2016年リオデジャネイロオリンピックのゴルフ競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのゴルフきょうぎ)は、国際ゴルフ連盟(IGF)の管轄の下で実施された2016年リオデジャネイロオリンピックのゴルフである。オリンピックのゴルフ競技としては1904年のセントルイスオリンピック以来112年ぶりに実施される。会場はマラペンディ環境保護区
(ポルトガル語版)に位置する新設のゴルフ場 カンポ・オリンピコ・ジ・ゴウフィである。男子は8月11日から14日、女子は同17日から20日まで実施された。本大会の参加選手は男女各60名であり、2016年7月11日時点において、IGFが定めた五輪ランキングの上位60名[1][2]に出場資格が与えられるが、下記に複数の条件がある[3]。
本来の世界ランク上位15名が自動的に出場権が与えられる(ただし各国最大上位4人まで)[4][5]。
残り45名は16位以下の内1カ国最大2名まで出場が可能である。
上記の1の世界ランク上位15名の内、1カ国1名だけなら16位以下の内1名のみ。
開催国ブラジルは最低1枠がある(最上位者が対象)。
5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに各1名の出場枠がある(最上位者が対象)[6]。
しかし、ジカ熱の影響が心配されることから、世界ランク1位のジェイソン・デイやダスティン・ジョンソン(2位)[7]、ジョーダン・スピース(3位)[8]、ローリー・マキロイ(4位)[9]、松山英樹(17位)[10]ら男子の強豪選手から相次いで出場辞退が表明されている。日本からは、前述の松山のほか谷原秀人(69位)も出場辞退したため、男子選手は池田勇太(93位)と片山晋呉(107位)、女子選手は野村敏京(22位)と大山志保(43位)がそれぞれ出場し、野村が日本勢では最高位となる4位(3位と1打差)の成績を収めた[11]。
大会は男女個人戦で各4日間72ホールのストロークプレーで実施され、4日間で1位タイが2名以上いた場合は3ホールのプレーオフでメダルを争う。競技はゴルフ規則に基づき実施される[12]。途中、予選カットラインの予選落ちは採用されない。
スコアカードカンポ・オリンピコ・ジ・ゴウフィ[13]
ホール010203040506070809Out101112131415161718InTotal 種目金銀銅
Par544353434355444344353671
男子 (yd)604486351191547196493172369340959048851447922941230313357137197128
女子 (yd)536435321155493177409154324300452642043040819037426412050932416245
競技結果
男子
イギリス (GBR) ヘンリク・ステンソン
スウェーデン (SWE) マット・クーチャー
順国・地域金銀銅計
1 イギリス (GBR)1001
韓国 (KOR)1001
3 スウェーデン (SWE)0101
ニュージーランド (NZL)0101
5 アメリカ合衆国 (USA)0011
中国 (CHN)0011
合計2226
脚注^ “ ⇒OFFICIAL WORLD GOLF RANKING”. 2020年7月13日閲覧。
^ “Rolex Women’s World Golf Rankings