2017年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
前年:2016翌年:2018
2017年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズは、フランス西部自動車クラブ (ACO) の統括するヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(European Le Mans Series season, ELMS ル・マン・シリーズとして知られる)の14年目のシーズン。4月15日にFIA 世界耐久選手権と共催されているシルバーストンで開幕し、10月22日のアルガルヴェまで全6戦でタイトルが争われた[1]。 2017年のシーズンでは、LMP2クラスにおいて新しい車両規格の導入が図られている[2]。各チームはシャーシのコンストラクターを以下の4つより選択できる。ダラーラ製、オンローク・オートモーティヴ(リジェ)製、オレカ製、ライリー・テクノロジーズとマルチマティックとの共同開発製。ギブソン・テクノロジーはLMP2クラスで唯一のエンジンサプライヤーとなり、その4.2リッター自然吸気V8エンジンは、約600hpの出力を発揮する。コスワース・エレクトロニクスもまた、独占的な電子制御システムのサプライヤーとなっている。 新しいレギュレーションの目的は、LMP2カーの開発費のコストを削減させ、更にそのコスト削減方針が安定することを保証することで、LMP2のカテゴリーの長期的な成功を目指すものである[2]。 2017年シーズンの暫定カレンダーは2016年9月23日に発表された。カレンダーではシリーズは全6戦を予定するとし、2016年に開催された4つのサーキットに加え、2008年以来の開催となるモンツァと2010年以来の開催となるアルガルヴェが含まれていた。5年連続でシルバーストンが本シリーズの開幕戦に選ばれ、FIA 世界耐久選手権と併催されることとなる。一方、他のラウンドではフォーミュラ・ルノー2.0とコラボレーションされることになった[1]。 ラウンドレースサーキット開催日 2017年のエントリーリストは2月2日に発表された[3]。 2017年シーズンの新しいLMP2レギュレーションによって、全車がギブソン製4.2リッターV8のGK428エンジンの使用を義務付けられている。
レギュレーション
カレンダー
1シルバーストン4時間レース シルバーストン・サーキット4月15日
2モンツァ4時間レース モンツァ・サーキット5月14日
3レッドブル・リンク4時間レース レッドブル・リンク7月23日
4ル・カステレ4時間レース ポール・リカール・サーキット8月27日
5スパ4時間レース スパ・フランコルシャン9月24日
6パルティモン4時間レース アルガルヴェ国際サーキット10月22日
エントリーリスト
LMP2
ヘンリク・ヘドマン[4]全戦
Size:194 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef