2012年の科学
6月12日 - 国際がん研究機関 (IARC) はディーゼルエンジンからの排気ガスに発癌性を認め、肺がんを引き起こし、膀胱がんのリスクを増大させるとの調査報告を発表[6]。
6月13日
NASAは、スターゲイザーとペガサスXLによりX線撮影用の高性能宇宙望遠鏡ニュースターNuSTARを軌道上に打ち上げた[7]。
農業生物資源研究所、理化学研究所などの研究チームが免疫機能を喪失したブタを開発に成功したことを発表[8]。
理化学研究所と住友化学の研究チームが、ES細胞から人の網膜組織を作ることに成功したことを発表[9]。
6月16日
中国が酒泉衛星発射センターから有人宇宙船神舟9号を打ち上げ。
米空軍の無人スペースプレーンX-37Bが469日間の飛行を終え、バンデンバーグ空軍基地に帰還[10]。
6月24日 - 中国の有人潜水調査船蛟竜号が、マリアナ海溝での深度7,020メートルの潜水に成功[11]。
7月
7月2日
JAXAは、水循環変動観測衛星「しずく」 (GCOM-W1) が、A-Train軌道への投入を確認したことを発表[12]。
ドイツ南部バイエルン州でジュラ紀後期とみられる羽毛のある肉食恐竜(スキウルミムス)の化石が発掘されたことが発表された[13]。
7月4日 - ミュンヘン工科大などの研究チームが鉱物アントゾナイトに微量の単体フッ素が含まれていることを確認と発表[14][15]。
7月11日 - NASAとESAは、ハッブル宇宙望遠鏡の観測で冥王星の5番目の衛星 (P5) を発見したことを発表[16]。
7月31日 - ロシアのユーリ・ミルナーが「基礎物理学賞」の創設と受賞者を発表[17]。
8月
8月6日 - 火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリーがゲールクレータに着陸。
9月
9月5日 - NASAの無人探査機ドーンが、小惑星ベスタの周回軌道を離脱[18]。
9月25日 - 理化学研究所仁科加速器研究センターは113番目の元素の3例目となる合成成功を発表[19]。
9月28日 - スーパーコンピュータ京(理化学研究所・神戸市)が本格稼働[20]。
10月
10月5日 - オーストラリアの電波望遠鏡ASKAPが観測を開始。
11月
12月
12月17日 - NASAの月無人探査機GRAIL(エブ、フロー)が観測を終え月面に衝突破壊[21]。
受賞
アーベル賞 - エンドレ・セメレディ
ウルフ賞
ウルフ賞物理学部門 - ヤコブ・ベッケンシュタイン
ウルフ賞数学部門 - ミハエル・アッシュバッハー、ルイス・カッファレッリ
ウルフ賞化学部門 - ポール・アリヴィサトス、チャールズ・リーバー
ウルフ賞医学部門 - ロナルド・エヴァンス
ラスカー賞
基礎医学研究賞 - マイケル・シーツ(英語版)、ジェームズ・スプディッチ(英語版)、ロナルド・ベール
臨床医学研究賞 - ロイ・Y・カーン(英語版)、トーマス・スターツル
ノーベル賞
物理学賞 - セルジュ・アロシュ、デービッド・ワインランド
化学賞 - ロバート・レフコウィッツ、ブライアン・コビルカ
生理学・医学賞 - ジョン・ガードン、山中伸弥
死去
1月3日 - ジェームズ・クロー(英語版)、アメリカの遺伝学者
1月6日 - ロジャー・ボイスジョリー(英語版)、ロケット技術者
2月19日 - レナート・ドゥルベッコ、ウイルス学者、ノーベル生理学医学賞受賞者
3月10日 - フランク・シャーウッド・ローランド、化学者、ノーベル化学賞、日本国際賞の受賞者
3月24日 - ポール・キャラハン(英語版)、ニュージーランドの物理学者、NMR研究者
4月6日 - 方励之、中国の天文学者、民主化運動家
4月29日 - ローラン・モレノ(英語版)、フランスのICカード発明者
5月20日 - ユージン・ポリー(英語版)、アメリカのエンジニア、テレビのワイヤレスリモコンの発明者
7月23日 - サリー・ライド、アメリカの宇宙飛行士
8月3日 - マーチン・フライシュマン、英国の化学者
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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