本大会の組み合わせ抽選は、2010年11月29日にドイツのフランクフルトで行われた[4]。組み合わせ抽選の方法は以下の通り[5]。
まず、出場16チームを4チームずつ4つの"ポット"に分ける。
この際、開催国のドイツおよび、UEFA以外の各地区連盟で世界ランク最上位チームのうち上位3チーム[6]をシードチームとしてポット1に割り当てる。それ以外のチームを地域別にポット2・3・4に割り当てる。
1グループに、各ポットから1チームを割り当てる。ただしUEFA以外については、同一の地区連盟に所属するチームは同じグループには割り当てられないようにする(例えばポット2の抽選でオーストラリアおよび北朝鮮は、ポット1で日本が入った組には入らないよう割り振る)。
ポット1 決勝戦では日本がアメリカ合衆国にPK戦の末勝利し、FIFA女子ワールドカップにおける4ヶ国目の優勝国となっただけでなく、サッカーの世界選手権では男女を通じて、初めてアジアの国が優勝国となった(それまでのアジアの最高成績は男女を通じても1999年の女子W杯の中国の準優勝である)[7]。 ヨーロッパ(UEFA)のチームにとっては、この大会がロンドンオリンピック女子サッカー競技の予選(ヨーロッパの出場枠は、開催国のイギリス(イングランド、スコットランドの2カ国統一チーム)を除いて2)を兼ねており[8]、準決勝に進出したフランスとスウェーデンが出場権を獲得[7]した。なお、3連覇を狙っていた開催国ドイツは準々決勝で日本に0-1で敗れベスト8に終わり、オリンピックにおいて女子サッカー競技が始まった1996年以来史上初めて出場を逃した。 前回はグループリーグを1位で通過したチーム(ドイツ、ブラジル、アメリカ合衆国、ノルウェー)が全て準決勝に進出したものの、今回の大会では1位通過のドイツ・ブラジル・イングランドが準々決勝で姿を消し、準決勝に残ったのはスウェーデン1カ国のみとなった。 一方、決勝に進出した日本とアメリカはともにグループリーグ2位通過からの勝ち上がりであったが、両チームともそれぞれの大陸予選では最後の1枠の順位であり、しかもアメリカについてはイタリアとの大陸間予選プレーオフによる出場権獲得であった。 6月28日、コロンビアのジネト・バロン 7月6日には、北朝鮮の選手2人がドーピング規定に違反したとして、同日のコロンビア戦の出場停止処分を科された[11]。
(シード国) ドイツ / アメリカ合衆国 / ブラジル / 日本
ポット2
(AFC/CONCACAF) オーストラリア / 北朝鮮 / メキシコ / カナダ
ポット3
(CAF/CONMEBOL/OFC) ナイジェリア / 赤道ギニア / コロンビア / ニュージーランド
ポット4
(UEFA) フランス / ノルウェー / イングランド / スウェーデン
試合
概要
ドーピング問題