2013年世界陸上競技選手権大会
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第14回世界陸上競技選手権大会
第14回世界陸上競技選手権大会
開催地 ロシアモスクワ
期間8月10日 ? 8月18日
メイン会場ルジニキ・スタジアム
参加国206か国
参加選手1974人
種目数47 (男子24, 女子23)種目
2011 大邱 2015 北京

2013年世界陸上競技選手権大会(2013ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい)は、2013年に行われた、世界陸上競技選手権大会の第14回大会。ロシアモスクワルジニキ・スタジアムをメイン会場として2013年8月10日から18日までの日程で開催された。206の国と地域から選手1974名(男子1106名・女子868名)が参加し、47種目(男子24・女子23)の競技が実施された[1]
大会開催までの経緯
開催地選考

2007年3月にモンバサで開催された国際陸上競技連盟(IAAF)理事会で下記の立候補都市の中からモスクワでの開催が決まった[2]

ブリスベン(オーストラリア)

イェーテボリ(スウェーデン)

モスクワ(ロシア)

バルセロナ(スペイン)

前回大会からの変更点

2010年に不正スタートに関するルール変更があり、世界選手権は前回の2011年第13回大会から適用された。第13回大会は不正スタートによって失格となる選手が続出した。この後、2012年ロンドンオリンピック前にIAAFがルールを緩和することを認め、両手が地面から離れないか両足がスターティングブロックから離れない場合について不正スタートとしないことを発表した[3]

1997年の第6回大会から前回の第13回大会まで同時開催されたマラソンの国別対抗戦マラソンワールドカップは実施されない。この大会からIAAFダイヤモンドリーグのダイヤモンドレース優勝者にワイルドカードが与えられることになった。詳細は参加資格を参照。
選手の不出場・欠場

オリンピック世界選手権のメダリスト、同年のIAAFダイヤモンドリーグで活躍する選手がそれぞれの理由によって大会前に不出場を表明、あるいは出場しなかった[4]ヨハン・ブレークはハムストリングの怪我、デイヴィッド・ルディシャは右ひざの怪我のため不出場を表明した[5]ブランカ・ブラシッチはアキレス腱の痛みが再発したため不出場[6]ジェシカ・エニスはアキレス腱の怪我のため欠場[7]アベル・キルイは右すねの疲労骨折のためにケニア代表争いから外れた[8]タウフィク・マフルーフィはウイルス感染の回復が遅れたために不出場[9]タチアナ・チェルノワは膝の怪我のため不出場[7]。ロンドンオリンピック女子3000mSC金メダリストのユリア・ザリポワは大会前の練習中に障害に衝突し、踏み切り足の膝と足の付け根に怪我を負って欠場した[10]ロシアはチェルノワやザリポワ以外に、ユーリー・ボルザコフスキーインフルエンザを理由に、セルゲイ・キルジャプキンオルガ・カニスキナは指導するコーチによると「どこか調子が悪い」として、ワレリー・ボルチンは怪我を理由に、それぞれ大会直前になって出場を取りやめた[11][12]。ロンドンオリンピック女子3000mSC銀メダリストのハビバ・グリビは不出場[13]。2013年IAAFダイヤモンドリーグ女子800mで3勝を上げ、今季世界最高を記録しているフランシーヌ・ニヨンサバは不出場だった[14][15]

ヴィヴィアン・チェルイヨットバルボラ・シュポタコバオリガ・リパコワは妊娠・出産のためこの年に行われる大会に出場していない[16][17][18]サーニャ・リチャーズ=ロスは右足親指の怪我の影響で代表選考会の全米選手権で6位となり代表選出ならず[19]キャスター・セメンヤは参加標準記録Bを突破できず世界選手権に出場できなかった[20]オスカー・ピストリウスは恋人の殺害事件の影響で同年に行われる大会への出場を取りやめている[21]
ドーピング

ベロニカ・キャンベル=ブラウンは、同年5月のジャマイカ国際で行われたドーピング検査でドーピング隠蔽に利用する利尿薬を検出し、6月に暫定的な資格停止処分を受けた[22]。7月、タイソン・ゲイが同年5月のUSADA(全米アンチドーピング機構)による抜き打ち検査で禁止薬物の陽性反応を示したことが発表され、この世界選手権に出場しなかった[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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