2008年中華民国総統選挙
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2008年中華民国総統選挙
2008年中華民國總統選舉

2004年 ←
2008年3月22日
→ 2012年


投票率76.33%( 3.95%)
 
候補者馬英九謝長廷
政党 中国国民党 民主進歩党
同盟泛藍連盟泛緑連盟
副総統候補者
蕭万長
蘇貞昌
得票数7,658,7245,445,239
得票率58.45%41.55%


地域別得票結果
  馬英九・蕭万長   謝長廷・蘇貞昌

選挙前総統

陳水扁
民主進歩党選出総統

馬英九
中国国民党

2008年中華民国総統選挙(2008ねんちゅうかみんこくそうとうせんきょ、: 2008年中華民國總統選舉)は、2008年民国97年)3月22日中華民国台湾)で行われた、総統副総統(第12期)を選出する選挙である。また、選挙原則が採用されてから4回目の選挙である。

中華民国憲法の「総統と副総統の任期は4年、再選は1度」という規定により、現職であった陳水扁(第10、11期総統)はこの選挙に出馬できない。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

選挙制度

総統候補は副総統候補とペアで出馬し、比較多数の候補ペアを当選者とする。

選挙権は、自由地区(台湾地区)に6ヶ月以上在住する20歳以上の中華民国国民に与えられ、在外住民も選挙権を有する。

被選挙権は、自由地区に6か月以上在住し、中華民国国民として15年以上経過した40歳以上が被選挙人として登録できる。ただし、中華民国国籍を回復、帰化した者、大陸地区(中華人民共和国香港マカオ)から移住してきた国民は被選挙人として登録できない。

立候補にあたって政党(直近の国政選挙で5%以上の得票)からの推薦を得るか、複数の政党による推薦(推薦政党の直近国政選挙の得票数合計が5%以上)が必要である。

無所属で立候補する場合は被署名推薦と呼ばれ、直近立法院選挙有権者の1.5%の署名を中央選挙委員会に提出する必要があり、署名の結果をもって、立候補資格を得ることが可能となる[1]
候補者

泛緑連盟泛藍連盟
民主進歩党 中国国民党
総統候補副総統候補総統候補副総統候補
謝長廷蘇貞昌馬英九蕭万長

行政院長
党主席元行政院長
元党主席元台北市長
党主席元行政院長
元党主席

謝候補への投票者は投票用紙に 1 を、馬候補への投票者は投票用紙に 2 を記入する記名式投票である。
民主進歩党

国民党の馬英九主席の出馬表明を受けて、民進党の中央常務委員会は2007年2月14日、総統選挙の告示を3月1日に行うことを決定した。当初の予備選挙のスケジュールは、

3月5日?9日:立候補受付

5月6日:党員投票

5月7日?28日:世論調査

5月30日:候補者決定

というものだった。

党内で最初に出馬を表明したのは元中華民国の首相#行政院長行政院長謝長廷で、2月16日に早々と出馬表明を行った。さらに、2月22日には党主席の游錫?、25日には行政院長の蘇貞昌が相次いで出馬宣言を行った。3月6日になって呂秀蓮副総統が出馬を表明するとともに、予備選挙立候補手続きを行った。すでに出馬を表明していた3人はそれぞれ8日に手続きを行い、民進党の「四天王(四大天王)」と呼ばれる4人で選挙戦を争う構図となった。

台湾社による討論会(呂は不参加)や、党主催による3回のテレビ討論会を経て、5月6日に党員投票が行われた。投票率は56.11%だった。

順位名前得票得票率
1謝長廷62,85144.66%
2蘇貞昌46,99733.40%
3游錫?22,21315.78%
4呂秀蓮8,6686.16%

党員投票の結果、謝長廷が他の候補を大きく引き離して勝利した。次点の蘇貞昌との差は1万6000票近くもあり、また事前の各種世論調査でも謝長廷のリードが伝えられていたこともあったことから、蘇貞昌と游錫?はその日のうちに予備選挙からの撤退を表明。呂秀蓮は当初こそ選挙戦を続けると表明していたが、翌日に予備選挙撤退と謝長廷支持を表明した。3人の候補者が予備選挙の辞退を宣言したことにより、世論調査を行わずに予備選挙を終了することとなった。5月30日、正式に謝長廷が民進党の候補者として決定された。

謝長廷が副総統候補として誰を指名するかについて、蘇貞昌や葉菊蘭行政院副院長の名前が挙がっていたが、8月15日に蘇貞昌を副総統候補に指名した。
中国国民党

2005年7月に行われた党主席選挙では馬英九王金平立法院長に20万票以上の大差をつけるなど、以前から馬英九が国民党の候補者に選ばれる空気が出来上がりつつあった。しかし2006年後半から取り沙汰された台北市長時代の特別支出費に関する横領疑惑で状況が一変する。2007年2月に馬英九が起訴されると、2月13日に中央常務委員会を開き、起訴された段階で党員としての権利が停止され一審で有罪となれば除名されるという「排黒条款」について、党章(党規約)に抵触するとして無効とする見解を示した。しかしこのことが反って馬英九を総統選挙の候補者にするためのものだという批判を呼んだ。

国民党の予備選挙には馬英九の他に高雄師範大学の雷僑雲教授が出馬を表明したが、雷僑雲は予備選挙への登録に必要な署名を集めることができなかった。また、出馬が有力視されていた王金平も立候補の表明を行わなかった。このため、予備選挙への登録を行えたのは馬英九1人人という状況になり、国民党は5月2日、中央常務委員会において馬英九を総統選挙の候補者とすることを正式に決定した。

総統選挙には副総統候補とコンビで立候補することになるが、馬英九は副総統候補の人選に苦労することになる。当初、副総統候補を王金平と考えていたが、互いの意見が一致せず、両者の話し合いは5月31日に決裂する。6月23日、副総統候補として蕭万長元行政院長が最終的に選ばれた。
無所属ほか

立候補にあたっては、2004年の総統選挙あるいは2008年の立法委員選挙で5%を超える票を得た政党(上記の2政党のほか、親民党が該当[2])が総統・副総統候補を推薦できるほか、その他の小政党・無所属の者も一定数の署名があれば候補者になれる。これに基づき、客家党の林金英と宋楚瑜(親民党の宋楚瑜とは同姓同名の別人)、大道慈悲済世党の王崇任と趙連出、無所属の蕭陽義と張振徳が立候補を目指したが期日までに規定の署名が集まらず、民主進歩党と中国国民党の2党の候補者による直接対決となった。

この他、署名による立候補届出の動きを行わなかったものの、立候補の意向を示したことがある人物として、黄越綏、柯賜海、蔡勝文、陳源奇、洪熙寧、張俊宏がいた。


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