2018年の科学
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3月5日 - グラフェンの原子構造を特定の方法で並べ替えると超伝導の性質を示すことが明らかになった[9][10]

3月8日 - これまで地球上では存在が確認されていなかった氷VII(英語版)がダイヤモンドの中から発見された[11][12]

3月26日 - ジョンズ・ホプキンズ大学で、世界初の陰茎および陰嚢の移植手術が実施された[13]

4月

4月2日

制御不能に陥った中国天宮1号が大気圏に再突入し、南太平洋上に落下した[14]

地球からおよそ90億光年離れた恒星イカロスが報告された。この距離は最遠記録だった恒星SDSS J1229+1122(英語版)の距離よりも100倍以上遠く、単独の恒星として観測史上最遠記録を大幅に更新した[15][16]


4月10日 - 早稲田大学東京大学の研究チームが、南鳥島沖の海底下に世界の消費量の数百年分にもなる量のレアアースを発見した[17][18][19]
4月10日:南鳥島沖の海底下に膨大な量のレアアースが発見された。

4月11日 - メキシコ湾流が過去1600年で最も弱まった状態であることが分かった。研究結果は『ネイチャー』誌に掲載された[20][21]

4月18日 - NASA宇宙望遠鏡TESSケープカナベラル宇宙軍施設SLC-40から打ち上げられた[22][23]

4月27日 - 3月に死去したスティーヴン・ホーキングの最後の論文[24]が発表された[25]

5月

5月2日 - 太陽系外惑星WASP-107bの観測で、大気中にヘリウムが存在することが発見された[26]

5月14日 - 1995年から2003年にかけて行われた探査機ガリレオによる木星とその衛星の観測結果を分析したところ、土星の衛星エンケラドゥスのものとよく似ているの噴出活動が、衛星エウロパでも確認された[27][28]

5月22日 - CRISPR/Cas9を使って従来の25%~31%も収穫量があるイネの品種が、パデュー大学中国科学院の研究で開発されたと報告された[29]

6月

6月4日 - 欧州原子核研究機構(CERN)の実験で、ヒッグス粒子トップクォークの直接結合が初めて観測された[30][31]

6月7日 ? NASAの火星探査ローバー「キュリオシティ」が、火星の大気中に含まれるメタンの周期的な変動や、ケロゲンなどの複雑な有機化合物を検出したと発表された[32]

6月16日 - 超新星の10倍から100倍の明るさを持つ突発天体AT2018cowが観測された[33]

6月20日 - エジンバラ大学の研究で遺伝子編集を施されたブタが、動物の病気の一つである豚繁殖・呼吸障害症候群に対して耐性を獲得したことが発表された[34]

6月27日

日本時間9時35分、小惑星探査機はやぶさ2が目的地である小惑星リュウグウに到着したと確認された[35]

土星の衛星エンケラドゥスから複雑な有機化合物を検出したとNASAが発表した[36][37]


7月

7月2日 - ヨーロッパ南天天文台の観測で、PDS 70の周りを公転する、形成されたばかりの太陽系外惑星PDS 70bの撮影に成功した[38]
7月2日:生まれたばかりの太陽系外惑星が初めて撮影された。

7月17日 - スコット・S・シェパードらの研究で、木星の衛星が新たに12個発見された。これにより、木星の衛星の数は79となった[39][40]

7月19日 - 高速電子顕微鏡を使ってキイロショウジョウバエコネクトームが初めてマッピングされ、10万を超えるニューロンの繋がりが可視化された[41]

8月

8月1日 - 研究室で培養されたブタに移植することに成功したことを報告する論文が『サイエンス』誌に発表された[42]

8月12日 - 太陽や太陽風の探査を目的とした宇宙探査機パーカー・ソーラー・プローブが、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた[43]
8月12日:ソーラー・パーカー・プローブが打ち上げられた。

8月14日 - 巨大マゼラン望遠鏡の建設がチリで着工した。

8月16日 - 13年の歳月を経て、コムギゲノムの全ての塩基配列が解読された[44]

8月28日 - CERNの実験において、ヒッグス粒子ボトムクォークの対に崩壊する様子を始めて観測したと発表された[45]
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