2008年の台風
[Wikipedia|▼Menu]

2008年の台風
軌跡の地図
最初の台風発生1月13日
最後の台風消滅12月18日
最も強かった
台風台風15号 ? 905 hPa,
115 kt (10分間平均)
熱帯低気圧の総数40
台風の総数22
総死亡者数1,936
総被害額5.97 億ドル (2008 USD)
年別台風
2006, 2007, 2008, 2009, 2010

2008年台風(2008ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。台風の発生数は22個で、日本へ上陸した台風は1個もなかった[1]1951年の統計開始以降では、1984年1986年2000年に次いで4度目である。ただし、日本に接近した台風は9個あった[2]
台風の日本上陸数

台風の年間日本上陸数上陸数が多い年上陸数が少ない年
順位年上陸数順位年上陸数
1
2004年1012020年 2008年 2000年
1986年 1984年0
22016年 1993年 1990年662023年 2009年 1995年 1987年 1980年
1977年 1973年 1957年1
52019年 2018年 1989年 1966年
1965年 1962年 1954年5


月別の台風発生数

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
14124423122

各熱帯低気圧の活動時期
「台風」に分類されている熱帯低気圧
台風1号(ノグリー)

200801・02W・アンボ

タイフーン (JMA)
カテゴリー3 タイフーン (SSHWS)



発生期間4月15日 ? 4月20日
ピーク時の強さ80 kt (10分間平均) 
960 hPa

4月15日に南シナ海で発生し、アジア名「ノグリー(Neoguri)」と命名された[3]。その後北上して、海南島に接近後に中国南部の広東省に上陸。台風の影響で南シナ海では40人の漁師が行方不明となったほか、台風が上陸した中国では3人が死亡した。
台風2号(ラマスーン)

200802・03W・ブッチョイ

タイフーン (JMA)
カテゴリー4 スーパー タイフーン (SSHWS)



発生期間5月8日 ? 5月13日
ピーク時の強さ105 kt (10分間平均) 
915 hPa

5月7日9時にフィリピンの東の海上で発生した熱帯低気圧が西進し、8日3時にミンダナオ島の東で台風となって、アジア名「ラマスーン(Rammasun)」と命名された[4]。命名国はタイで、雷神を意味する[4]。発生当初から雲の形のバランスが良かったため、台風は進路を北に変えて勢力を強めながら進み、10日21時に同海域で、台風としてはこの年初めて「猛烈な」勢力となり最盛期を迎えた。その後は北緯20度付近で急速に勢力を弱め、衰えながら日本の南の海上を北東に進み、13日9時に八丈島の南東の海上で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は東北東に進んで、14日21時に日本の東海上において消滅した[1]。台風が接近した八丈島では13日に暴風となり、最大瞬間風速36.1m/sを記録したほか、農作物への被害が発生した。
台風3号(マットゥモ)

200803・04W・ディンド

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)



発生期間5月15日 ? 5月17日
ピーク時の強さ50 kt (10分間平均) 
992 hPa

5月14日15時にルソン島の東の海上で発生した熱帯低気圧は北東に進み、15日21時に沖縄の南の海上で台風となって、アジア名「マットゥモ(Matmo)」と命名された[5]。台風は東北東に進みながら若干の発達し、16日15時に日本の南海上で勢力がピークに達したが、台風の雲は当初からまとまりのない形をしていたため、あまり強くはならなかった。 その後、台風は進路を東に変えながら勢力を弱め、17日9時に硫黄島の北の海上で熱帯低気圧に変わり、同日15時に消滅した[1]
台風4号(ハーロン)

200804・05W・コスメ

シビア・トロピカル・ストーム (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)



発生期間5月16日 ? 5月20日
ピーク時の強さ60 kt (10分間平均) 
975 hPa

5月14日21時に南シナ海で発生した熱帯低気圧が北に進み、次第に進路を北東に変えながら、16日15時に台風となって、アジア名「ハーロン(Halong)」と命名された[6]。台風は当初は停滞していたが、発達しながら進んで、ルソン島の西岸沖にて最盛期を迎えた。その後はルソン島の北部に上陸して勢力が一旦衰えたが,ルソン島を通過した後に再びゆっくりと発達し、沖縄の南海上へ進んだ。その後も北東に進み続けて次第に勢力を弱め、20日21時に八丈島の南東の海上で温帯低気圧へと変わった。温帯低気圧は日本の東海上を北東に進み、カムチャツカ半島の南東海上にて24日21時に消滅した[1]
台風5号(ナクリー)

200805・06W・エンテン

タイフーン (JMA)
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS)



発生期間5月27日 ? 6月3日
ピーク時の強さ100 kt (10分間平均) 
930 hPa

5月26日15時にヤップ島の東の海上で発生した熱帯低気圧が北西に進み、27日15時にフィリピンの東で台風となって、アジア名「ナクリー(Nakri)」と命名された[7]。命名国はカンボジアで、花の名前に由来する[7]。台風は北西にゆっくり進みながら勢力を強め、29日21時に最盛期を迎えた。台風は6月1日にかけて、勢力を弱めながら北に進路を変 え、沖ノ鳥島の西海上を通過。しかし2日の午前中にわずかに再発達し、日本の南海上を北東進した。その後は勢力が衰えていき、3日15時には八丈島の東の海上で温帯低気圧へと変わった。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:87 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef