2014年の科学
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2月12日 ? 探査機ボイジャーガリレオのミッションで得られた画像から、木星の衛星ガニメデ地質図が初めて作成された[10]。詳細は「ガニメデ (衛星)#物理的特性」を参照
2月12日:衛星ガニメデの地質図が初めて作成された。

2月26日 ? 液体のように振る舞う初めての既知の準粒子であるドロプルトンが形成されたことを報告する論文が発表された[11][12]

2月27日 ? NASAが、ケプラーによる観測データから715個の新たな太陽系外惑星の存在を確認したことを発表し、確認された総数はおよそ1700個となった[13]

3月

3月3日 ? シベリア永久凍土から採取されたおよそ3万年前の氷床コアから、ピソウイルスと名付けられた未知の巨大なウイルスが発見された[14]

3月4日 ? 地球の気温が産業革命前から3度上昇した場合、世界遺産の5分の1近くが海面上昇の影響を受けることが予測された[15]

3月6日

NASAがハッブル宇宙望遠鏡を使って小惑星P/2013 R3の崩壊を観測したことが報告された[16][17]

イラク領海内で面積が28平方キロメートルの新たなサンゴ礁が発見されたことが『Scientific Reports』誌に報告された[18]

3月6日:ハッブル宇宙望遠鏡が小惑星P/2013 R3の崩壊を捉えた。

3月7日 ? 広視野赤外線探査機(WISE)による調査の結果、太陽系内に惑星Xが存在する証拠を見つけることができなかったとNASAが報告した[19]

3月23日 ? ウォータールー大学の研究で、量子もつれの状態にある3つの光子を数百メートル離れた3か所に分散させることを実証し、多者間での量子通信の可能性を指摘した[20]。「グリーンバーガー=ホーン=ツァイリンガー状態」も参照


3月24日 ? 過去20年間で先進国において失明の有病率が半減し、視覚障害の有病率も4割近く減少していることが分かった[21]

3月26日 ? 小惑星カリクローの観測から、小惑星としては初めての存在が確認されたと発表された[22][23]

3月27日 ? アカボウクジラが水深2,992mまで潜り、137.5分間にわたって潜水したことが測定され、 哺乳類としては最長の潜水記録となった[24]

4月

4月3日 ? NASAは土星の衛星エンケラドゥスで、重力測定により液体の水からなる大規模な地下海があることの証拠を探査機カッシーニが発見したと報告した[25]

4月4日 ? 核融合科学研究所は、大型ヘリカル装置で9400万度のプラズマの生成に成功したと発表した[26]

4月7日 ? バーゼル大学の研究で、緑茶からの抽出物が脳の持続性を高め、認知機能を強化することが確かめられた[27]

4月10日 ? ハッブル宇宙望遠鏡が空間走査と呼ばれる技術を採用することで、1万光年までの距離を正確に測ることができるようになり、以前の測定の10倍向上したとNASAが報告した[28]

4月16日 ? ジュノー(英語版)と名付けられた哺乳類の受精に必須のタンパク質が発見されたことが『ネイチャー』誌に報告された[29]

4月17日 ? NASAがケプラー186ハビタブルゾーン内を公転する太陽系外惑星ケプラー186fを発見したと発表した[30]
4月17日:NASAが太陽系外惑星ケプラー186fを発見したと発表した。

4月25日 ? アフリカ睡眠病などの病原体の媒介種として知られるツェツェバエのゲノムの配列決定が完了したと『サイエンス』誌に報告された[31][32]

5月

5月5日 ? 世界保健機関(WHO)がアジアやアフリカ、中東でのポリオの蔓延に関して、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した[33]

5月7日 ? 細菌のDNAに人工の塩基対を導入して、細菌を24回継代することに成功した[34][35]

5月15日 ? 木星大赤斑が観測史上で最も縮小していると発表された[36]
5月15日:木星の大赤斑が観測史上で最も縮小していると発表された。

5月19日 ? 欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星CryoSatによる観測で、南極大陸からの氷の流失が年間で160億トンに上り、前回の調査から倍増していることが明らかとなった[37]

5月25日 ? カリフォルニア大学サンディエゴ校などの研究で、特に悪性の膵癌に共通する変異遺伝子が特定された[38]

6月

6月3日

NASAがハッブル宇宙望遠鏡により撮影されたハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドの画像を公開した[39]

NASAの火星探査車キュリオシティが、火星から水星の太陽面通過を観測した。地球以外の天体から観測されたのはこれが初めて[40]

6月3日:キュリオシティが火星から水星の太陽面通過を観測した。

6月4日 ? 1975年に理論的に提案され、長らく仮説上の存在だったソーン-ジトコフ天体の候補が初めて観測された[41][42]
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