2008年の台風
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命名国はタイで、雷神を意味する[4]。発生当初から雲の形のバランスが良かったため、台風は進路を北に変えて勢力を強めながら進み、10日21時に同海域で、台風としてはこの年初めて「猛烈な」勢力となり最盛期を迎えた。その後は北緯20度付近で急速に勢力を弱め、衰えながら日本の南の海上を北東に進み、13日9時に八丈島の南東の海上で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は東北東に進んで、14日21時に日本の東海上において消滅した[1]。台風が接近した八丈島では13日に暴風となり、最大瞬間風速36.1m/sを記録したほか、農作物への被害が発生した。
台風3号(マットゥモ)

200803・04W・ディンド

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間5月15日 ? 5月17日
ピーク時の強さ50 kt (10分間平均) 
992 hPa

5月14日15時にルソン島の東の海上で発生した熱帯低気圧は北東に進み、15日21時に沖縄の南の海上で台風となって、アジア名「マットゥモ(Matmo)」と命名された[5]。台風は東北東に進みながら若干の発達し、16日15時に日本の南海上で勢力がピークに達したが、台風の雲は当初からまとまりのない形をしていたため、あまり強くはならなかった。 その後、台風は進路を東に変えながら勢力を弱め、17日9時に硫黄島の北の海上で熱帯低気圧に変わり、同日15時に消滅した[1]
台風4号(ハーロン)

200804・05W・コスメ

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間5月16日 ? 5月20日
ピーク時の強さ60 kt (10分間平均) 
975 hPa

5月14日21時に南シナ海で発生した熱帯低気圧が北に進み、次第に進路を北東に変えながら、16日15時に台風となって、アジア名「ハーロン(Halong)」と命名された[6]。台風は当初は停滞していたが、発達しながら進んで、ルソン島の西岸沖にて最盛期を迎えた。その後はルソン島の北部に上陸して勢力が一旦衰えたが,ルソン島を通過した後に再びゆっくりと発達し、沖縄の南海上へ進んだ。その後も北東に進み続けて次第に勢力を弱め、20日21時に八丈島の南東の海上で温帯低気圧へと変わった。温帯低気圧は日本の東海上を北東に進み、カムチャツカ半島の南東海上にて24日21時に消滅した[1]
台風5号(ナクリー)

200805・06W・エンテン

タイフーン (JMA)
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS)



発生期間5月27日 ? 6月3日
ピーク時の強さ100 kt (10分間平均) 
930 hPa

5月26日15時にヤップ島の東の海上で発生した熱帯低気圧が北西に進み、27日15時にフィリピンの東で台風となって、アジア名「ナクリー(Nakri)」と命名された[7]。命名国はカンボジアで、花の名前に由来する[7]。台風は北西にゆっくり進みながら勢力を強め、29日21時に最盛期を迎えた。台風は6月1日にかけて、勢力を弱めながら北に進路を変 え、沖ノ鳥島の西海上を通過。しかし2日の午前中にわずかに再発達し、日本の南海上を北東進した。その後は勢力が衰えていき、3日15時には八丈島の東の海上で温帯低気圧へと変わった。温帯低気圧は東進して、6日9時前には180度経線を越えた[1]。この年の5月に発生した台風はこれで4個目であり、1971年および1980年と並ぶ、過去最多タイの発生数となった[7]
台風6号(フンシェン)

200806・07W・フランク


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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