2008年の日本シリーズ
[Wikipedia|▼Menu]

2008年の日本シリーズ
2008年日本シリーズ 西武vs巨人 スコアーボード(2008年11月9日撮影)
ゲームデータ
日本一
埼玉西武ライオンズ
4年ぶり13回目
4勝3敗
試合日程2008年平成20年)11月1日 - 11月9日
最高殊勲選手岸孝之(西武)
敢闘賞選手アレックス・ラミレス(巨人)
チームデータ
埼玉西武ライオンズ()
監督渡辺久信
シーズン成績76勝64敗4分
(シーズン1位/CS優勝)
読売ジャイアンツ()
監督原辰徳
シーズン成績84勝57敗3分
(シーズン1位/CS優勝)
クライマックスシリーズ
セントラル・リーグ
パシフィック・リーグ
日本シリーズ ≪ 2007 2009 ≫
テンプレートを表示
2008年日本シリーズ 西武vs巨人 表彰式(2008年11月9日撮影).mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキニュースに関連記事があります。

2008プロ野球日本シリーズ 埼玉西武4年ぶりの日本一

2008年の日本シリーズ(2008ねんのにっぽんシリーズ、2008ねんのにほんシリーズ)は、2008年平成20年)11月1日から11月9日に行われた、セントラル・リーグクライマックスシリーズ勝者の読売ジャイアンツパシフィック・リーグクライマックスシリーズ勝者の埼玉西武ライオンズによる59回目のプロ野球日本選手権シリーズ試合である。
概要

パ・リーグレギュラーシーズンを首位に立ってから一度も陥落することなく優勝しクライマックスシリーズも制した埼玉西武ライオンズと、最大13ゲーム差を逆転して優勝しクライマックスシリーズも制した読売ジャイアンツの対決であり、2年ぶりにリーグ優勝(公式戦1位)チーム同士が日本一の座を争うことになった。この2チームの対戦および関東地方に本拠地を置くチーム同士の対戦は、2002年以来6年ぶりである。

指揮を執る西武の渡辺久信、巨人の原辰徳両監督は、現役時代3度(1987年1990年1994年)日本シリーズで顔合わせしており、このシリーズでは初めて監督として対峙することになった。

西武はシーズン優勝の原動力となったクレイグ・ブラゼルG.G.佐藤といった主力が日本シリーズを欠場、さらに第5戦で細川亨がケガで離脱し先に王手をかけられたが、第6戦、第7戦で2連勝し、2004年以来となる4年ぶりの日本一を勝ち取った。西武がレギュラーシーズン1位から日本一を達成したのは、1992年以来16年ぶりだった。西武の渡辺監督は前任の伊東勤と同様、史上8人目となる就任初年度の日本一を達成した。

一方の巨人は阿部慎之助がケガで守備につけず、高橋由伸が腰痛で日本シリーズを欠場しながらも第5戦で先に王手をかけたが、本拠地東京ドームの試合では4戦中3敗(第1戦、第6戦、第7戦)を喫し、6年ぶりの日本一には届かなかった。巨人が東京ドームで対戦相手に日本一を決められたのは、東京ドームが開場となった1988年以来初めてとなった。

このシリーズ勝者の西武は、東京ドームで開催されるアジアシリーズ2008に日本代表として出場する権利を得た。

なおこの年を最後に西武の日本シリーズ進出はなく、2021年オリックス・バファローズ1996年(当時はオリックス・ブルーウェーブ)以来、約25年ぶりの日本シリーズに進出をした事により西武は全12球団の中では日本シリーズから最も遠ざかっている球団となった。また翌2022年にはオリックスが26年ぶり5回目の日本一を決めた事により、西武はパ・リーグ全6球団で最も日本一から遠ざかっている球団となった。
クライマックスシリーズからのトーナメント表

CS1stCS2nd日本選手権シリーズ
          


 
(6戦4勝制<含・アドバンテージ1>)
東京ドーム
 
 巨人(セ優勝)☆●○△○
(3戦2勝制)
京セラドーム大阪
 中日★○●△●
 阪神(セ2位)●○●
(7戦4勝制)
東京ドーム
西武ドーム
 中日(セ3位)○●○
 巨人(セCS優勝)●○○●○●●

