2014年のジョージア
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またグルジア正教会は「性的指向」と「性同一性」に言及し、強い反対を示した。[19]

5月17日 ? ジョージア北東部のダリアリ峡谷で地滑りが発生し、少なくとも3名が死亡した。またテレク川を塞ぎ、ロシアからアルメニアへのガス供給が停止した。[20][21]

5月27日 ? 独立状態にあるアブハジアの首都スフミにおいて、アレクサンドル・アンクヴァブ大統領への抗議活動が勃発した。野党指導者ラウリ・ハジムバは抗議活動を統率し、大統領府を占拠した。アンクヴァブ大統領はグダウタの故郷町への逃亡を余儀なくされた。[22][23]

6月

6月1日 ? 独立状態にあるアブハジアにおいて、地元議会は
アレクサンドル・アンクヴァブ大統領について、その職務を果たすことが「不可能」な状態であると宣言した。アンクヴァブ大統領は辞任し、大統領代行には議会議長ヴァレリ・ブガンバが任命された。[24]

6月3日 ? ウクライナ危機に際して、アメリカのバラク・オバマ大統領は欧州安心供与イニシアティブを発表した。これは10億ドルの拠出計画であり、ヨーロッパに駐留するアメリカ軍の増強と、ウクライナモルドバ、ジョージアの防衛力の強化が目的であった。[25]

6月6日 ? バトゥミに基地を置く歩兵大隊から、兵士140による中隊1個がジョージアを離れ、中央アフリカ共和国における欧州連合の軍事ミッション (EUFOR RCA) に参加した。[26]

6月8日 ? 独立状態にある南オセチアにおいて、議会選挙が実施された。ジョージア、欧州連合北大西洋条約機構は、これを承認しないと述べた。[27]

6月15日 ? 地方選挙が実施され、トビリシその他の複数の市長選挙、および主たる地区において、与党連合「ジョージアの夢」が勝利した。[28]

6月24日 ? ジョージアはアメリカと協力して、の黒海東岸スプサにあるジョージア沿岸警備隊の駐屯地に、統合海上作戦管理センターを開設した。[29]

6月27日 ? ジョージアは、ウクライナおよびモルドバとともに、欧州連合提携協定に署名した。これは東方パートナーシップの枠組みにおいて、政治的関係や経済的関係を深めることを目的としたものである。[30]

7月ジョージア派遣部隊はアフガニスタン南部ヘルマンド州での任務を終了(2015年7月15日)

7月5日 ? 元トビリシ市長で野党「統一国民運動」の指導者の1人であるギオルギ・ウグラヴァが、資金洗浄の容疑で公判前勾留を命じられた。ウグラヴァは対立勢力による政治的攻撃であるとして当局を非難した。[31]

7月12日 ? 統一地方選挙の決選投票において、与党連合「ジョージアの夢」による連立候補が各地で勝利した。[32]

7月15日 ? ジョージアの元外交官エロシ・キツマリシヴィリが、自身の車の中で頭部を撃ち抜かれた状態の死体で発見された。捜査当局は刑法の定めに従い、自殺として処理を開始した。

7月15日 ? ジョージアの国際治安支援部隊アフガニスタン南部ヘルマンド州での4年間にわたる駐留を終了し、レザーネック基地で降旗式を行った。[33]

7月18日 ? ジョージア国会は臨時国会において、欧州連合提携協定を批准した。[34]

7月26日 ? ジョージア国会は、閣僚5名の新任と閣内異動2名による改造内閣を承認した。野党「統一国民運動」はこの国会をボイコットした。[35]

7月28日 ?ジョージア検察当局はミヘイル・サアカシュヴィリ元大統領を起訴した。罪状は2007年ジョージア反政府デモの際に実業家バドリ・パタルカツィシビリが所有していたテレビ局イメディをはじめとする資産を「押収」する等の「公的権限を超える」行為をしたことであった。サアカシュヴィリ元大統領はジョージア当局がロシアと政治的な妥協や譲歩を考えていると述べ、批判を返した。[36]アメリカはこの事件について、「法律制度が政治的報復の道具として使用されてはならない」と懸念を表明した。[37]欧州連合は「関心を持って注視する」とし、各国は「今回の事件や、ジョージアのかつての政府関係者や現在の野党勢力らに対するその他の法的手続きについて、注意深く監視していく」との意を示した。[38]

8月

8月2日 ? トビリシ市の裁判所は
ミヘイル・サアカシュヴィリ元大統領について、本人不在のまま、公判前勾留を命じた。[39]

8月20日 ? エレクトロニック・ダンス・ミュージックの祭典「カザンティプ」が、ジョージアにある黒海沿岸の町アナクリアで開催された。同祭典は創設以来、ウクライナ領のクリミア半島で開催されてきたが、不安定な情勢によりアナクリアでの開催となった。ジョージアの社会は様々な反応を示した。

8月21日 ? ダリアリ峡谷にて同年2度目の地滑りが発生し、2名が行方不明となった。またロシアとを結ぶ道路が遮断され、アルメニアへのガス供給が損傷した。[40]

8月24日 ? 独立状態にあるアブハジアにて繰り上げ大統領選挙が実施され、ラウリ・ハジムバが当選した。

9月

9月1日 ? ジョージア政府は新法「外国人と無国籍者の法的地位に関する法律」を発効した。政府はこの法律について、
欧州連合の方針に、より近づけたものであると説明した。一方で人権団体は、留学生などの外国籍の市民にとっては明らかに複雑化したものであると批判した。[41]

9月5日 ? ジョージアは2014年のウェールズサミットにおいて北大西洋条約機構から、国の先進化を支援するための「実質的なパッケージ」の提案を受けた。これは待望していた加盟行動計画には含まれていないものの、同盟の構成国となる準備を進めるための援助であった。 [42]

9月10日 ? アジャリア自治共和国コブレチにあるイスラム教徒の学校において、ブタの頭部が釘付けで晒される事件が発生した。イスラム教徒の地域社会は抗議を示し、イラクリ・ガリバシヴィリ首相は非難の意を表明した。[43]

9月14日 ? 与党連合「ジョージアの夢」の最大勢力「ジョージアの夢=民主ジョージア」は、アジャリア自治共和国の政府業務に「干渉」したとして、国会副議長ムルマン・ドゥンバゼを解任した。[44]

9月26日 ? ジョージアは小型武器の国際取引を制限する武器貿易条約に署名した。[45]

10月

10月11日 ? ジョージア南部サムツク=ジャバケーティ
に建設されたパラバニ水力発電所が運用開始された。これは出力87メガワットの流れ込み式発電所であり、ここ30年で同国最大級の水力発電プロジェクトであった。
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