
監督トーリ・ロブロ
シーズン成績84勝78敗・勝率.519
NL西地区2位=第3ワイルドカード
分配金選手1人あたり31万3634ドル[2]
全米テレビ中継
放送局FOX
実況ジョー・デービス
解説ジョン・スモルツ
平均視聴率4.7%(前年比1.4ポイント下降)
ワールドシリーズ

 < 20222024 > 

2023年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第119回ワールドシリーズ英語: 119th World Series)は、10月27日から11月1日にかけて計5試合が開催された。その結果、テキサス・レンジャーズアメリカンリーグ)がアリゾナ・ダイヤモンドバックスナショナルリーグ)を4勝1敗で下し、球団創設63年目で初の優勝を果たした。

地区優勝を逃した中で高勝率の球団にポストシーズン出場枠を与えるワイルドカード制度が1994年に導入されて以来、該当球団どうしがワールドシリーズで対戦するのは2014年以来9年ぶり3度目[3]ブルース・ボウチーは、2014年シリーズではナショナルリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツで、今シリーズではアメリカンリーグのレンジャーズで、それぞれ監督を務めてチームを優勝へ導いた。ジャイアンツ監督時代のボウチーは2010年2012年にも優勝しており、今シリーズ制覇によりボウチーは、シリーズ優勝回数が4回に達した史上6人目の監督および両リーグの球団をシリーズで優勝させた史上3人目の監督となった[注 1][4]。レンジャーズの初優勝により、シリーズ優勝経験がない球団は全30球団中残り5球団となった[5]シリーズMVPには、第1戦の9回裏に同点の2点本塁打を放つなど、5試合で打率.286・3本塁打・6打点OPS 1.137という成績を残したレンジャーズのコーリー・シーガーが選出された。

2022年、MLB機構が金融持株会社キャピタル・ワンと契約を締結し、同社はこの年から5年間ワールドシリーズの冠スポンサーとなった[6]。よって大会名はワールドシリーズ presented by キャピタル・ワン(英語: World Series presented by Capital One)となる。
ワールドシリーズまでの道のり「2023年のメジャーリーグベースボール」、「2023年のテキサス・レンジャーズ」、および「2023年のアリゾナ・ダイヤモンドバックス」も参照
両チームの2023年.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}レンジャーズの外野手アドリス・ガルシア(左。写真は2022年9月20日撮影)と、ダイヤモンドバックスの先発投手メリル・ケリー(写真は2019年5月1日撮影)

10月23日にまずアメリカンリーグでレンジャーズ(西地区)が、そして24日にはナショナルリーグでダイヤモンドバックス(西地区)が、それぞれリーグ優勝を決めてワールドシリーズへ駒を進めた。

レンジャーズは2017年から6年連続で負け越し、2022年は地区首位ヒューストン・アストロズに38.0ゲーム差をつけられた。シーズン終了後、新監督にブルース・ボウチーが招聘され[7]、選手補強では防御率リーグ13位と低迷した先発ローテーションへ、新たにジェイコブ・デグロムネイサン・イオバルディらが加わった[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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