2017年の朝鮮民主主義人民共和国
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日本海に落下[6][7]

5月21日 - 午後4時29分頃(UTC+8:30)、北朝鮮、弾道ミサイル1発を発射。日本海に落下したと推定[8]

5月29日 - 午前5時10分頃(UTC+8:30)、北朝鮮、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射。日本排他的経済水域(EEZ)内に落下と推定[9][10]

6月

6月2日 - 国連安全保障理事会は、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を強く非難し、北朝鮮の14個人と4団体を資産凍結や渡航禁止の制裁対象に追加指定する決議を全会一致で採択した[11]

6月8日 - 北朝鮮が6時20分頃、元山付近から日本海に向けて地対艦巡航ミサイル数発を発射。飛行距離は約200キロ、高度は約2キロ[12]

6月16日 - 北朝鮮に昨年拘束され、6月に昏睡状態で解放されたアメリカの大学生、オットー・ワームビア氏について、治療にあたっているオハイオ州シンシナティの医師団が会見し、脳細胞の多くが壊死していることを発表。ワームビア氏はその後、19日に死去[13][14]

6月28日 - 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国家保衛省など3機関が、朴槿恵前大統領に対し「極刑に処す」と声明を出し、身柄の引き渡しを韓国当局に要求したという[15]

7月

7月4日 - 北西部の平安北道亀城市付近から日本海方向に向けて弾道ミサイル1発を発射。930キロあまり飛行し、日本の排他的経済水域内に着水したとみられている。北朝鮮国営メディアは同日、特別重大報道を発表し大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したと伝えた[16]

7月28日 - 午後2時45分(日本時間同11時45分)に前川郡舞坪里から大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。約45分の飛行で、高度は約3千キロ。約1千キロを飛翔し、奥尻島から北西150キロほどにある日本の排他的経済水域に落下。SAISは今回のミサイルはより低い角度で打ち上げた場合、9千?1万キロと米本土に到達するものであり、火星14の2段目ロケットを大型化して高推力エンジンを備えたものと完全に一致するとの分析を発表。一方、ロシア国防省は、今回のミサイルを中距離弾道ミサイルであるとの声明を出した[17][18]

8月

8月5日 - 国際連合安全保障理事会、北朝鮮の石炭、鉄、鉄鉱石、鉛、鉛鉱石、海産物の輸出を全面的に禁止するアメリカ提案の制裁決議を全会一致で採択[19]

8月8日

アメリカ、ワシントン・ポスト紙(電子版)が、北朝鮮がICBMに搭載できる小型核弾頭の開発に成功し、最大60発の核兵器を保有しているとアメリカ国防情報局が分析していると報じた。これを受けて、トランプ大統領は「世界が見たこともないような炎と怒りに見舞われることになる」という警告を発した[20]

朝鮮中央通信、北朝鮮の朝鮮人民軍がアメリカ・トランプ政権の対北圧迫を避難し、中距離弾道ミサイル「火星12」を以てグアム島を砲撃する作戦を検討していると発表。併せて、敵基地攻撃能力に言及した小野寺五典防衛大臣や安倍晋三首相を非難し、「日本列島ごときは一瞬で焦土化できる能力を備えて久しい」と威嚇する記事も報じた[21]


8月10日 - 朝鮮中央通信、2015年に同国で身柄を拘束され、無期労働教化刑(無期懲役に相当)に処されていた韓国系カナダ人牧師のイム・ヒョンス(林賢洙)を医療上の理由として釈放したと報道。同氏は12日に帰国[22][23]

8月15日 - 朝鮮中央通信、朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察した金正恩委員長が、「愚かな米国の行動をもう少し見守る」と、グアム島近辺へのミサイル発射計画を保留する姿勢を見せた[24]

8月26日 - 北朝鮮、東部江原道旗対嶺付近から3発の短距離弾道ミサイルと思しき飛翔体を発射。そのうち2発が北東方向に約250kmほど飛翔した[25][26]

8月29日 - 北朝鮮、平壌近郊の順安から弾道ミサイル1発が北東方向に発射され、飛距離約2700km、最高高度約550kmに達し、北海道襟裳岬東方約1180km、日本の排他的経済水域外である太平洋上に落下した。ミサイルは日本海上で3つに分離した可能性があり、小野寺五典防衛大臣は北朝鮮からの発射予告はなかったこと、ミサイルは軌道からロフテッド軌道ではなく、「火星12号」ではないかという見方を示している[27]。詳細は「2017年8月29日の北朝鮮によるミサイル発射」を参照

8月30日 - 朝鮮中央通信、前日の中距離弾道ミサイル「火星12」を発射した訓練を成功と報道。韓国併合から107年目に当たる前日の発射で、「日本人を驚がくさせる大胆な作戦計画」を実行したと発表。米韓軍の合同軍事演習を非難し、「グアム島をけん制する前奏曲となる」とアメリカを牽制した[28]

8月31日 - 北朝鮮の中央裁判所報道官は、北朝鮮に批判的な記事を書いたとして、韓国・朝鮮日報東亜日報の記者及び社長に対し、国家の権威を冒涜したとして極刑に処するという威圧の談話を声明[29]

9月

9月2日 - 北朝鮮の羅先特別市とロシア、ウラジオストクを結ぶ万景峰号が、30日にロシア側への港湾使用料を滞納しているという理由で入港を拒否され、運航停止していることが判明[30]

9月3日 - 北朝鮮北東部で強い揺れが観測され、同国が6回目の核実験を実施した可能性が指摘されている。同国は「水爆実験を成功させた」と発表した[31]

9月5日 - アメリカのサラ・ハッカビー・サンダース報道官、記者会見で北朝鮮に対し、「すべての選択肢が机の上にあり、(朝鮮半島の非核化という)求めている結果を得られるまで維持し続ける」と警告。
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