2010年のワールドシリーズ
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2010年ワールドシリーズ

第1戦の様子。ジャイアンツの先発投手ティム・リンスカムとレンジャーズの打者ブラディミール・ゲレーロの対戦

チーム勝数
サンフランシスコ・ジャイアンツNL)4
テキサス・レンジャーズAL)1

シリーズ情報
試合日程10月27日?11月1日
観客動員5試合合計:24万3607人
1試合平均:04万8721人
MVPエドガー・レンテリア(SF)
責任審判ジョン・ハーシュベック[1]
ALCSTEX 4?2 NYY
NLCSSF 4?2 PHI
殿堂表彰者ブラディミール・ゲレーロ(TEX外野手)
チーム情報
サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)
シリーズ出場8年ぶり18回目
GMブライアン・セイビアン
監督ブルース・ボウチー
シーズン成績92勝70敗・勝率.568
NL西地区優勝
分配金選手1人あたり31万7631.29ドル[2]

テキサス・レンジャーズ(TEX)
シリーズ出場球団創設50年目で初
GMジョン・ダニエルズ
監督ロン・ワシントン
シーズン成績90勝72敗・勝率.556
AL西地区優勝
分配金選手1人あたり24万6279.55ドル[2]
全米テレビ中継
放送局FOX
実況ジョー・バック
解説ティム・マッカーバー
平均視聴率8.4%(前年比3.3ポイント下降)
ワールドシリーズ

 < 20092011 > 

2010年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第106回ワールドシリーズ英語: 106th World Series)は、10月27日から11月1日にかけて計5試合が開催された。その結果、サンフランシスコ・ジャイアンツナショナルリーグ)がテキサス・レンジャーズアメリカンリーグ)を4勝1敗で下し、56年ぶり6回目の優勝を果たした。

ジャイアンツは、前回優勝の1954年当時はまだニューヨーク州ニューヨークを本拠地にしていたため、現在のカリフォルニア州サンフランシスコに移転してからは、これが53年目での初優勝となった。レンジャーズは、球団創設50年目で初のシリーズ進出だったが、優勝には届かなかった。シリーズMVPには、第2戦と第5戦で先制・決勝の本塁打を放つなど、5試合で打率.412・2本塁打・6打点OPS 1.209という成績を残したジャイアンツのエドガー・レンテリアが選出された。レンテリアはフロリダ・マーリンズ在籍時の1997年シリーズでも最終第7戦でサヨナラ安打を放っており、優勝決定試合での決勝打を複数記録した史上4人目の選手となった[注 1][3]
ワールドシリーズまでの道のり「2010年のメジャーリーグベースボール」も参照
両チームの2010年.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}レンジャーズの抑え投手ネフタリ・フェリス(左。写真は2012年3月14日撮影)と、ジャイアンツの捕手バスター・ポージー(写真は2011年4月6日撮影)。今シリーズ終了から2週間後の11月15日、ふたりがそれぞれのリーグで新人王に選出されたことが発表される[4]

10月22日にまずアメリカンリーグでレンジャーズ(西地区)が、そして23日にはナショナルリーグでジャイアンツ(西地区)が、それぞれリーグ優勝を決めてワールドシリーズへ駒を進めた。

レンジャーズは直近2年連続で地区2位ながら、勝敗を2008年の79勝83敗から2009年は87勝75敗に向上させた。投手陣はその1年で防御率を5.37→4.38と1点近く良化させたものの、オフに先発ローテーションから筆頭格のケビン・ミルウッドが放出されるなど戦力の入れ替えが進められ、若手らが枠を競った[5]。また打線には指名打者ブラディミール・ゲレーロが加わった。2010年は4月終了時点でひとつ負け越していたが、5月に勝率5割を超えると6月1日には地区首位へ浮上、同月は11連勝を含む21勝6敗と大きく勝ち越す。前半戦終了時には、2位ロサンゼルス・エンゼルスに4.5ゲーム差をつけた。首位にいながらもさらなる補強として、前後半の境を挟んで7月中に複数のトレードを成立させ、捕手ベンジー・モリーナや先発投手クリフ・リーらを獲得した。同月19日以降はゲーム差を5.0以上に開いたままシーズンを進め[6]、9月25日に11年ぶりのポストシーズン進出を地区優勝で決めた[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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