2013年のワールドシリーズ
第1戦開始前のセレモニーが行われているフェンウェイ・パークの様子
チーム勝数
ボストン・レッドソックス(AL)4
セントルイス・カージナルス(NL)2
シリーズ情報
試合日程10月23日?30日
観客動員6試合合計:25万7565人
1試合平均:04万2928人
MVPデビッド・オルティーズ(BOS)
責任審判ジョン・ハーシュベック
2013年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第109回ワールドシリーズ(英語: 109th World Series)は、10月23日から30日にかけて計6試合が開催された。その結果、ボストン・レッドソックス(アメリカンリーグ)がセントルイス・カージナルス(ナショナルリーグ)を4勝2敗で下し、6年ぶり8回目の優勝を果たした。
両リーグの最高勝率球団どうしがシリーズで対戦するのは、1995年の地区シリーズ導入以降では、1999年以来14年ぶり3度目[3]。レッドソックスは、1991年のミネソタ・ツインズに次いで史上2球団目となる、前年地区最下位からのシリーズ制覇を成し遂げた[4]。シリーズMVPには、6試合に出場して25打席中19打席で出塁し、打率.688・2本塁打・6打点・OPS 1.948という成績を残したレッドソックスのデビッド・オルティーズが選出された。オルティーズは2003年2月、カリブ海沿岸諸国のウィンターリーグによる国際大会 "カリビアンシリーズ" でもMVPを受賞している。ワールドシリーズとカリビアンシリーズの両方でMVPを受賞したのは、オルティーズが史上2人目である[注 1][5]。
ワールドシリーズまでの道のり「2013年のメジャーリーグベースボール」も参照
両チームの2013年.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}カージナルスの捕手ヤディアー・モリーナ(左。写真は2007年4月1日撮影)と、レッドソックスの指名打者デビッド・オルティーズ(写真は2012年6月5日撮影)
10月18日にまずナショナルリーグでカージナルス(中地区)が、そして19日にはアメリカンリーグでレッドソックス(東地区)が、それぞれリーグ優勝を決めてワールドシリーズへ駒を進めた。
カージナルスは、2012年は88勝74敗の地区2位でポストシーズンに進出し、ワイルドカードゲームから勝ち上がってリーグ優勝まであと1勝に迫った。オフの動きはほとんどなく、救援左腕ランディ・チョートを加えたのが目立つ程度にとどまった[6]。それでもこの年も地区優勝争いに絡み、ピッツバーグ・パイレーツやシンシナティ・レッズと三つ巴の争いを展開する。故障で離脱する選手も少なくなかったが、ジョー・ケリーやマット・アダムスら新人・若手が次々と台頭してはその穴を埋め、ヤディアー・モリーナらベテラン選手も期待通りに活躍するなど、選手層の厚さを見せつけた[7]。