2022年の科学
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1月14日 - 慶應義塾大学が、iPS細胞を用いて作られた神経細胞脊髄損傷の患者に移植することに、世界で初めて成功した。これまでは脊髄損傷に有効な治療法は確立されていなかった[12]

1月20日

理化学研究所などの研究で、シリコン半導体を用いたチップを使う量子コンピュータでの高い計算精度の実現に成功し、実用化基準を上回った[13][14]

UNESCOが、南太平洋のタヒチ沖でこれまで知られていなかった長さ3kmにも及ぶサンゴ礁を発見したと発表した[15][16]


1月24日 - 2021年12月に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が目的地のラグランジュ点に到着したとNASAが発表した[17][18]1月24日:JWSTがラグランジュ点に到着した。

1月26日 - オーストラリアの国際電波天文学研究センター(英語版)による観測で、18分に1回という頻度で、地球に向けて膨大なエネルギーを放出している突発天体が見つかったと報告された。この明滅はこれまでに報告されたどの突発天体とも異なるパターンで、新たな形態の中性子星白色矮星が考えられた[19][20]

1月27日

タフツ大学の研究で、本来は再生能力のない成体のアフリカツメガエルの切断された足を再生させることに成功したと発表した[21][22]

ロボットが人の手を借りずに腹腔鏡手術を成功させたとジョンズ・ホプキンス大学が発表した[23][24]


2月

2月1日 - 東京大学東京工業大学などの大学が参加した国際共同研究で、塩化ルテニウムにおいて磁場方向にその現れやすさが依存したマヨラナ粒子を観測したと発表した。また、この粒子の振る舞いが、アレクセイ・キタエフによる理論的予測とも一致することも確認された[25][26]

2月2日 - 国際宇宙ステーション(ISS)が2031年までに運用を終了し、その後は太平洋ポイント・ネモに落下させる計画が発表された[27]

2月8日

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンを中心とする研究チームが、地球から117光年離れた白色矮星WD 1054-226(英語版)のハビタブルゾーン内を公転する太陽系外惑星が存在する証拠を発見した[28][29]

アメリカ海洋大気庁(NOAA)が1月に公表したデータによると、地球の大気中のメタン濃度が人類史上初めて1900ppbを超え、産業革命前の3倍以上の水準に達したことが分かった[30]


2月9日

人工知能が、瞬時に決定を行う必要がある分野での応用の研究の一環として、レースゲーム「グランツーリスモ」で人間のトッププレイヤー4人と対戦し、勝利した[31]

欧州トーラス共同研究施設(JET)の実験で、核融合によっておよそ11メガワットのエネルギーを5秒間にわたって取り出すことに成功したと発表した。これは核融合で取り出されたエネルギー量の過去最大量を2倍以上更新するという画期的な結果となった[32][33][34]

2月9日:JETの実験で、核融合によってこれまでで最大量のエネルギーを取り出すことに成功した。

2月10日 - ヨーロッパ南天天文台の観測によって、太陽系から最も近い恒星プロキシマ・ケンタウリを公転する、3つ目の太陽系外惑星プロキシマ・ケンタウリdの存在が確認された[35]
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