2016年の台風
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フィリピンの東の海上を進んだ1号はその後も勢力を強めて同日21時(協定世界時12時)には「非常に強い」台風となり[19]、6日9時(協定世界時6日0時)には「猛烈な」台風へと発達[20]。台風1号としては、統計史上初めて「猛烈な」台風となった[21]

現地時間8日5時50分(協定世界時7日21時50分)、1号は台湾台東県太麻里郷に上陸し[22]、死者3名のほか多数の負傷者を出した[23][24]。9日に福建省から上陸した1号は[25]、同日15時に華南の北緯24.8度、東経118.5度で熱帯低気圧になったが[12][26]、死者69人、家屋の損壊8,300棟に加えて、70億元(約1100億円)の直接被害を出した[25]
台風2号(ルピート)

201602・04W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間7月24日 ? 7月25日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
1000 hPa

7月21日頃、南鳥島近海で形成が始まった低圧部が、22日21時(協定世界時22日12時)に熱帯低気圧に成長した[27]。23日9時(協定世界時23日0時)、気象庁は台風に発達する可能性があるとして熱帯低気圧情報を発表開始した[28]合同台風警報センター(JTWC)はSubtropical Depression(亜熱帯低気圧)と解析し、風速が熱帯低気圧の基準に達しても番号を割り当てなかったが、23日21時(協定世界時23日12時)に熱帯低気圧番号04Wを割り当てた[29]。そして24日3時(協定世界時24日18時)、気象庁はこの低気圧が北緯28.9度、東経157.1度で台風の勢力に発達したと解析し[30][31][32]、台風はアジア名ルピート(Lupit)と命名された。

台風は高緯度の海域で発生したため、勢力を強めることなく、25日3時(協定世界時24日18時)に日本のはるか東の北緯37.2度、東経159.5度で温帯低気圧になった[33]
台風3号(ミリネ)

201603・05W

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間7月26日 ? 7月28日
ピーク時の強さ55 kt (10分間平均) 
980 hPa

7月24日頃にフィリピン西部で発生した低圧部が南シナ海へと西進。気象庁は25日9時(協定世界時25日0時)に熱帯低気圧へと成長したとして観測を開始。合同台風警報センター(JTWC)は25日18時(協定世界時25日9時)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発した[34]。そして、熱帯低気圧は26日15時に北緯18度30分、東経112度10分で台風となり、[35][36]アジア名ミリネ(Mirinae)と命名された。

3号は27日未明に中国の海南島に上陸して島を縦断。トンキン湾に出たのち、同日夜にベトナムニンビン省付近に再上陸し[37]、28日15時にベトナムの北緯21.2度、東経105.0度で熱帯低気圧に変わった[38][39][40]
台風4号(ニーダ)

201604・06W・カリナ

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間7月30日 ? 8月2日
ピーク時の強さ60 kt (10分間平均) 
975 hPa


台風通過後の香港の様子

7月26日にミンダナオ島の東で形成が始まった96Wについて、7月28日21時(協定世界時28日12時)に気象庁はこの低圧部が発達したと見て、熱帯低気圧に昇格[41]合同台風警報センター(JTWC)は29日10時30分(協定世界時29日1時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発令し[42]フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は現地時間29日11時(協定世界時29日3時)にフィリピン名カリナ(Carina)と命名[43]


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