本項目では、カタールで開催される2022 FIFAワールドカップ出場チームを決定するための予選の、欧州サッカー連盟 (UEFA) 加盟協会を対象としたヨーロッパ予選のうち、2022年3月及び6月に開催された2次予選(プレーオフステージ)について記す。
開催方式が前回大会までの「グループステージ2位同士によるホーム・アンド・アウェー方式」から「グループステージ2位に直近のUEFAネーションズリーグ (NL) 上位を加えたトーナメント方式」に大きく変更されている。 大会フォーマットは、2019年12月4日にスイスのニヨンで開催されたUEFA実行委員会によって承認された[1][2]。ともにNLの結果を加味するものの、UEFAネーションズリーグ2018-19の結果のみで参加チームを決定したUEFA EURO 2020予選プレーオフの大会方式からは変更され、従来の「グループステージ/プレーオフステージ」構造を維持した上で、UEFAネーションズリーグ2020-21の上位チームを参加チームに加える方式となった[3][4][5]。 参加資格を有する12チーム(後述)を4チームずつ3つのグループ(プレーオフ・パス)に分けて、それぞれでシングルイリミネーショントーナメントを戦う。3月24-25日に準決勝を、2022年3月28-29日に決勝を行い、決勝の勝者が2022 FIFAワールドカップの出場権を獲得する[6]。準決勝・決勝とも1試合のみで決着するものとし(ホーム・アンド・アウェー方式ではない)、準決勝はグループステージの上位6チームのホームゲームとして、決勝は準決勝後の抽選により決定したチームのホームゲームとして開催される[7]。 準決勝・決勝ともフルマッチ終了後に同点の場合は30分の延長戦が行われ(1名分の選手交代枠が追加される)、延長戦終了後も同点の場合はPK戦により勝者を決定する[8] 。2019年12月のUEFA実行委員会の承認を受けて、ワールドカップ予選トーナメント全体でビデオ・アシスタント・レフェリーの使用が承認されており[6]、2次予選でも採用される。 次の要件を満たす12チームが参加する。 ヨーロッパ予選グループステージの各グループ(A-J)の2位となったチームがプレーオフに進む。 グループステージの上位6チームがシードされホーム開催権を得る。下位4チームは準決勝の抽選でシードされない[7]。 順グチーム試勝分敗得失差点シード グループステージで3位以下となり、本大会および2次予選出場資格を得られなかったUEFAネーションズリーグ2020-21各グループの勝者(グループ1位)のうち総合ランキング[9] 上位2チームが2次予選に進出する[6]。この資格で2次予選に参加するチームは準決勝でホーム開催権を得られない[7]。 NL順グループ1位予選
フォーマット
参加チーム
ヨーロッパ予選グループステージの各グループ(A-J)の2位となった10チーム
グループステージで3位以下となったチームのうちUEFAネーションズリーグ2020-21でグループ最上位となったチームから2チーム[6]
グループステージ2位チーム
1A ポルトガル8521176+1117準決勝シード
2F スコットランド8521147+717
3C イタリア8440132+1116
4H ロシア8512145+916
5B スウェーデン8503126+615
6E ウェールズ8431149+515
7G トルコ84311816+215準決勝ノーシード
8I ポーランド84221810+814
9J 北マケドニア83321411+312
10D ウクライナ8260118+312
出典: FIFA
順位の決定基準: グループ上位5カ国の対戦成績に基づいた 1. 勝ち点; 2. 得失点差; 3. 総得点; 4. アウェーゴール; 5. 勝利数; 6. アウェー勝利数; 7. 反則ポイント; 8. UEFAネーションズリーグ2020-21成績.[7]
ネーションズリーググループ勝者
A1 フランス &D
2 スペイン &B
3 イタリア C
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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