2008年北京オリンピック
競泳競技
北京国家水泳センター
会場北京国家水泳センター
順義オリンピック水上公園
開催日8月9日 - 8月21日
参加選手数162か国 1,026人
≪ 20042012 ≫
午前中に実施された男子4x100mリレーの決勝
2008年北京オリンピックの競泳競技(2008ねんペキンオリンピックのきょうえいきょうぎ)は、2008年8月9日から8月21日まで北京国家水泳センターなどで開催された。 今大会からオープンウォータースイミングが正式種目として採用され、競泳種目は全34種目となった。屋内競技32種目は2008年8月9日から8月17日の9日間、屋外競技2種目は2008年8月20日から8月21日の2日間にわたって行われた。 屋内種目ではアメリカのマイケル・フェルプスが8種目で金メダルを獲得し、一大会での最高獲得メダル数の記録を更新した(これまでの最高記録はマーク・スピッツの7個)。優勝した8種目のうちリレー競技を含めて7種目で世界新記録(当時)を更新している。 また、会場の北京国家水泳センターは記録の出やすいプールと評判で、さらにSPEEDO社の高性能水着「レーザー・レーサー」が大会を席巻し、多くの世界新記録の誕生が期待された。この期待通り、開催中に世界記録が25回、オリンピック記録が65回更新され、最終的に21種目で世界新記録が、30種目でオリンピック新記録が誕生した。これらの記録更新者は殆どがレーザー・レーサーを着用していたが、例外的にフェデリカ・ペレグリニだけは、レーザー・レーサーを着用しないで女子200m自由形で世界新記録を更新し金メダルを獲得した。[1] 種目金銀銅
概要
実施種目
屋内競技
自由形:50m、100m、200m、400m、800m(女子)、1500m(男子)、4×100mリレー、4×200mリレー
背泳ぎ:100m、200m
平泳ぎ:100m、200m
バタフライ:100m、200m
メドレー:200m個人メドレー、400m個人メドレー、4×100mメドレーリレー
屋外競技
オープンウォータースイミング:10km(男子、女子)
従来からの変更点
水着ルール改正
国際水泳連盟の2007年決定により、この大会から、表面に高速化のための様々な加工を施した水着の着用が禁止された。これにはいわゆる「鱗水着」など、素材そのものに加工を施した水着も対象として含まれる。上記SPEEDO社製のレーザー・レーサーはこの対策として誕生したものである。今大会では、ほとんどの選手がレーザー・レーサーを着用した。
決勝実施時間の変更
国際オリンピック委員会(IOC)は大会前の2006年10月26日、従来午後だった競泳の決勝実施時間を午前中にすると発表した。これはアメリカで競泳競技の放映権を持つNBCが東部時間のプライムタイムにあわせるよう要望したためである。しかし、欧州放送連合は選手のコンディションに悪影響を与えるとして、決勝競技を午後にすべきと抗議していたが、受け入れられなかった。
競技結果
男子競泳
50m自由形 セーザル・シエロ
ブラジル (BRA)21秒30
五輪新 アモリ・ルボー
フランス (FRA)21秒45 アラン・ベルナール
フランス (FRA)21秒49
100m自由形 アラン・ベルナール
フランス (FRA)47秒21 イーモン・サリバン
オーストラリア (AUS)47秒32 ジェイソン・レザク
アメリカ合衆国 (USA)47秒67
セーザル・シエロ