2019年ウクライナ大統領選挙
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2019年ウクライナ大統領選挙
Вибори Президента Укра?ни 2019

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2019年3月31日(第1回)
2019年4月21日(第2回)
→ 2024年


投票率62.86% (第1回)
62.07% (第2回)
 
候補者ウォロディミル・
ゼレンスキー
ペトロ・
ポロシェンコ

政党国民の僕無所属
同盟-連帯
得票数13,506,4704,512,562
得票率73.22%24.45%


決選投票の得票結果
  ゼレンスキー   ポロシェンコ
  投票未実施地域[1]

選挙前大統領

ポロシェンコ
無所属選出大統領

ゼレンスキー
国民の僕

2019年ウクライナ大統領選挙(2019ねんウクライナだいとうりょうせんきょ、ウクライナ語: Вибори Президента Укра?ни 2019)は、2019年に実施されたウクライナの大統領を選出するための選挙である。第1回投票が3月31日に行われたが、いずれの候補者も当選に必要な過半数の得票を獲得できなかったため[2]4月21日に決選投票が行われ、大統領の役で出演したドラマが大ヒットしたことを受けて、大統領選挙に立候補すると若者を中心に幅広い支持を集め、ヨーロッパとの統合路線を訴える一方でロシアとの対話も重視する姿勢も示したウォロディミル・ゼレンスキーが73.22%の得票率で対露強硬派として知られた現職大統領のペトロ・ポロシェンコを破り当選した[3][4]。ゼレンスキーは同年5月20日に大統領に就任した[5][6]
背景

選挙に投票する資格があったのは34,544,993人である[7]。しかし、2014年3月にロシアにより行われたクリミア併合クリミア共和国セヴァストポリ連邦市)と、ウクライナからの分離・独立派によるドネツィク州ドネツク人民共和国)とルハーンシク州ルガンスク人民共和国)の一部の占領(2014年4月以降)により、有権者の約12%が選挙に参加できなかった[8][9]。 ウクライナの中央選挙管理委員会は、投票に先立ってロシアにある5つの投票所を全て閉鎖し、第三国のジョージアカザフスタンフィンランドに代替となる投票所を開設した[10]

選挙の最大の争点はロシアへの外交であると報じられた[11]。先述のとおりウクライナは一部の地域が分離派(親露派)による実効支配を受けており、その勢力やロシアへの対応が候補により異なるのである。現職のポロシェンコはウクライナ正教会ロシア正教会からの独立[注釈 1]など、ロシア離れを実績として挙げているが、低所得であることや社会保障が不十分であることなどが国民の不満となった。一方、ゼレンスキーは政治未経験ながら、テレビドラマ国民の僕」で大統領へ転身する教師の役を演じた。ゼレンスキーは、分離派(親露派)への融和的な姿勢を見せ、その勢力との紛争は対話で解決すると述べた[14]

選挙を監視するため、17か国および19団体から合計2344人が国際選挙監視団に正式に登録された[15][16]。監視者として登録されているのは139の非政府組織である[17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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