 西武(パCS優勝)○●●○●○○
 
(6戦4勝制<含・アドバンテージ1>)
県大宮
西武ドーム
 
 西武(パ優勝)☆○●●○○
(3戦2勝制)
京セラドーム大阪 
 日本ハム★●○○●●
 オリックス(パ2位)●●   

 日本ハム(パ3位)○○   

☆・★=クライマックスシリーズ・2ndのアドバンテージ1勝・1敗分
試合日程

11月1日 - 第1戦
東京ドーム

11月2日 - 第2戦 東京ドーム

11月4日 - 第3戦 西武ドーム

11月5日 - 第4戦 西武ドーム

11月6日 - 第5戦 西武ドーム

11月8日 - 第6戦 東京ドーム

11月9日 - 第7戦 東京ドーム
試合開始は全試合18時15分(JST)。
試合経過等

2008年 日本シリーズ日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
11月1日(土)第1戦埼玉西武ライオンズ2 - 1読売ジャイアンツ東京ドーム
11月2日(日)第2戦埼玉西武ライオンズ2 - 3読売ジャイアンツ
11月3日(月)移動日
11月4日(火)第3戦読売ジャイアンツ6 - 4埼玉西武ライオンズ西武ドーム
11月5日(水)第4戦読売ジャイアンツ0 - 5埼玉西武ライオンズ
11月6日(木)第5戦読売ジャイアンツ7 - 3埼玉西武ライオンズ
11月7日(金)移動日
11月8日(土)第6戦埼玉西武ライオンズ4 - 1読売ジャイアンツ東京ドーム
11月9日(日)第7戦埼玉西武ライオンズ3 - 2読売ジャイアンツ
優勝:埼玉西武ライオンズ(4年ぶり13回目)

第1戦

11月1日 ●巨人1-2西武○(東京ドーム


 123456789RHE
西武000011000261
巨人000100000120

西:○涌井-Sグラマン

巨:●上原-越智-西村健

:涌井(1勝)  :上原(1敗)  S:グラマン(1S)  

本塁打
西:後藤武1号ソロ、中島1号ソロ


*開始 18時15分 有料入場者 44,757人 時間 2時間45分

審判 球審=笠原(セ) 塁審=佐藤(パ)、真鍋(セ)、津川(パ) 外審=(セ)、丹波(パ)



国歌独唱は錦織健、始球式のバッテリーは上野由岐子峰幸代(ともにルネサス高崎北京オリンピック女子ソフトボール金メダリスト)が務めた。

オーダー

西武
1(二)片岡
2(中)左栗山
3(遊)中島
4(三)中村
5(一)石井義
6(左)後藤武
グラマン
7(右)ボカチカ
佐藤友
8(捕)細川
9(投)涌井
赤田

巨人
1(中)鈴木尚
2(二)木村拓
寺内
3(三)小笠原
4(左)ラミレス
5(一)李承Y
6(右)亀井
7(遊)坂本
8(捕)鶴岡
脇谷
西村健
9(投)上原
越智
阿部
加藤

巨人が4回裏にラミレスのタイムリー二塁打で先制するが、西武は直後の5回表に後藤武の本塁打で同点に追いつく。そして、6回表には中島の本塁打で勝ち越し、これが決勝点となり西武が先勝した。巨人は2000年の日本シリーズ第3戦(対福岡ダイエー)から続いていた日本シリーズでの連勝が8でストップした。また、上原は日本シリーズ初黒星となった。
第2戦

11月2日 ○巨人3?2西武●(東京ドーム)


 123456789RHE
西武000200000230
巨人010001001X380

西:帆足-大沼-H星野-H小野寺-●岡本真

巨:高橋尚-西村健-○越智

:越智(1勝)  :岡本真(1敗)  

本塁打
西:中島2号2ラン
巨:ラミレス1号ソロ

*開始 18時17分 有料入場者 44,814人 時間 3時間18分

審判 球審=丹波(パ) 塁審=谷(セ)、佐藤(パ)、真鍋(セ) 外審=中村稔(パ)、有隅(セ)

オーダー

西武
1(二)片岡
2(中)栗山
3(遊)中島
4(三)中村
5(一)江藤
打一石井義
6(左)後藤武
7(右)赤田
星野
小野寺
岡本真
8(捕)細川
9(投)帆足
平尾
大沼
右佐藤友

巨人
1(中)鈴木尚
2(二)木村拓
3(三)小笠原
走三寺内
4(左)ラミレス
5(一)李承Y
6(右)
投西村健
大道
投越智
7(遊)坂本
8(捕)鶴岡
9(投)高橋尚
右亀井

巨人は2回裏に四球と死球で無死一・二塁と好機を得て、犠打と鶴岡の犠飛で無安打で先制。西武は4回表に中島の2試合連続となる2ラン本塁打で逆転した。巨人は6回裏に亀井のタイムリー二塁打で同点に追いつき、9回裏にラミレスの岡本真からの本塁打でサヨナラ勝ちした。サヨナラ本塁打による決着は2003年阪神対ダイエー第4戦での金本知憲以来で、巨人の日本シリーズでのサヨナラ勝ちは1983年の対西武第5戦でのヘクター・クルーズ以来、25年ぶり9回目。西武が日本シリーズでサヨナラ負けを喫するのは、1992年のヤクルト対西武戦の第6戦以来16年ぶり。
第3戦

11月4日 ●西武4-6巨人○(西武ドーム)


 123456789RHE
巨人130001010680
西武000004000470

巨:○内海-H西村健-H越智-Sクルーン

西:●石井一-小野寺-星野-谷中

:内海(1勝)  :石井一(1敗)  S:クルーン(1S)  

本塁打
巨:鈴木尚1号3ラン、ラミレス2号ソロ、小笠原1号ソロ
西:中村1号3ラン

*開始 18時18分 有料入場者 24,495人 時間 3時間14分

審判 球審=有隅(セ) 塁審=中村稔(パ)、谷(セ)、佐藤(パ) 外審=笠原(セ)、津川(パ)



始球式は田中マルクス闘莉王浦和レッズサッカー日本代表)が務めた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:98 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef