2018年の台風
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月別の台風発生数

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
11145941329

各熱帯低気圧の活動時期
「台風」に分類されている熱帯低気圧
台風1号(ボラヴェン)

201801・01W・アガトン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間1月3日 ? 1月4日
ピーク時の強さ35 kt (10分間平均) 
1002 hPa

2017年12月30日頃にパラオ近海で形成した低圧部が、同日3時に熱帯低気圧に発達した。年を跨いで2018年1月1日18時(フィリピン標準時1日17時)にフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名アガトン(Agaton)と命名、同日22時30分(協定世界時1日13時30分)に合同台風警報センター(JTWC)は熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発した。その後、JTWCは熱帯低気圧番号01Wを付番した。01Wは3日9時に南シナ海の北緯10度40分、東経116度5分で台風となり[15][3]、アジア名ボラヴェン(Bolaven)と命名された。1年の中での台風の発生日時としては、1951年からの統計史上3番目に早い記録となった[2]。台風は4日9時に南シナ海の北緯12度、東経111度で熱帯低気圧に変わった。

事後解析では、強風域の大きさが半径が60km・直径120kmとなっているが[16][17]、これは観測史上最小タイ記録である。

発生日時が(一年の中で)早い台風順位名称国際名発生日時
1平成31年台風第1号Pabuk2019年1月1日 15時
2昭和54年台風第1号Alice1979年1月2日 9時
3昭和30年台風第1号Violet1955年1月2日 15時
4平成30年台風第1号Bolaven2018年1月3日 9時
5昭和32年台風第1号‐1957年1月3日 15時
6平成25年台風第1号Sonamu2013年1月3日 21時
7昭和60年台風第1号Fabian1985年1月5日 21時
8昭和47年台風第1号Kit1972年1月6日 9時
平成4年台風第1号Axel1992年1月6日 9時
10昭和60年台風第2号Elsie1985年1月7日 15時



台風2号(サンバ)

201802・02W・バズヤン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間2月11日 ? 2月13日
ピーク時の強さ35 kt (10分間平均) 
1000 hPa

2月7日頃にチューク近海で形成が始まった低圧部について、合同台風警報センター(JTWC)は8日7時30分(協定世界時7日22時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発し、同日9時に熱帯低気圧に発達。JTWCは9日には熱帯低気圧番号02Wを付番した。02Wは11日15時にカロリン諸島の北緯7度0分、東経135度50分で台風となり[18][19]、アジア名サンバ(Sanba)と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名バスヤン(Basyang)と命名した。2月中旬に台風が発生するのは1965年以来53年ぶりであり、かなり珍しい事が分かる。さらに2月7日0時から2月8日3時までと、2月11日21時から2月15日18時までは、観測史上一度も台風が存在していたことがない[5]

その後はフィリピン方面へと西進し、14日頃にセブ島付近を通過した。そして2号は台風が一度も存在していなかった期間を2月14日9時まで埋めてスル海で熱帯低気圧に変わった[20]。しかし、事後解析では、2月13日15時には熱帯低気圧に変わったことになっており、上記で述べた台風が一度も存在していなかった期間を埋めた記録が短くなった[21]

なお、最低気圧は1002hPaから1000hPaに上方修正されている。
台風3号(ジェラワット)

201803・03W・キャロイ

タイフーン (JMA)
カテゴリー4 スーパー タイフーン (SSHWS)



発生期間3月25日 ? 4月1日
ピーク時の強さ105 kt (10分間平均) 
915 hPa

3月17日頃にカロリン諸島で形成した低圧部が一時、天気図から消滅したが20日に再び低圧部として形成し、24日に熱帯低気圧に発達。合同台風警報センター(JTWC)は25日3時(協定世界時24日18時)に熱帯低気圧番号03Wを付番した。同日15時にカロリン諸島の北緯6度10分、東経140度25分で台風になり[22]、アジア名ジェラワット(Jelawat)と命名された。27日12時(フィリピン標準時27日11時)にフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名キャロイ(Caloy)と命名した。

台風はフィリピンの東海上を北上しながら徐々に発達していき、その後向きを北東に変えた。台風は30日頃から急激に発達を始め、30日21時には「非常に強い」勢力に発達した。しかし、わずか2日後の4月1日3時には「強い」勢力に満たなくなるなど、急激に勢力を弱めた。その後も勢力を弱め続け、2日3時にマリアナ諸島の北緯20度、東経148度で熱帯低気圧に変わった[23]

事後解析では、4月1日の時点で台風はマリアナ諸島の北緯19度、東経144度で熱帯低気圧に変わったことになっており、さらに中心気圧が935hPaの「非常に強い」勢力から915hPaの「猛烈な」勢力へと大幅に上方修正されている[24]。3月に猛烈な勢力にまで発達するのはかなり珍しく、3月としては2015年の台風4号の910hPaに次いで2番目に強い勢力である。
台風4号(イーウィニャ)

201804・05W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



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