2008年日本の補欠選挙（2008ねん にほんの ほけつせんきょ）では、日本の立法府である衆議院と参議院の議員を補充するために行われた補欠選挙の結果について取り上げる。 補欠選挙は、議員が辞職、あるいは死亡したこと等で、欠員が生じた場合にその欠員を補充するために行われる選挙である。2000年（平成12年）の公職選挙法改正によって、衆議院と参議院の補欠選挙は4月と10月の年2回にまとめて実施されている。なお補欠選挙の期日については公職選挙法第33条の2において以下のように定められている[1]。 第1期間直後の4月27日に実施された補欠選挙は山口2区1箇所のみで、福田康夫内閣が発足してから初めてとなる国政選挙でもあった。日本共産党が候補擁立を見送ったこともあり、自民党新人の山本繁太郎候補と、民主党前職の平岡秀夫候補による一騎討ちの選挙戦となった[2][3]。 候補者一覧（届出順）候補者名性別年齢党派（推薦）新旧職業 なお、平岡は衆議院議員で前回の選挙では比例中国ブロックで当選（重複立候補による復活）しており、補選への立候補届出により公職選挙法の規定で衆議院議員を退職（自動失職）となった。その後、民主党比例中国ブロックの比例名簿から欠員補充として、次点者の和田隆志が繰上当選となった。出典： ⇒第44回衆議院議員補欠選挙（山口2区）-ザ・選挙（2011年8月9日閲覧） 選挙戦当初から優位に戦いを進めていた平岡候補が山本候補に2万票余りの大差をつけて当選を果たした。 候補者別得票当落候補者党派（推薦）新旧得票 第2期間において衆議院議員及び参議院議員の欠員が生じなかったため補欠選挙は行われなかった。
概要
9月16日から翌年の3月15日（第1期間）において衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、当該期間直後の4月の第4日曜日に実施
3月16日からその年の9月15日（第2期間）までに衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、当該期間直後の10月の第4日曜日に実施
4月27日に実施された補欠選挙
補欠選挙の概要
告示日：2008年4月15日
投票日：2008年4月27日
選挙区：1箇所
衆議院山口2区
選挙事由と候補者
山口2区
選挙事由：福田良彦衆議院議員（自由民主党）が岩国市長選挙への立候補準備のため、議員辞職したことによる。なお、福田は2月に行われた市長選挙で現職の井原勝介を破って当選した。
候補者：2名
山本繁太郎男59自由民主党（公明党）新人政党役員・内閣官房地域活性化統合事務局長
平岡秀夫男54民主党（社会民主党）前職弁護士・前衆議院議員（比例中国ブロック）
選挙結果
当日有権者：308,017名
投票者数：212,540名
投票率：69.00％（2005年総選挙時の2区投票率72.45％）
当選平岡秀夫民主党（社会民主党）前職116,348
山本繁太郎自由民主党（公明党）新人94,404
得票合計（有効得票数）212,752
無効得票数1,784
投票総数212,536
出典：平成20年4月28日総務省“衆議院山口県第2区選出議員補欠選挙結果調”
10月に実施された補欠選挙
脚注[脚注の使い方]^ 公職選挙法（昭和二十五年四月十五日法律第百号）
^ ⇒衆院山口2区補選は自民・民主の一騎討ちか[リンク切れ]-2008年3月19日付ザ・選挙（2011年8月9日閲覧）
^ ⇒自民VS民主の一騎討ちが確定、衆院山口2区補選[リンク切れ]-2008年4月15日付ザ・選挙（2011年8月9日閲覧）
参考文献
総務省選挙関連資料“衆議院議員及び参議院議員補欠選挙結果”
衆院補選山口２区を追う -ザ・選挙-
普通選挙法施行前
1890
1892
1894 (3月)
1894 (9月)
1898 (3月)
1898 (8月)
1902
1903
1904
1908
1912
1915
1917
1920
1924
普通選挙法施行後
1928
1930
1932
1936
1937
1942
1946
国会
中選挙区制
1947
1949
1952
1953
1955
1958
1960
1963
1967
1969
1972
1976
1979
1980
1983
1986
1990
1993