投票率74.90%( 8.63%)
候補者蔡英文韓国瑜宋楚瑜
政党 民主進歩党 中国国民党 親民党
副総統候補者
頼清徳
張善政
余湘
得票数8,170,2315,522,119608,590
得票率57.13%38.61%4.26%
選挙前総統
蔡英文
民主進歩党
2020年中華民国総統選挙(2020ねんちゅうかみんこくそうとうせんきょ、2020年中華民國總統選舉)は、2020年(民国109年)1月11日に中華民国(台湾)で行われた、総統、副総統(第15期)を選出する選挙である。また、選挙原則(普通、平等、直接、秘密選挙)が採用されてから7回目の選挙である。第十回中華民国立法委員選挙も同時に行われ、2016年総統選と同様のダブル選挙となった。 一国二制度による統一を拒否する立場を打ち出している現職で民主進歩党の蔡英文が再選を果たした。対する中国国民党の韓国瑜は香港で起きた民主化デモの影響で支持が低迷し[1]、親中派のイメージが裏目となった。親民党の宋楚瑜は二大政党の争いに埋没し支持を伸ばすことができなかった[2]。 蔡英文の得票数は2008年総統選の馬英九の766万票を超える817万票で、1996年の直接選挙開始以来過去最多となり[3]、この記録は「蔡英文障礙(蔡英文の壁)」と呼ばれるようになった[4]。 2000年総統選で投票率82.69%と最高になって以来、投票率は毎回下がり続けており、2016年総統選では過去最低の66.27%になっていたが、今回の投票率は74.90%と前回から8.63%上昇し、2008年総統選以来の高投票率となった。 総統候補は副総統候補とペアで出馬し、比較多数の候補ペアを当選者とする。中華民国憲法の規定により、任期は4年、再選は1度。 選挙権は、自由地区(台湾地区)に6ヶ月以上在住する20歳以上の中華民国国民に与えられ、在外住民も選挙権を有する。 被選挙権は、自由地区に6か月以上在住し、中華民国国民として15年以上経過した40歳以上が被選挙人として登録できる。ただし、中華民国国籍を回復、帰化した者、大陸地区(中華人民共和国や香港、マカオ)から移住してきた国民は被選挙人として登録できない。 立候補にあたって政党(直近の国政選挙で5%以上の得票)からの推薦を得るか、複数の政党による推薦(推薦政党の直近国政選挙の得票数合計が5%以上)が必要である。 無所属で立候補する場合は被署名推薦と呼ばれ、前回総統選挙の有権者の1.5%の署名を中央選挙委員会に提出する必要があり、署名の結果をもって、立候補資格を得ることが可能となる[5]。 2019年3月14日告示の民進党総統選予備選挙には現職の蔡英文と前行政院長の頼清徳の2人が立候補登録した[6][7]。6月13日の開票の結果、蔡英文が35.7%の得票で頼清徳(27.5%)を約8.2%差で下し[8][9]、6月19日、蔡が正式に民進党総統候補に登録された[10][11]。 11月17日、蔡英文は予備選挙で争った頼清徳を副総統候補とすることを発表した[12]。 2019年3月22日告示の国民党総統選予備選挙には5人が立候補登録した[13][14]。7月15日の開票の結果、韓国瑜が44.8%の得票で、郭台銘(22.7%)、朱立倫(17.9%)、周錫?(6.0%)、張亜中 11月11日、韓国瑜は元行政院長で無所属の張善政を副総統候補とすることを発表した[17]。 2019年11月13日、親民党は総統候補指名などを議論する決定会議および全国委員会を開催した。親民党主席の宋楚瑜は会議後に記者会見を開き、無所属で連広グループ社長の余湘
概要
選挙制度
候補者
(無所属)韓国瑜張善政
(無所属)蔡英文頼清徳
元台湾省長元連広
元党主席元行政院長
元台南市長
民主進歩党
中国国民党
親民党
選挙結果
全国集計