2019-20年のFIA_世界耐久選手権
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2019?20年のFIA 世界耐久選手権
前年:2018-19翌年:2021

2019-20年のFIA 世界耐久選手権は、国際自動車連盟 (FIA) とフランス西部自動車クラブ (ACO) が共同で開催するFIA 世界耐久選手権 (WEC) の第8回大会である。シリーズはプロトタイプレーシングカーおよびGTカーの参加車両を4つのクラスに分けて争われる。本シーズンは、2019年9月のシルバーストン4時間レースで開幕し、翌2020年11月のバーレーン8時間レースで閉幕した。世界選手権タイトルはプロトタイプ/GTカーの各カテゴリーで総合首位となったドライバー/マニュファクチャラーに与えられる。
シーズン日程

FIAとACOは2018年のシルバーストン6時間の期間中、10か月間で8つのイベントを開催する暫定スケジュールを発表した。前シーズンのすべてのイベントが引き継がれ、2018-2019年のカレンダーになかったバーレーン・インターナショナル・サーキットの復帰、2014年が最後の開催だったインテルラゴス・サーキットが加わった。ただし、イベントの大部分のレース時間は変更されており、前のシーズンで使用されていた従来の6時間形式からは離れている。変更点としては、バーレーンのレース時間が8時間に延長され、シルバーストンと上海インターナショナル・サーキットは4時間のイベントに短縮される[1]

F1が2019年の暫定スケジュールを発表した後、WECは日本GPとのバッティングを避けるために富士ラウンドを1週間前の10月6日に変更した。また、IMSAのシーズンフィナーレであるプチ・ル・マンの予定日ともずれることとなった。富士ラウンドを前倒しにしたことにより、上海ラウンドを1週間前の11月10日に前倒しした。これにより、マカオグランプリの従来の日程とのバッティングが回避された[2]。2019年12月2日、サンパウロ6時間(英語版)のプロモーターがチャンピオンシップの契約上の義務を果たせなかったためラウンドはキャンセルされ、代わりにサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間に置き換えられることが発表された。FIAはまた、第54回スーパーボウルとメキシコシティePrix(英語版)とのバッティングを避けるために、日程を2月23日に修正した[3]

セブリング1000マイルは2020年3月20日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、ヨーロッパ本土から米国への渡航が禁止されたためキャンセルされた[4]ル・マン24時間レースは、コロナウイルスのために9月に延期された[5]。3月16日、スパ・フランコルシャン6時間も同様に影響を受け、延期を発表した。その後2020年4月3日に、2019-20シーズンの新しい改訂カレンダーがリリースされた。スパのレースは8月15日に移動し、11月21日にバーレーン8時間レースが開催され、キャンセルされたセブリング1000マイルに取って代わる[6]。11月のバーレーンでの最終戦は、F1が月末にその会場で2週連続開催するスケジュールとなっていた為、1週間前倒しで開催されることとなった[7]

ラウンドレースサーキット開催地開催日
1シルバーストン4時間レース(英語版) シルバーストン・サーキットシルバーストンイギリス)2019年9月1日
2富士6時間レース 富士スピードウェイ静岡県小山町日本)2019年10月6日
3上海4時間レース 上海インターナショナル・サーキット上海市中国)2019年11月10日
4バーレーン8時間レース バーレーン・インターナショナル・サーキットサヒールバーレーン)2019年12月14日
5ローン・スター・ル・マン サーキット・オブ・ジ・アメリカズテキサス州オースティンアメリカ合衆国)2020年2月23日
6スパ・フランコルシャン6時間レース スパ・フランコルシャンスパベルギー)2020年8月15日
7ル・マン24時間レース サルト・サーキットル・マンフランス)2020年9月19-20日
8バーレーン8時間レース バーレーン・インターナショナル・サーキットサヒールバーレーン)2020年11月14日
COVID-19によるパンデミックのため中止[4]
レースサーキット開催地当初の開催予定日
セブリング1000マイルレース セブリング・インターナショナル・レースウェイフロリダ州セブリング(アメリカ合衆国)2020年3月20日

エントリー
LMP1

チーム車両エンジンハイブリッドタイヤNo.ドライバーラウンド
レベリオン・レーシング[8]レベリオン・R13ギブソン GL458 4.5 L V8-M1 ブルーノ・セナ1-7
グスタヴォ・メネゼス[9]1-7
ノーマン・ナト1-7
バイコレス・レーシングチームENSO CLM P1/01ギブソン GL458 4.5 L V8   -M4 トム・ディルマン6?7
ブルーノ・スペングラー6?7
オリバー・ウェブ6?7
チーム・LNTジネッタ・G60-LT-P1AER P60C 2.4 L V6ターボ-M5 ベン・ハンリー[10]1-4
イゴール・オルドツェフ1?3
チャーリー・ロバートソン1, 4
ルカ・ギオット[11]2
ジョーダン・キング3-4
6 マイケル・シンプソン1-4
ガイ・スミス1-4
オリバー・ジャービス[12]1
チャーリー・ロバートソン2?3
クリス・ダイソン[13]4
トヨタ・ガズー・レーシングトヨタ・TS050 HYBRIDトヨタ H8909 2.4 L V6ターボハイブリッドM7 マイク・コンウェイ全戦
小林可夢偉全戦
ホセ・マリア・ロペス全戦
8 セバスチャン・ブエミ全戦
中嶋一貴全戦
ブレンドン・ハートレイ全戦

LMP2

規定により、LMP2クラスに参加する車両は全車ギブソン GK428 4.2L V8エンジンを搭載する。

チーム車両タイヤNo.ドライバーラウンド
ユナイテッド・オートスポーツオレカ・07[14]M22 フィリップ・ハンソン全戦
フェリペ・アルブケルケ[15]全戦
ポール・ディ・レスタ[16]1, 3-8
オリバー・ジャービス[17]2
レーシング・チーム・ネダーランドオレカ・07M29 フリッツ・ヴァン・イアード全戦
ギド・ヴァン・デル・ガルデ[18]全戦
ジョブ・ヴァン・ウィタート[19]1, 6
ニック・デ・フリース2?5, 7?8
ハイクラス・レーシングオレカ・07G

M33 マーク・パターソン1?7
山下健太1?7


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