2010年_(映画)
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2010年
2010: The Year We Make Contact
監督
ピーター・ハイアムズ
脚本ピーター・ハイアムズ
原作アーサー・C・クラーク
2010年宇宙の旅
製作ピーター・ハイアムズ
出演者ロイ・シャイダー
ジョン・リスゴー
ヘレン・ミレン
ボブ・バラバン
キア・デュリア
音楽デイヴィッド・シャイア
撮影ピーター・ハイアムズ
編集ジェームズ・ミッチェル
ミア・ゴールドマン
製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給 MGM/UA Entertainment Co.
CIC
公開 1984年12月7日
1985年3月16日
上映時間116分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$28,000,000(概算)[1]
興行収入$40,400,657[2]
前作2001年宇宙の旅
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『2010年』(にせんじゅうねん、原題: 2010: The Year We Make Contact)は、1984年制作のアメリカ合衆国のSF映画スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の続編[3] にあたる。原作はアーサー・C・クラークの『2010年宇宙の旅』。
ストーリー

2001年、アメリカ合衆国木星探査船ディスカバリー号クルーらによる木星に浮かぶ未知の物体の調査前にセントラル・コンピュータHAL 9000が機能不全を起こし、クルー4名を排除。唯一の生存者だったデビッド・ボーマン船長は木星の衛星軌道上で巨大モノリス<Big Brother>に接触するが、謎めいたメッセージを残して行方不明となり調査は失敗に終わる。"My God, it's full of stars!"

「凄い! 降るような星だ」

9年後、ボーマンの上司であり、月面ティコクレーターで発見されたモノリス(TMA-1)の調査を行ったアメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士は失敗の責任を負って評議会を去り、ハワイ大学の学長となっていた。アメリカとソ連中米ホンジュラスを巡りキューバ危機を彷彿とさせる危機に突き進む[4] 傍らで、ソ連の宇宙船アレクセイ・レオーノフ号によるHAL 9000の故障の原因を突き止めるための米ソの合同調査の準備が整った。フロイド博士はHAL 9000の開発者R. チャンドラ博士、ディスカバリー号の設計者ウォルター・カーナウ博士等と共にレオーノフ号で木星に向かう。

木星の衛星エウロパに到着したレオーノフ号は無人探査機により地表の探査を行い、生命の兆候であるクロロフィルを発見したが、謎の電磁波放射によって妨害される。フロイド博士はこの電磁波を生命体による警告ではないかと疑う。レオーノフ号は木星の上層大気を利用したエアロキャプチャーの後、衛星イオの上空に滞空する無傷のディスカバリー号を発見。チャンドラ博士とカーナウ博士が乗り込み、船とHAL 9000を再起動させる。更にディスカバリー号の近くには9年前にボーマンが接触した巨大なモノリスが浮遊していた。フロイド博士の反対を押し切ってソ連側は作業ポッドで再び人的接触を試みるが、突如として放射された電磁波によって乗り込んでいたブライロフスキー共々消滅させられてしまう。電磁波の正体はモノリスとの接触で実体を持たないエネルギー生命体となったボーマンであり、地球まで到達したボーマンは人間だった時の大切な人々を訪ねる。

故障の原因について、最初の指令が出された時には科学者チームは秘密を知らされていた。HALには秘密のはずだったが、2001年1月30日付ホワイトハウスNSCの秘密メモ342号でモノリスのことを知らされており、チームが冬眠中に矛盾する二つのことで板挟みになり、“メビウスの帯”になっていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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