2013年の世界ラリー選手権
ドライバー選手権優勝
セバスチャン・オジェ
マニュファクチャラー選手権優勝
フォルクスワーゲン
前年:2012翌年:2014
ドライバーズチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジェ(ラリー・ドイツにて)
2013年の世界ラリー選手権(2013ねんのせかいラリーせんしゅけん、2013 World Rally Championship season)は、FIA世界ラリー選手権の第41回大会である。1月16日のラリー・モンテカルロで開幕し[1]、11月17日のウェールズ・ラリーGB[2]まで全13戦で争われた。
概要ワークス参戦初年度にタイトルを獲得したポロR WRC
フォルクスワーゲンがポロR WRCでシリーズにワークスとして参入する[3]。一方フォードとミニはフィエスタ RS WRCおよびジョン・クーパー・ワークスWRCでのワークス参戦を終了した[4][5]。両者はそれぞれの車両をカスタマーチームに対して供給継続する。
2013年シーズンはスーパー2000およびグループNに代わるカテゴリーのグループRが初めて開催されるシーズンとなる[6]。WRCのサポートシリーズとして開催されていたスーパー2000、グループN、WRCアカデミー
の3つのカテゴリーは再構成され、スーパー2000、グループNおよびグループRの4輪駆動車はWRC-2、グループRの2輪駆動車はWRC-3、WRCアカデミーはジュニアWRCとなった。また、グループN車両でWRC-2に参戦する登録されたエントラントはFIAプロダクションカーカップが与えられる[7]。2012年に9連覇を達成したセバスチャン・ローブはフル参戦ではなくパートタイムとなる[8][9]。ローブは4戦に出場し、地元のラリー・フランスでWRCから引退した。
ラリー・フランスにおいてカタール・ワールドラリーチームのティエリー・ヌービルが序盤のパワーステージで最大得点を得るのに失敗したため、フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジェがドライバーズタイトルを決定した[10]。オジェは自身初のタイトル獲得となる。ヌービルは157ポイントでランキング2位となった。3位は12ポイント差でオジェのチームメイト、ヤリ=マティ・ラトバラが入った。
マニファクチャラーズタイトルはラリー・カタルーニャでオジェとラトバラが1-2フィニッシュしたことでフォルクスワーゲン・モータースポーツが確定した[11]。2位はアブダビ・シトロエン・トタル・ワールドラリーチームが、3位はカタール・Mスポーツ・ワールドラリーチームが獲得した。 2013年のカレンダーは2012年9月28日にシンガポールで開催された世界モータースポーツ評議会で発表された[2]。シリーズは全13戦から成り、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアで開催される。
2013年のスケジュール