2010年世界室内陸上競技選手権大会
開催地 カタール・ドーハ
期間3月12日 ? 3月14日
メイン会場アスパイア・ドーム(Aspire Dome
2010年世界室内陸上競技選手権大会(2010ねんせかいしつないりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい、英語: IAAF World Indoor Championships in Athletics)はカタール・ドーハのアスパイア・ドームで2010年3月12日から3月14日に開催された陸上競技大会。この大会は、2010年に国際陸上競技連盟(IAAF)主催で開催された6大会(ワールドアスレチックシリーズ)のうちの最初の大会となった。
概要バーナード・ラガト
今大会で最年長の金メダル獲得者となった[1]。テディ・タムゴー
フランス代表唯一のメダル獲得者であり、三段跳で室内の世界記録を樹立した[2]。
IAAFは2007年3月25日にケニアのモンバサで開催された理事会において2010年世界室内陸上競技選手権大会の開催地について、トルコとカタールの立候補があったことを公表した。同年の11月25日にIAAF理事会はドーハが開催地に決定したと発表した[3]。この大会は中東で開かれる最初の陸上競技の国際大会であり、室内陸上競技大会がヨーロッパおよび北アメリカ以外で開催されるのは1999年の前橋大会以来2度目である[4]
室内競技場はドーハのアスパイア・ゾーン(Aspire Zone)にあり、アスパイア・ドームでは2008年にアジア室内陸上競技選手権大会の開催経験がある[5]。2010年はドーハで2つの国際試合があり、もう一つの大会は5月にカタールスーパーグランプリと同時開催された2010年IAAFダイヤモンドリーグであった[6]。
大会に先立って、カタールの組織委員会はドーハで会場のテストイベントとして、ジュニア室内陸上競技選手権大会を開催した。同大会は2月26日に11か国の選手が出場して13種目の競技が行われた[7]。
今大会では出場国数が過去最高を記録し、150か国から374人の男子選手と283人の女子選手が大会に出場した[4]。
大会マスコットは中東原産の中型のネコ・カラカルを擬人化したSahamである[8]。2009年世界陸上競技選手権大会のマスコット・ベルリーノの成功を受け、今大会でもマスコットが制定された[9]。
IAAFはインターネットでの特定の国へのライブ音声や映像の配信を拡充し[10]、Dailymotionを経由した生放送やオンデマンド放送が視聴可能となった。こうした大会での配信は初の試みであった[11] ロシアのアンナ・アルミノワは1500メートル競走に出場したが、ドーピング検査で陽性反応が出たため、失格となった。アルミノワが服用した風邪薬に含まれていたプソイドエフェドリンの陽性となり、3か月の資格停止処分となった[12]。 H予選(Heats)Q予選(Qualifiers)?準決勝(Semi-finals)F決勝(Final) 男子[13]日 →121314 女子[13]日 →121314 種目金銀銅
ドーピングテスト
大会日程
種目
↓午前午後午前午後午前午後
60 mH?F
400 mH?F
800 mH?F
1500 mHF
3000 mHF
60 mHH?F
4×400 mRHF
走幅跳QF
三段跳QF
走高跳QF
棒高跳QF
砲丸投QF
七種競技F
種目
↓午前午後午前午後午前午後
60 mH?F
400 mH?F
800 mHF
1500 mHF
3000 mHF
60 mHH?F
4×400 mRF
走幅跳QF
三段跳QF
走高跳QF
棒高跳QF
砲丸投QF
五種競技F
結果
男子
60 mドウェイン・チェンバース
イギリス6.48 WLマイク・ロジャース
アメリカ合衆国6.53ダニエル・ベイリー
アンティグア・バーブーダ6.57
400 mクリス・ブラウン
バハマ45.96 SBウィリアム・コラーゾ
キューバ46.31 PBジャマール・トランス
アメリカ合衆国46.43
800 mアブバケール・カキ
スーダン1:46.23 SBBoaz Kiplagat Lalang
ケニア1:46.39アダム・クチョット(英語版)
ポーランド1:46.69
1500 mデレッセ・メコネン
エチオピア3:41.86Abdalaati Iguider
モロッコ3:41.96ハロン・ケイタニー(英語版)
ケニア3:42.32