2014年の台風
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この台風は、台風3号としては1965年に次いで統計史上2番目に早く発生した[19]。また、2月までに3個の台風が発生したのは、この年と1965年のみである。
台風4号(ペイパー)

201404・05W・ドミン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間4月5日 ? 4月5日
ピーク時の強さ35 kt (10分間平均) 
998 hPa

日本時間4月3日9時(協定世界時3日0時)に北緯1度8分・東経148度4分のパプアニューギニア付近で発生した熱帯低気圧は、西北西に進みながら5日9時(協定世界時5日0時)にカロリン諸島近海の北緯3度50分・東経140度25分で台風となり、ペイパー(Peipah)と命名された[20][21]。その後弱めて5日21時(協定世界時5日12時)には再び熱帯低気圧となり、パラオを通過したのち9日には低圧部となった[20]。なお、フィリピンに接近したことからフィリピン名ドミン (Domeng)を命名されている[22]
台風5号(ターファー)

201405・06W

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間4月28日 ? 5月1日
ピーク時の強さ50 kt (10分間平均) 
985 hPa

4月27日、グアムの南南東の海上で形成が始まった熱帯低気圧は、その後合同台風警報センター(JTWC)によって低気圧番号06Wを与えられた。北上した熱帯低気圧は28日9時(協定世界時28日0時)にマリアナ諸島の北緯12度5分・東経147度で台風となり[23]、アジア名ターファー(Tapah)と命名された[24]

台風は5月1日9時(協定世界時1日0時)に小笠原諸島の南の海上の北緯21度3分・東経145度3分で熱帯低気圧となり[23]、2日夜に消滅した。
台風6号(ミートク)

201406・エスター

トロピカル・ストーム (JMA)
Subtropical storm (SSHWS)



発生期間6月11日 ? 6月12日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
994 hPa

6月9日9時、台湾付近の北緯21.0度、東経120.0度で発生した熱帯低気圧が発達し、11日9時、北緯23.4度、東経125.9度で台風となって、アジア名「ミートク(Mitag)」と命名された。命名国はミクロネシアで、女性の名前に由来する[25]。しかし、12日9時には北緯28.8度、東経135.9度で温帯低気圧になり、その後15時に消滅した。
台風7号(ハギビス)

201407・07W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間6月14日 ? 6月17日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
996 hPa

6月13日9時、北緯18.8度、東経116.0度で発生した熱帯低気圧は、14日9時に北緯20.6度、東経117.0度で台風に発達し、アジア名「ハギビス(Hagibis)」と命名された。命名国はフィリピンで、「素早い」という意味である。しかし、華南に上陸し16日3時に勢力を弱めて北緯23.7度、東経116.3度熱帯低気圧になった。17日9時に北緯27.4度、東経122.6度で再び台風になり、同日21時に北緯29.2度、東経130.0度で熱帯低気圧になった。そして、18日3時に北緯31.0度、東経133.0度で温低圧になった。台風の時の気圧は996ヘクトパスカルだったが、温低後の方が気圧が下がり、一時988ヘクトパスカルになった。23日9時には北緯43.8度、西経176.8度に達し、域外となった。勢力が強くなかったこの熱低は、「熱低→台風→熱低→台風→熱低→温低」と変化し、復活台風となった。
台風8号(ノグリー)

201408・08W・フロリタ

タイフーン (JMA)
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS)



発生期間7月4日 ? 7月11日
ピーク時の強さ100 kt (10分間平均) 
930 hPa
詳細は「平成26年台風第8号」を参照

6月30日、グアム付近で形成が始まった[26]。太平洋上を北西に進んだ熱低は7月4日午前9時(協定世界時4日0時)にマリアナ諸島の北緯12度、東経142度で台風となり[27]、アジア名「ノグリー (Neoguri)」と命名された。沖縄にし気象庁により気象特別警報が発表されるほどの災害となった。その後、九州上陸、日本列島南岸を関東地方まで進み、風に加えて梅雨前線を刺激したことで広範囲に雨による被害を出し、11日に北緯37.0度、東経142.0度で温低になった。13日21時に消滅した。
台風9号(ラマスーン)

201409・09W・グレンダ

タイフーン (JMA)
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS)



発生期間7月12日 ? 7月20日
ピーク時の強さ90 kt (10分間平均) 
935 hPa
詳細は「平成26年台風第9号」を参照

7月10日頃から発達を始めた熱帯低気圧09Wが、7月12日15時(協定世界時12日6時)にマリアナ諸島の北緯13度25分・東経142度40分で台風になり[28]、アジア名「ラマスーン(Rammasun)」と命名された。台風は西進してフィリピンに接近し、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)の監視エリアに入ったため、フィリピン名「グレンダ(Glenda)」と命名された[29][30]
台風10号(マットゥモ)

201410・10W・ヘンリー

タイフーン (JMA)
カテゴリー2 タイフーン (SSHWS)



発生期間7月18日 ? 7月25日
ピーク時の強さ70 kt (10分間平均) 
965 hPa
詳細は「平成26年台風第10号」を参照

熱低10Wが、7月18日3時(協定世界時17日18時)にフィリピン(北緯10度・東経135度)で台風になり[31]、アジア名マットゥモ(Matmo)と命名された。同日朝、フィリピンの監視領域に入ったため、PAGASAによってフィリピン名ヘンリー(Henry)と命名された[32][33]。台風はフィリピンを北西から北北西に進み[34]、23日0時(協定世界時22日15時)に台湾台東県長浜郷に上陸[35][36]、同日朝には台湾海峡に達した[37]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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