2013年の台風
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201302・02W・クリシング

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・デプレッション (SSHWS)



発生期間2月22日 ? 2月23日
ピーク時の強さ35 kt (10分間平均) 
1002 hPa

2月18日、ミンダナオ島の東南の北緯5度・東経131度で熱帯低気圧が発生[6]。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名クリシング(Crising)と命名した。西進してセレベス海に入った熱帯低気圧はサンボアンガ半島を通過。スールー海を経て2月22日3時(協定世界時21日18時)に北緯5度9分・東経110度3分の南シナ海で台風となり[6]、アジア名サンサン(Shanshan)と命名された。同日時点で複数の台風が発生したのは、1951年以来5回目であり、1992年以来21年ぶりのことであった[7]。マレーシアに接近した台風は同日21時(協定世界時22日12時)北緯5度・東経109度7分で再び熱帯低気圧となり、2月23日15時(協定世界時23日6時)に消滅した[6]

19日にはPAGASAによって暴風雨警報 (PSWS)(英語版)がミンダナオ島の各地に発令された[8]。被災者は約26万人、暴風雨による家屋の全半壊156棟、フィリピン国内で4名が死亡、4名が負傷し、2名が行方不明になった[9]
台風3号(ヤギ)

201303・03W・ダンテ

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間6月8日 ? 6月13日
ピーク時の強さ45 kt (10分間平均) 
990 hPa

6月8日にフィリピンの東で発生し、アジア名「ヤギ(Yagi)」と命名された[10]。また、フィリピン大気地球物理天文局は、フィリピン名「ダンテ(Dante)」と命名した。この台風の北上に伴い、日本の南に停滞していた梅雨前線も北上した[11]。しかし台風の勢力そのものはあまり発達せず、13日9時に、青ヶ島の南で温帯低気圧へと変わり[12]、その後消滅した。
台風4号(リーピ)

201304・04W・エモン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間6月18日 ? 6月21日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
994 hPa
詳細は「平成25年台風第4号」を参照

6月18日にフィリピンの東で発生し、アジア名「リーピ(Leepi)」と命名された[13]。また、フィリピン大気地球物理天文局は、フィリピン名「エモン(Emong)」と命名した。台風は宮古島付近を通過した後、東シナ海へ抜け、21日に温帯低気圧に変わった[13][14]
台風5号(バビンカ)

201305・05W・ファビアン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間6月21日 ? 6月24日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
990 hPa

6月21日に南シナ海北部で発生し、アジア名「バビンカ(Bebinca)」と命名された[15]。また、フィリピン大気地球物理天文局は、フィリピン名「ファビアン(Fabian)」と命名した。台風の勢力はあまり強まらず、ピーク時の中心気圧も990hPaであった[16]。台風は中国の海南島を通過した後にベトナム北部に上陸し、その後消滅した[16]
台風6号(ルンビア)

201306・06W・ゴリオ

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間6月28日 ? 7月2日
ピーク時の強さ50 kt (10分間平均) 
985 hPa

6月28日にフィリピンの東海上で発生し、アジア名「ルンビア(Rumbia)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局はフィリピン名「ゴリオ(Gorio)」と命名した。台風は北西に進み、フィリピンを横断して南シナ海に入った[17]。その後も台風は北西に進み続け、7月2日に中国・華南地方に上陸した後消滅した。
台風7号(ソーリック)

201307・07W・フアニン

タイフーン (JMA)
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS)



発生期間7月8日 ? 7月14日
ピーク時の強さ100 kt (10分間平均) 
925 hPa
詳細は「平成25年台風第7号」を参照

7月8日にマリアナ諸島で発生し、アジア名「ソーリック(Soulik)」と命名された[18]。また、フィリピン大気地球物理天文局はフィリピン名「フアニン(Huaning)」と命名した。台風は7月12日夜遅くから13日未明にかけて先島諸島に最接近し、石垣市宮古島市で11人が重軽傷を負った。またサトウキビなど農林水産業の被害額は5億7312万9000円(速報値)となった[19]。その後は台湾宜蘭県頭城鎮に上陸。与那国島では7月13日午前1時37分に60.2m/sの最大瞬間風速を記録した[20]。また勢力の強いまま台湾北部を襲い、少なくとも1人が死亡した[21]台北市郊外の新北市石門区にある台湾電力の第1原発2号機が主変圧器の避雷装置が強風で破損したため緊急停止した[22]。中国江西省では35万人以上が被災し、福建省浙江省では計71万人が被災した[23]
台風8号(シマロン)

201308・08W・イサン

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間7月17日 ? 7月18日
ピーク時の強さ40 kt (10分間平均) 
1000 hPa


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