2016年の台風
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合同台風警報センター(JTWC)は25日18時(協定世界時25日9時)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発した[34]。そして、熱帯低気圧は26日15時に北緯18度30分、東経112度10分で台風となり、[35][36]アジア名ミリネ(Mirinae)と命名された。

3号は27日未明に中国の海南島に上陸して島を縦断。トンキン湾に出たのち、同日夜にベトナムニンビン省付近に再上陸し[37]、28日15時にベトナムの北緯21.2度、東経105.0度で熱帯低気圧に変わった[38][39][40]
台風4号(ニーダ)

201604・06W・カリナ

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間7月30日 ? 8月2日
ピーク時の強さ60 kt (10分間平均) 
975 hPa


台風通過後の香港の様子

7月26日にミンダナオ島の東で形成が始まった96Wについて、7月28日21時(協定世界時28日12時)に気象庁はこの低圧部が発達したと見て、熱帯低気圧に昇格[41]合同台風警報センター(JTWC)は29日10時30分(協定世界時29日1時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発令し[42]フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は現地時間29日11時(協定世界時29日3時)にフィリピン名カリナ(Carina)と命名[43]。JTWCは30日0時(協定世界時29日15時)に熱帯低気圧番号06Wを割り当てた[44]。30日15時、06Wはフィリピンの東の北緯15.5度、東経125.8度で台風となり、アジア名ニーダ(Nida)と命名された[45][46][47]。4号はフィリピン北部を直撃した後中国大陸に接近し、香港国際空港では8月1日から2日に掛けて数百便の欠航が発生[48]香港天文台は警戒レベル「シグナル8」を発した[48]。そして現地時間の2日午前4時頃に広東省の大鵬半島付近に上陸したのち[49]、2日21時(協定世界時2日0時)に華南(北緯23.9度、東経110.8度)で熱帯低気圧になった[50][51][47]

台風の直撃を受けたフィリピン北部では30日、 東ミンドロ州プエルトガレラのサバン桟橋の沖合いで小型船が転覆して乗員乗客11人が救助され、同日夜には西ビサヤ地方イロイロなどで土砂崩れが発生して108人が被害を受けた[52]。また31日には、イロコス地方のバタック市街地で竜巻が発生して建物に被害が出たほか、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州バヨンボンで豪雨に伴う落石による怪我人が発生している[52]
台風5号(オーマイス)

201605・07W

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間8月4日 ? 8月10日
ピーク時の強さ60 kt (10分間平均) 
975 hPa

8月1日頃にマリアナ諸島近海で発生した低圧部が、3日15時(協定世界時3日6時)に熱帯低気圧に発達[53]。4日15時には台風に成長し、アジア名オーマイス(Omais)と命名された[54][55]

5日21時(協定世界時5日12時)には大型の台風となったが[56]、6日夜まで小笠原諸島近海にほぼ停滞。その後、ゆっくりとした速度で北上して日本の東の海上を進んだが、台風により南海上の暖かい空気が流れ込んだため、8日には全国各地で猛暑となった[57]。北上を続けた5号は、10日3時(協定世界時9日18時)に千島列島近海の北緯44度、東経151度で温帯低気圧となった[58][59]
台風6号(コンソン)

201606・08W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間8月9日 ? 8月15日
ピーク時の強さ45 kt (10分間平均) 
985 hPa

8月4日にウェーク島の西の海上で発生した熱帯擾乱について、7日21時(協定世界時7日12時)に気象庁は熱帯低気圧へと成長したとして観測を開始。合同台風警報センター(JTWC)は8日18時(協定世界時8日9時)に熱帯低気圧番号08Wを割り当てた[60]。08Wは9日3時(協定世界時8日18時)にウェーク島近海の北緯17度05分、東経160度20分で台風となり[61][62]、アジア名コンソン(Conson)と命名された[63]。その後6号は南鳥島近海を北上[64][65]北海道東部へと接近したのち[66]、15日8時頃に根室半島付近を通過し、9時に北海道の東の北緯44度、東経146度で温帯低気圧になった[65]
台風7号(チャンスー)

201607・09W

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間8月14日 ? 8月18日
ピーク時の強さ55 kt (10分間平均) 
980 hPa
詳細は「平成28年台風第7号」を参照

8月10日にフィリピンの東で形成が始まった低気圧93Wについて8月11日15時(協定世界時11日6時)[67]、気象庁は熱帯低気圧として観測を開始した[68]。同日21時、台風に発達する可能性があるとして熱帯低気圧情報の発表を開始し、合同台風警報センター(JTWC)は12日6時30分(協定世界時11日21時30分)にTCFA(熱帯低気圧形成警報)を発令[69]


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