2014年の世界ツーリングカー選手権
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2014年の世界ツーリングカー選手権
前年:2013翌年:2015
ホセ・マリア・ロペスが10勝を挙げ、2位に126ポイント差を付けてタイトルを獲得した。

2014年の世界ツーリングカー選手権は、FIAが主催し、スーパー2000規定で争われる世界ツーリングカー選手権の11年目のシーズン[1] 。2005年に再開されてからは10年目のシーズンに当たる。

昨シーズン、デビュー戦となる母国でのレースで優勝したホセ・マリア・ロペスは今シーズン、圧倒的な強さでタイトルを獲得した[2]。ロペスはシーズン10勝を挙げ、チームメイトでディフェンディングチャンピオンのイヴァン・ミュラーやデビューシーズンとなったセバスチャン・ローブといった他のシトロエンドライバーに打ち勝った。ロペスは大半のレースで完走し、唯一のリタイアはロシアでの第2レースのみ[3]、ランキング2位のミュラーに126ポイントの差を付けた。ミュラーはシーズン4勝を挙げたが、その全てでポールポジションを獲得している。ローブはミュラーから41ポイント差の3位となり、モロッコスロバキアで勝利を挙げた。

ラーダをドライブするロバート・ハフ北京マカオで優勝、ラーダにとっては世界ツーリングカー選手権での初の勝利となった。ハフのマカオでの勝利は、彼にとって7回目となる[4]。この他、2014年シーズンで優勝したドライバーはガブリエル・タルキーニ(日本)、トム・チルトン(北京)、ジャンニ・モルビデリ(ハンガリー)、メディ・ベナーニ(上海)、馬青?(ロシア)である。モルビデリの勝利はシリーズでの初優勝であった。ベナーニはモロッコ人ドライバーとして、馬は中国人ドライバーとしてのシリーズ初優勝である[3][5]

シトロエンはマニファクチャラーズ選手権を支配し、23戦中17戦で勝利した。ランキング2位のホンダにほぼ300ポイント近い差を付けてタイトルを獲得した。ヨコハマ・トロフィーはフランツ・エングストラーが獲得、最後の参戦に花を飾った。エングストラーは来シーズンTCRインターナショナル・シリーズに転向する。エングストラーは23戦中20勝を挙げ、2位が2回、ライバルのジョン・フィリッピには90ポイントの差を付けた。フィリッピは日本での第2レースで優勝、パスクアル・ディ・サバティーノがハンガリーで、ペトル・フリンがスロバキアで優勝した。ヨコハマ・チームズトロフィーはトム・チルトントム・コロネルを擁するロアル・モータースポーツが、ノルベルト・ミケルズ1台体制のゼンゴ・モータースポーツに91ポイントの差を付けて獲得した。パフォーマー・オブ・ジ・イヤーは11回のポールポジションを達成したロペスが獲得した。
2014年の参戦チーム・ドライバーディフェンディングチャンピオンのイヴァン・ミュラーは4勝を挙げ、ランキング2位となった。セバスチャン・ローブはルーキーシーズンで2勝を挙げ、ランキング3位となった。

2014年シーズン、テクニカルレギュレーションが変更される。2014年規定で作成された車両はTC1、2014年以前の規定で作成された車両はTC2と分類される[6]

TC1 エントリー
チーム車両車番ドライバー出場ラウンド
シトロエン・トタル WTCC[7]シトロエン・C-エリゼ WTCC1 イヴァン・ミュラー[8]全戦
9 セバスチャン・ローブ[7]全戦
33 馬青?[9]6?7, 9?10, 12
37 ホセ・マリア・ロペス[10]全戦
カストロールホンダ・ワールドツーリングカーチーム[11]ホンダ・シビック WTCC2 ガブリエル・タルキーニ[12]全戦
18 ティアゴ・モンテイロ[12]全戦
ロアル・モータースポーツ[13]シボレー RML クルーズ TC1[13]3 トム・チルトン[13][14]全戦
4 トム・コロネル[13]全戦
ゼンゴ・モータースポーツ[15]ホンダ・シビック WTCC5 ノルベルト・ミケルズ[15]全戦
カンポス・レーシング[16]シボレー RML クルーズ TC1[16]7 ユゴー・ヴァランテ[16]全戦


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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