2007年のドイツツーリングカー選手権
前年:2006翌年:2008

2007年のドイツツーリングカー選手権は、2000年に再開したドイツツーリングカー選手権の8回目のシーズンである。シーズンは開幕戦のホッケンハイムリンク、オープニングラップでの劇的なクラッシュから始まった。このクラッシュの結果、トム・クリステンセンとアレクサンドル・プレマーがリタイヤを余儀なくされた。ドライバーズタイトルはマティアス・エクストロームが獲得した。

ラウジッツリンクではセーフティーカーが誤ってレースをコントロールし、結果は混乱したものとなった。オーガナイザーはミカ・ハッキネンの優勝とポール・ディ・レスタの2位を認めたものの、他のドライバーはしかるべき順位とはならなかった。結果、各ドライバーに与えられたポイントは通常の二分の一となった。

ザントフォールトでは最終ストレートでアウディのドライバーが順位を交代し、プレマーに代わってマーティン・トムチェクが優勝した。アウディ・チームの監督はチームオーダーの存在を否定し、プレマーが自分で順位を交代したと発言した。

バルセロナではハッキネンがトムチェクと、ダニエル・ラ・ロサがマティアス・エクストロームと接触、クラッシュした。これらのアクシデントにより、アウディのドライバーはレースから9ラップ離れることとなった。ハッキネンとラ・ロサはレース結果から除外され（両名ともクラッシュによりリタイヤし、この処分は無意味なものとなった）、罰金を科されると共に最終戦では10グリッド降格処分となった。
2007年の参戦チーム・ドライバー

メーカー車両チーム車番ドライバー出場ラウンド
メルセデス・ベンツAMG-Mercedes C-Klasse 2007HWAチーム1 ベルント・シュナイダー全戦
2 ブルーノ・スペングラー全戦
5 ジェイミー・グリーン全戦
6 ミカ・ハッキネン全戦
AMG-Mercedes C-Klasse 2006パーソン・モータースポーツ9 ゲイリー・パフェット全戦
10 アレクサンドロス・マルガリティス全戦
AMG-Mercedes C-Klasse 200519 ポール・ディ・レスタ全戦
AMG-Mercedes C-Klasse 2006ミュッケ・モータースポーツ14 スージー・ストッダート全戦
15 ダニエル・ラ・ロサ全戦
AMG-Mercedes C-Klasse 200518 マティアス・ラウダ全戦
アウディAudi A4 DTM 2007アプト・スポーツライン3 マティアス・エクストローム全戦
4 マーティン・トムチェク全戦
7 トム・クリステンセン1, 5-10
フランク・ビエラ2
マルクス・ヴィンケルホック3-4
8 ティモ・シャイダー全戦
Audi A4 DTM 2006チーム・ロズベルグ11 マイク・ロッケンフェラー全戦
12 ルーカス・ルハー全戦
チーム・フェニックス16 クリスチャン・アプト全戦
17 アレクサンドル・プレマー1, 3-10
マルコ・ヴェルナー2
Audi A4 DTM 2005フューチャーコムTME20 アダム・キャロル1-5
マルクス・ヴィンケルホック6-10
21 バニーナ・イクス全戦

2007年の開催スケジュールと勝者

ラウンドサーキット開催日現地時間ポールポジションファステストラップ優勝ドライバー優勝チーム優勝マニファクチャラーTV
Prasentation Dusseldorf4月15日10:00
1 ホッケンハイムリンク4月22日14:00 ブルーノ・スペングラー マティアス・エクストローム マティアス・エクストロームアウディ・スポーツチーム・アプト・スポーツラインアウディARD
2 オッシャースレーベン5月6日14:00 ミカ・ハッキネン ジェイミー・グリーン ゲイリー・パフェットLaureus AMG-メルセデスメルセデスARD
3 ユーロスピードウェイ・ラウジッツ5月20日14:00 ブルーノ・スペングラー マティアス・エクストローム ミカ・ハッキネンAMG-メルセデスメルセデスARD