日本ローカルの事柄については「2010年代の日本」をご覧ください。
千年紀:3千年紀
世紀:20世紀 - 21世紀 - 22世紀
十年紀:1980年代 1990年代 2000年代 - 2010年代 - 2020年代 2030年代 2040年代
年:2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
上段: (左)2010年から起こったアラブの春における反政府抗議(写真はエジプトのタハリール広場)。(中央)2014年、ロシアがクリミアを併合。(右)2000年代後半からISILがテロ攻撃を実行し、2015年にシリアとイラクを支配下に置く。
中段: (左)2016年、イギリスのEU離脱を表明し、ポピュリズムが躍進する。(右)気候変動が表面化し、2016年にパリ協定が制定される。
下段: (左)スマートフォンを代表格にデジタル・モバイル技術が発展。(中央)多くの国で同性結婚が合法化される。写真は2015年に全州で同性結婚が承認されたアメリカで、LGBTを象徴するレインボーカラーにライトアップされたホワイトハウス。(右)2019年、史上初めて撮影されたブラックホール。一般相対性理論を裏付ける新たな証拠となる。
2010年代(にせんじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)2010年から2019年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた2010年代について記載する。
できごと
2010年詳細は「2010年」を参照
1月4日 - ドバイに高さ世界一(829.8m)の超高層ビル、ブルジュ・ハリーファが開業した[1]。
1月12日 - ハイチ地震が起こる。
2月13日?28日 - バンクーバーオリンピック(第21回冬季オリンピック)開催。
2月27日 - チリ地震が起こる。
3月12日?21日 - バンクーバーパラリンピック(第10回冬季パラリンピック)開催。
5月1日?10月31日 - 上海で万博開催。
6月11日?7月11日 - FIFAワールドカップ南アフリカ大会開催。
6月13日 - 日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから地球へ帰還。
9月27日 - 北朝鮮は現指導者・金正日総書記の三男である金正恩を、最高指導者の後継者にすると発表。
12月18日 - チュニジアで暴動が発生し次第に大規模な反政府運動に発展、翌年の1月14日には23年間続いたベンアリ政権が崩壊した(ジャスミン革命)。以後、長期政権に対する大規模な反政府運動はアラブ世界の各国に波及する(アラブの春)。
ギリシャ経済危機に端を発する欧州ソブリン(債務)危機。
2011年詳細は「2011年」を参照
2月3日 - IANAの管理するIPv4アドレスが枯渇した(IPアドレス枯渇問題)。
2月11日 - 30年間続いたエジプトのムバラク政権が崩壊した(2011年エジプト騒乱、アラブの春)。
2月15日 - リビアで拘禁されている人権活動家弁護士の釈放を求めるデモが発生、以後大規模な反政府運動に拡大。カダフィ大佐は徹底抗戦に挑み、後にリビアを二分する内紛に発展、さらに米英仏などによる軍事介入にも進展する(2011年リビア内戦、アラブの春)。
3月11日 - 日本で東北地方太平洋沖地震(Mw 9.0/東日本大震災)が発生。また、地震による巨大津波の影響で福島第一原子力発電所事故も引き起こされている。
4月15日 - アジア・太平洋地域を管轄しているAPNICのIPv4アドレス在庫が地域インターネットレジストリ (RIR) の中で最初に枯渇した(IPアドレス枯渇問題)。
5月2日 - アメリカ同時多発テロ事件の主犯とされるウサーマ・ビン・ラーディンがアメリカ軍により殺害される。
7月17日 - FIFA女子ワールドカップドイツ大会が開催され、日本女子代表、なでしこジャパンがサッカーの世界選手権では男女を通じて史上初めてアジアのチームが優勝するという快挙を成し遂げた。
7月24日 - 日本で全国のアナログ放送が正午に終了(地デジ化完了)[注 1]。
8月23日 - 内戦状態となっていたリビアで、反体制派組織「国民評議会」の攻勢により首都トリポリが制圧され、40年以上続いたカダフィ政権が事実上崩壊した。10月20日には残るシルトを制圧して国民評議会が全土を掌握、その際にカダフィも死去(2011年リビア内戦、アラブの春)。
8月26日?9月4日 - IAAF世界陸上大邱大会開催。
9月9日?10月23日 - IRBワールドカップニュージーランド大会開催。
10月31日 - 国連の推計で世界人口が70億人に達する[2]。同日、外国為替市場で円相場が1ドル=75円32銭を付け、円の戦後最高値を記録。
11月23日 - イエメンのサーレハ大統領がサウジアラビアのリヤドにて、30日以内の大統領権限の委譲などが盛り込まれた湾岸協力会議 (GCC)・欧米による調停案に署名。