2007年ロシア下院選挙
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2007年ロシア下院選挙
下院議会定数:450議席

2007年12月2日
種類: 立法議会

基礎データ
投票数:69,537,065
  63.71%  14.3%
有効投票数:68,777,136
無効票:759,929

選挙結果

統一ロシア - ボリス・グルイズロフ
得票:44,714,241  96.3%
獲得議席:315  41.3%
  64.30%

共産党 - ゲンナジー・ジュガーノフ
得票:8,046,886  5.2%
獲得議席:57  9.6%
  11.57%

自由民主党 - ウラジーミル・ジリノフスキー
得票:5,660,823  18.5%
獲得議席:40  11.1%
  8.14%

公正ロシア - セルゲイ・ミロノフ
得票:5,383,639  
獲得議席:38  
  7.74%

ロシア農業党 - ウラジーミル・プロトニコフ
得票:1,600,234  
獲得議席:0  
  2.30%

ヤブロコ - セルゲイ・ミトロヒン
得票:1,108,985  
獲得議席:0  
  1.59%

市民の力 - アレクサンドル・リャフキン
得票:733,604  
獲得議席:0  
  1.05%

国家会議議長
現職
ボリス・グルイズロフ
統一ロシア選出
ボリス・グルイズロフ
統一ロシア


2007年ロシア下院選挙(にせんななねんロシアかいんせんきょ)は、ロシア連邦議会下院国家院、Gosudarstvennaya Duma、定数450議席)の選挙2007年12月2日投開票。
特徴

この選挙は、8年の任期を約半年残したウラジーミル・プーチン大統領にとって事実上の信任投票を意味する。プーチン与党である統一ロシアが憲法改正可能な全議席の3分の2以上の議席を獲得した上で、議席をどの程度上積みできるかが焦点とされた。

従来の小選挙区比例代表並立制が廃止され、完全比例代表制政党名簿比例代表)に選挙制度が変更された。また、阻止条項も従来の5パーセントから7パーセントに上昇され、プーチン政権に対して批判的な野党にとっては議席獲得が非常に困難なものになった(ヤブロコ右派勢力同盟といったロシアの野党勢力は、運営路線などを巡って対立を続けており、ただでさえ少ない支持層の奪い合いとなっている)。従来の政治ブロック(政党連合)の結成は禁止され、投票における全政党に反対という投票行動も廃止された。

ロシア時間は、UTC+2からUTC+12の時間帯に11の標準時を持ち、国内10時間の時差があるため、極東地方から投票が行われる。投票は日本時間の12月3日午前3時まで行われる。
有資格政党

当初、選挙前に選挙に参加する資格を有する政党は、15政党あった。2007年9月13日に、ロシアの愛国者ロシア再生党は選挙協定を締結したため、14の政党がロシア中央選挙管理委員会に立候補者名簿を提出した。このうち、緑の党に対して名簿に疑義があるとしてこれを受理せず、さらにロシア平和統一党人民同盟に対しても選挙戦への参加を認可せず、結局、中央選挙管理委員会によって下院選挙に参加が許可された政党は、以下の11政党となった。
ロシア農業党

市民勢力

ロシア民主党

ロシア連邦共産党

右派勢力同盟

ロシア社会正義党

ロシア自由民主党

公正ロシア

ロシアの愛国者

統一ロシア

ヤブロコ

選挙結果

投票率は62パーセントで、前回2003年下院選挙より6ポイント上昇した。

選挙期間中、旅券の発行やロシア連邦政府の妨害によって欧州安全保障協力機構(OSCE)が選挙監視団の派遣を断念するなど国際監視団の規模は大幅に縮小され選挙の公正さには疑問が残った。


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